Password Policy (パスワードポリシー)のトラブルシューティング

• iManagerセルフサービスログイン時における完全なDNの要求 - ログインプロンプトで完全なDNを入力する必要がある場合、該当するユーザオブジェクトは、iManager/Portal設定中に指定されたコンテナの下層には存在しない可能性があります。Portal Servlet Configuration Wizard (http://your_iManager_server/nps/servlet/)を実行して、コンテキストレスログイン用に追加のログインコンテナを指定する必要があります。パスワードを忘れた場合の機能も、この設定を使用してユーザのDNを解決します。
• ユーザにPassword Policy (パスワードポリシー)が割り当てられていないことを示すエラー - ［Set Universal Password］タスクから、ユーザにPassword Policy (パスワードポリシー)が割り当てられていないことを知らせるエラーメッセージが表示される場合、そのユーザにPassword Policy (パスワードポリシー)が割り当てられいることがわかっているときは、SSLに問題があると考えられます。
  • SSL設定に問題があることを確認するには、［View Policy Assignment］タスクを使用して、そのユーザのポリシーを確認します。［View Policy Assignment］タスクでNMASトランスポートエラーが表示される場合も、SSLが適切に設定されていないことを示している可能性があります。
  • iManagerを実行しているWebサーバとeDirectoryの主ツリーの間でSSLが正しく設定されていることを確認します。WebサーバとeDirectoryの間に証明書が設定されていることを確認します。

    Windows 2000マシン上でIISをWebサーバとしてiManagerを実行している場合、iManagerのインストール時に適切に証明書が自動的に設定されないため、これが問題になる可能性があります。

  • 単純なバインドのためにTLSを要求しない場合は、ステップ 6の注記およびPassword Policy (パスワードポリシー)の使用に関する前提条件で説明されているように、正しいLDAP SSLポートを指定していることを確認する必要があります。
• チャレンジ/レスポンス方式の質問の使用 - iManager 2.02がサポートするブラウザを使用していることを確認します。
• 新しいコンテナ内のユーザへのアクセス権の付与 - iManagerまたはNovellポータル製品(exteNd^TM Director^TM Standard Editionなど)の1つを設定する場合は、ポータルユーザコンテナを指定してください。通常、ツリー内のすべてのユーザがポータル機能にアクセスできるように、ツリーの高レベルにあるコンテナを指定します。すべてのユーザがそのコンテナの下層に存在していれば、すべてのユーザに、パスワードを忘れた場合のセルフサービスとパスワードのリセットセルフサービスへのアクセスが付与されます。

  後でユーザが含まれるコンテナをポータルユーザコンテナ外に作成し、これらのユーザが、パスワードを忘れた場合の機能およびパスワードリセットの機能にアクセスできない場合は、その新しいコンテナのChallenge Response Setup、Change Universal Password、およびHint Setupというガジェットに明示的に権限を割り当てる必要があります。

  新しいユーザをポータルユーザコンテナに追加する方法については、『Novell exteNd Director Platform Edition Installation and Configuration Guide (Novell exteNd Director Platform Editionのイントールと設定ガイド)』の「Portal User (ポータルユーザ)」を参照してください。

• NMAS LDAPトランスポートエラー - マルチサーバ環境にIdentity Managerをインストールし、iManagerで特定のパスワード管理プラグインを使用した場合、「NMAS LDAP Transport Error」から始まるエラーが表示されることがあります。

  このエラーの一般的な原因の1つは、PortalServlet.propertiesファイルが、Identity Managerに必要なNMAS^TM拡張機能を持たないLDAPサーバを指していることにあります。PortalServlet.propertiesファイルを開き、LDAPサーバのアドレスがIdentity Managerをインストールしたサーバと同じサーバであることを確認してください。

  考えられるその他の原因:

  • LDAPサーバが実行されていない。
  • LDAP用に、プラグインを実行するiManagerサーバとLDAPサーバの間でSSLが設定されていない。
  • iManagerで他のツリーにログインしてリモートのIdentity Manager DirXMLサーバを管理する場合、リモートサーバのIPアドレスの代わりにサーバ名を使用すると、エラーが発生することがある。
  • 認証するツリーのルート認証局証明書は、認証局証明書としてWebサーバにインポートする必要がある。keytool.exeを使用して証明書をWebサーバにエクスポートできます(eGuideをインストールする場合、この証明書は設定処理中にWebサーバにエクスポートされます)。
  • eDirectory内のLDAPサーバグループオブジェクトは、単純なバインドにTLSを要求するように設定する必要がある。このオプションは、iManagerのLDAPサーバオブジェクトプロパティを編集することで設定します。
• Identity Managerパスワード同期を使用する場合は、次の節も参照してください。
  • パスワード同期のトラブルシューティング
  • パスワード同期の実装に記載されている各シナリオのトラブルシューティングに関する節
  • ドライバマニュアルのWebサイトに掲載されている、関連する特定のドライブのマニュアル