このセクションでは、次の情報について説明します。
ndsmanageユーティリティを使用すると、次の操作を実行できます。
次の表で、eDirectoryインスタンスを表示する方法について説明します。
表 3. インスタンスを表示する際のndsmanageの使用法
構文 | 説明 |
---|---|
ndsmanage |
設定したすべてのインスタンスを表示します。 |
ndsmanage -a|--all |
eDirectoryの特定のインストールを使用しているすべてのユーザのインスタンスを表示します。 |
ndsmanage ユーザ名 |
特定のユーザによって設定されたインスタンスを表示します。 |
各インスタンスについて、次のフィールドが表示されます。
注: このユーティリティは、単一のバイナリに対して設定されたすべてのインスタンスを表示します。
詳細については、ndsmanageユーティリティの出力画面を参照してください。
各インスタンスについて、次の操作を実行できます。
これらの操作以外に、選択したインスタンスに対してndstraceを実行することもできます。
自分が設定したインスタンスを開始する
次のコマンドを入力します。
ndsmanage
開始するインスタンスを選択します。
メニューが拡張し、特定のインスタンスに対して実行可能なオプションが表示されます。
図 6インスタンスを開始するには、「s」と入力します。
または、コマンドプロンプトに次のコマンドを入力することもできます。
ndsmanage start --config-file 自分が設定したインスタンスの設定ファイル
自分が設定したインスタンスを停止する
次のコマンドを入力します。
ndsmanage
停止するインスタンスを選択します。
メニューが拡張し、特定のインスタンスに対して実行可能なオプションが表示されます。詳細については、ndsmanageユーティリティのインスタンスオプションの出力画面を参照してください。
インスタンスを停止するには、「k」と入力します。
または、コマンドプロンプトに次のコマンドを入力することもできます。
ndsmanage stop --config-file 自分が設定したインスタンスの環境設定ファイル
インスタンスの設定を解除する
次のコマンドを入力します。
ndsmanage
設定解除するインスタンスを選択します。
メニューが拡張し、特定のインスタンスに対して実行可能なオプションが表示されます。詳細については、ndsmanageユーティリティのインスタンスオプションの出力画面を参照してください。
インスタンスを設定解除するには、「d」と入力します。
自分が設定したすべてのインスタンスを開始および停止できます。
自分が設定したすべてのインスタンスを開始するには、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。
ndsmanage startall
特定のインスタンスを開始するには、「特定のインスタンスの開始」を参照してください。
自分が設定したすべてのインスタンスを停止するには、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。
ndsmanage stopall
特定のインスタンスを停止するには、「特定のインスタンスの停止」を参照してください。
複数インスタンスの設定中に、ホスト名、ポート番号、および一意な環境設定ファイルのパスを、各インスタンスに割り当てます。このホスト名とポート番号が、インスタンスの識別子になります。
ほとんどのユーティリティには、特定のインスタンスを指定することができる「-h ホスト名:ポート」オプションまたは「--config-file 環境設定ファイルの場所」オプションが用意されています。詳細については、ユーティリティのマニュアルページを参照してください。
特定のインスタンスに対してユーティリティを実行する場合は、ユーティリティのコマンドにインスタンスの識別子を含める必要があります。インスタンスの識別子になるのは、環境設定ファイルのパス、ホスト名、およびポート番号です。「--config-file 環境設定ファイルの場所」または「-h ホスト名:ポート」を使用すると、特定のインスタンスに対してユーティリティを実行できます。
コマンドにインスタンス識別子を指定しないと、ユーザが所有するさまざまなインスタンスが表示され、ユーティリティの実行対象にするインスタンスを選択するように求められます。
たとえば、--config-fileオプションを指定して特定のインスタンスに対してndstraceを実行する場合は、次のように入力します。
ndstrace --config-file 場所を指定した環境設定ファイル