ヘルスチェックのタイプ
ndscheckユーティリティまたはアップグレードの実行時には、次のタイプのヘルスチェックが実行されます。
ndscheckユーティリティを実行すると、結果が画面に表示され、ログがndscheck.logに記録されます。ログファイルの詳細については「ログファイル」を参照してください。
アップグレードの一部としてヘルスチェックを実行した場合、エラーが検出されると、検出されたエラーのタイプに応じて、アップグレードを続行するかどうかの確認が求められるか、または処理が中断されます。エラーのタイプは、「状態のカテゴリ」に記載されています。
基本的なサーバの状態
これは、ヘルスチェックの最初の段階です。ヘルスチェックユーティリティは次の内容をチェックします。
- eDirectoryサービスが動作している。DIBが開いていて、ツリー名などの基本的なツリー情報を読むことができる。
- サーバがそれぞれのポート番号を監視している。
LDAPに関しては、TCPポート番号とSSLポート番号を取得して、サーバがこれらのポートを監視しているかどうかをチェックします。
同様に、HTTPポート番号とHTTPSポート番号を取得して、サーバがこれらのポートを監視しているかどうかをチェックします。
パーティションとレプリカの状態
基本的なサーバの状態のチェック後は、次のとおり、パーティションとレプリカの状態をチェックします。
- ローカルに保持されているパーティションのレプリカの状態をチェックします。
- サーバによって保持されているすべてのパーティションのレプリカリングを読み込み、レプリカリング内のすべてのサーバが動作していて、すべてのレプリカが使用可能な状態であることをチェックします。
- レプリカリング内のすべてのサーバの時刻同期をチェックし、サーバ間の時刻の違いを表示します。