eGuideのインタフェースと使用方法

このセクションでは、次のようなカスタマイズ作業について説明します。


全般的な表示と動作


全般的なカスタマイズ設定の変更

eGuideの全般的なカスタマイズ設定を変更するには、[General(全般)]をクリックし、必要な変更を行ってから[保存]をクリックします。各設定の詳細については、次の表を参照してください。

設定 目的

現在のテーマ

テーマは、eGuideクライアントのレイアウトと外観を決定する表示設定から構成されます。eGuideに含まれるのはDefaultというテーマだけですが、このテーマをテンプレートに使用して独自のテーマを作成できます。詳細については、スキンやテーマの追加を参照してください。

作成したテーマは、[現在のテーマ]ドロップダウンリストに追加されます。このドロップダウンリストからテーマを選択できます。

注:  現在のテーマで使用する色を変更するには、[Colors(色)]機能を使用します。詳細については、色スキーマの変更を参照してください。

ユーザ認証キー

デフォルトでは、最初に設定するディレクトリにおけるデフォルトのUserカテゴリのユーザ認証キーとしてCN属性が使用されます。ログインのために他の属性(電子メールアドレスなど)を使用する場合は、この選択を変更します。

ホームページのリンク

ユーザがeGuideクライアントで[Custom Home Link(カスタムホームリンク)]アイコンをクリックしたときに表示されるページのURLを指定します。

自動編集を有効にする

認証を受けたユーザとユーザ管理者が検索結果リストのユーザ名をクリックしたときに、通常の[詳細]パネルを表示するのではなく、[変更]フォームに直接アクセスできるようにする場合に選択します。


色スキーマの変更

eGuideの各種の表示要素に使用する色を変更するには、[Colors(色)]をクリックし、色スキーマを選択してから[保存]をクリックします。

ヒント:  新しい色スキーマをダウンロードしてインストールする方法と、独自の色スキーマを作成する方法の詳細については、スキンやテーマの追加を参照してください。


検索

ユーザがeGuideクライアントで検索を行うには、3種類ある検索フィルタのいずれかを選択し、検索するテキストを入力して、[検索]をクリックします。検索フィルタはドロップダウンリスト形式になっており、[カテゴリ]、[属性]、[検索制約]の3種類があります。以下のセクションでは、これらのフィルタをカスタマイズする方法について説明します。また、[高度な検索]の設定と[検索結果]パネルをカスタマイズする方法についても説明します。


[カテゴリ]フィルタのラベル

[カテゴリ]フィルタには、定義されているカテゴリがすべて表示されます。デフォルトでは、必須のUserカテゴリについて[ユーザ検索]ラベルが[カテゴリ]フィルタリストに表示されます。eGuideに追加したカテゴリの場合、指定したカテゴリ名が[カテゴリ]フィルタリストに表示されるデフォルトのラベルになります。

[カテゴリ]フィルタのラベルを変更するには、[Display Labels(ラベルの表示)]機能を使用します。詳細については、ラベルテキストの編集を参照してください。


[属性]フィルタリスト

ユーザは、[属性]検索フィルタを使用して、検索する属性(姓や部署など)を選択します。[属性]フィルタには検索可能な属性がアルファベット順に含まれており、いずれかの属性がデフォルトで選択されています。[属性]ページで[検索可能]に設定したすべての属性が、[属性]フィルタリストに表示されます。

リストに表示する属性を変更するには、[検索可能]の設定を変更します。詳細については、LDAP属性の編集を参照してください。

デフォルトの検索属性を変更するには、次の手順に従います。

  1. 管理ユーティリティで、[Display Layout(表示レイアウト)]>[編集](目的のカテゴリについて)>[検索フォーム]の順にクリックします。

    [検索フォーム]ページを表示しようとするとアクセスエラーが発生する場合は、編集しているカテゴリで少なくとも1つの属性が[検索可能]に設定されていることを確認してください。

  2. 目的の属性をクリックして、その属性がリストの一番上になるまで上矢印をクリックします。

    重要:  属性が[検索属性(順序指定)]ボックスに表示されるようにするには、[属性]ページでその属性を[有効]と[検索可能]の両方に設定する必要があります。

  3. [保存]をクリックします。

    属性の順序は[属性]フィルタドロップダウンリストにおける表示順序に影響を与えません。このリストでは、属性は常にアルファベット順に表示されます。ただし、[高度な検索]の設定で説明されているように、[高度な検索]には属性の順序が影響します。


検索制約

デフォルトでは、すべての検索制約([〜で始まる]、[含む]、[等しい]など)を検索に使用できます。

検索制約を削除または追加するには、次の手順に従います。

  1. [管理ユーティリティ]で、[サーチプロパティ]をクリックします。

  2. 検索制約をクリックし、矢印をクリックしてその検索制約をもう一方のボックスに移動します。

    [検索制約]フィルタには、[選択済み]ボックスの検索制約が表示されます。[使用可能]ボックスの検索制約は表示されません。


検索行の数

デフォルトでは、1行の検索条件([カテゴリ]、[属性]、および[検索制約]フィルタ)が通常の検索に含まれます。この行の数を増やすと、ユーザはプラスアイコンをクリックして[高度な検索]を選択しなくても高度な検索が行えるようになります。高度な検索では、複数の検索条件行がブール演算子(ANDまたはOR)で結び付けられます。

