レプリカの管理

新規のパーティションを作成すると、デフォルトではeDirectoryツリー内の1つまたは複数のサーバにそのパーティションのレプリカが作成されます。以降の手順では、ツリーのパーティションのレプリカを設定する方法について説明します。レプリカの概念とガイドラインについては、『Novell eDirectory管理ガイド』の「ツリーの複製のガイドライン」および「パーティションおよびレプリカの管理」を参照してください。


このセクションでは、次の項目について説明します。


レプリカ情報を表示する

  1. 左側の画面で、サーバまたはパーティションルート(横にPartition iconアイコンのあるコンテナ)を右クリックし、[ビュー]>[パーティションとレプリカビュー]の順にクリックします。

    サーバを選択すると、複製元のパーティションとは無関係に、すべてのレプリカが表示されます。パーティションルートを選択すると、格納先のサーバとは無関係に、すべてのパーティションのレプリカが表示されます。

    右側の画面には、選択したレプリカのリストが表示されます。各レプリカのタイプとステータスも表示されます。レプリカタイプについては、『Novell eDirectory管理ガイド』の「レプリカ」を参照してください。レプリカステータスについては、レプリカステータスについてを参照してください。

  2. 特定のレプリカの詳しい情報(最後にレプリカが同期した時刻やエラーの有無など)を表示するには、次の手順を実行します。

    1. 右側の画面で、目的のレプリカを選択します。

    2. ツールバーの[情報]ボタンをクリックします。

      [レプリカ情報]ダイアログボックスが表示されます。個々の情報フィールドの詳細については、[ヘルプ]をクリックしてください。同期エラーが発生している場合は、エラー番号の横にある疑問符をクリックして詳細を確認します。


レプリカを追加する

  1. 左側の画面で、複製するパーティションのルートコンテナ(横にPartition iconアイコンのあるコンテナ)を右クリックし、[ビュー]>[パーティションとレプリカビュー]の順にクリックします。

    右側の画面には、そのパーティションのレプリカがすでに作成されているサーバのリストが表示されます。

  2. ツールバーの[レプリカの追加]ボタンをクリックします。

  3. [サーバ名]フィールドの横にある[参照]ボタンをクリックし、新規のレプリカを作成するサーバを選択して、[OK]をクリックします。

  4. レプリカのタイプを選択します。

    詳細については、[ヘルプ]をクリックしてください。

  5. [OK]をクリックします。


レプリカを削除する

  1. 左側の画面で、レプリカ(パーティションのコピー)を保持しているサーバか、パーティションのルートコンテナ(横にPartition iconアイコンのあるコンテナ)を右クリックし、[ビュー]>[パーティションとレプリカビュー]の順にクリックします。

    右側の画面には、選択したサーバ上のレプリカのリストまたは選択したパーティションのレプリカのリストが表示されます。各レプリカのタイプとステータスも表示されます。レプリカタイプについては、『Novell eDirectory管理ガイド』の「レプリカ」を参照してください。レプリカステータスについては、レプリカステータスについてを参照してください。

  2. レプリカの削除が及ぼす影響について理解している必要があります。

    Novell eDirectory管理ガイド』の「レプリカの追加、削除、タイプの変更」を参照してください。

  3. 右側の画面で、目的のレプリカを選択します。

  4. ツールバーの[レプリカの削除]>[はい]の順にクリックします。


レプリカを変更する

  1. 左側の画面で、レプリカ(パーティションのコピー)を保持しているサーバか、パーティションのルートコンテナ(横にPartition iconアイコンのあるコンテナ)を右クリックし、[ビュー]>[パーティションとレプリカビュー]の順にクリックします。

    右側の画面には、選択したサーバ上のレプリカのリストまたは選択したパーティションのレプリカのリストが表示されます。各レプリカのタイプとステータスも表示されます。レプリカタイプについては、『Novell eDirectory管理ガイド』の「レプリカ」を参照してください。レプリカステータスについては、レプリカステータスについてを参照してください。

  2. レプリカの変更が及ぼす影響について理解している必要があります。

    Novell eDirectory管理ガイド』の「レプリカの追加、削除、タイプの変更」を参照してください。

  3. ツールバーの[レプリカタイプの変更]ボタンをクリックします。

  4. レプリカを必要に応じて変更します。

    詳細については、[ヘルプ]をクリックしてください。

    1. レプリカタイプを変更するには、そのタイプを選択します。

    2. フィルタ済みレプリカタイプについては、次の選択したデータだけを複製するを参照してください。

  5. [OK]をクリックします。


選択したデータだけを複製する

すでに説明した手順でレプリカを追加または変更するとき、フィルタ済みレプリカタイプを選択し、[フィルタの作成/編集]をクリックします。レプリカに含めるオブジェクトとプロパティだけを選択します。

この処理を正しく実行するには、NDS eDirectory 8.5以降でツリーが動作している必要があります。