通常の検索で行の数を増やすには、次の手順に従います。

  1. 管理ユーティリティで、[サーチプロパティ]をクリックして[デフォルトの検索行]の数を調整します。

  2. [保存]をクリックします。


[高度な検索]の設定

デフォルトでは、プラスアイコンをクリックして[高度な検索]を選択すると、3行の検索条件が表示されます。

[高度な検索]の行数を変更するには、次の手順に従います。

  1. 管理ユーティリティで、[サーチプロパティ]をクリックして[高度な検索行]の数を変更します。

  2. [保存]をクリックします。

各行のデフォルトの[属性]フィルタを変更するには、次の手順に従います。

  1. 管理ユーティリティで、[Display Layout(表示レイアウト)]>[編集](目的のカテゴリについて)>[検索フォーム]の順にクリックします。

  2. 属性を選択し矢印で移動して、リストの順序を変更します。

    リストの先頭にある属性が[高度な検索]の1行目のデフォルト検索属性になり、2番目の属性が2行目に表示されます。

  3. [保存]をクリックします。


[検索結果]パネルの表示

  1. [管理ユーティリティ]で、[Display Layout(表示レイアウト)]>[編集](目的のカテゴリについて)>[一覧フォーム]の順にクリックします。

  2. [検索結果]パネルの各列に表示する属性を4つまで選択します。

    重要:  [属性]ページで[有効]を指定していない属性は、列見出しとして選択できません。属性を有効にする方法については、LDAP属性の編集を参照してください。


[詳細]パネル

eGuideクライアントの[詳細]パネルは、[情報]タブと[組織チャート]タブから構成されています。これらのタブに表示する情報はカスタマイズできます。


[情報]タブの表示

ユーザが検索結果をクリックすると、[詳細]パネルの[情報]タブに属性(姓、名、部署、電話番号など)のリストが表示されます。

[属性]ページで[有効]を選択したすべての属性が[情報]タブに表示されます。表示する属性を変更するには、その属性の[有効]の設定を変更します。詳細については、LDAP属性の編集を参照してください。

[情報]タブに属性を表示する順序を変更するには、次の手順に従います。

  1. 管理ユーティリティで、[Display Layout(表示レイアウト)]>[編集](目的のカテゴリについて)>[詳細フォーム]の順にクリックします。

  2. 属性をクリックし、上矢印または下矢印をクリックして目的の位置に移動します。

  3. 必要な変更がすべて終了したら、[保存]をクリックします。


[組織チャート]タブの表示

組織チャートの構成は、Manager属性とIsManager属性によって制御されます。ユーザのManager属性の識別名は、そのユーザの報告先となるユーザを示します。ユーザのIsManager属性の値がTrueの場合、そのユーザはマネージャで、組織チャート内でマネージャ間を移動するための[Reports To(報告先)]リンク(左矢印アイコン)は有効になります。

デフォルトでは、ユーザのフルネーム(FirstName、MI、SN属性を組み合わせたもの)と役職(指定されている場合)のみが組織チャートに表示されます。フルネーム以外に4つまでの属性を表示するには、次の手順に従います(Titleのみデフォルトで選択されています)。

  1. 管理ユーティリティで、[Display Layout(表示レイアウト)]>[編集](目的のカテゴリについて)>[組織チャートフォーム]の順にクリックします。

  2. ユーザのフルネームとともに表示する属性を選択します。

    選択できるのは、[属性]ページで[有効]を選択した属性だけです。

  3. [保存]をクリックします。


ラベル

LDAPオブジェクトおよび属性に対応するラベル(テキスト文字列)と、eGuideクライアントの全般的な表示(フィールドラベル、ボタン、メッセージなど)に対応するラベルは、カスタマイズできます。eGuideクライアントでサポートする必要がある各言語について、ラベルのセット(リソースバンドル)を設定できます。


言語リソースバンドルの追加

  1. 管理ユーティリティで、[表示ラベル]>[新規]の順にクリックします。

  2. 2文字の標準言語コードを入力します(必須)。

  3. 2文字の標準国コードを入力します(オプション)。

    重要:  ユーザのブラウザが対応しているかどうかわからない国コードは使用しないでください。ここで設定する言語コードと国コードは、ユーザのブラウザの同じ言語のコードと正確に一致している必要があります。

  4. [保存]をクリックします。

eGuideクライアントを起動すると、ブラウザの言語コードと国コードがチェックされ、一致するコードがある場合はそのリソースバンドルが使用されます。一致するものが見つからない場合は、アメリカ英語のリソースバンドルが使用されます。


ラベルテキストの編集

  1. 管理ユーティリティで、[Display Labels(ラベルの表示)]>[編集](目的のリソースバンドルについて)の順にクリックします。

  2. [属性ラベル]または[General Labels(一般ラベル)]をクリックします。

  3. 必要な変更を行います。

  4. ページの下部にある[保存]をクリックします。