第22章
この章では、Director管理コンソール(DAC)の一般環境設定セクションについて説明します。このセクションによって、exteNd Directorアプリケーションの一般的な動作を制御する設定の表示と修正が可能となります。トピックは次のとおりです。
[General]ページには、アプリケーションについての情報が表示されます。 たとえば、exteNd Directorテーブルおよびサブシステムのビルド番号が保存されているデータベースのデータソース名が表示されます。
exteNd Directorには、いくつかの標準ログの1つに情報を記述するログ機能が提供されています。 ログを設定した後でDACを使用して、各標準ログ要素に対する詳細レベルを設定または再設定できます。
さまざまなレベルの詳細によって、どれだけの情報がログに記述されるかが決定されます。 0の値は、メッセージは何も記録されないことを意味し、5の値は、すべてのメッセージが記録されることを意味します。
ログ記録および詳細レベルの設定の詳細については、を参照してください。
exteNd Directorでは、組み込みのサーバ側キャッシュを使用して、パフォーマンスを最適化するために再使用可能な一時データを保存できます。 オプションのキャッシュコーディネータによって、サーバクラスタ内でキャッシュを機能させることが可能になります。この節では、次の項目について説明します。
[Configuration]パネルの[Cache Settings]セクションでは、コンテンツキャッシュを有効にしたり無効にしたりできます。また、キャッシュマネージャで制御できるリソースのサイズを設定することもできます。
[保存]ボタンを使用すると、インメモリキャッシュ設定を一時的に変更できます。 設定を持続的に変更するには、Frameworkサービスのconfig.xmlを修正してアプリケーションを再展開します。
詳細については、およびキャッシュ統計情報を参照してください。
[Configuration]パネルの[Cache Holders]セクションでは、キャッシュされたオブジェクトをすべてのサーバライフタイムのキャッシュホルダ、または特定のキャッシュホ ルダからフラッシュできます。
これらのキャッシュホルダは、サーバクラスタ環境のexteNd Directorサブシステムデータをキャッシュするために、内部的に使用できます。キャッシュホルダのリストを確認するには、ドロップダウンリストボタンをクリックします。
注記: これらのキャッシュは、データの使用頻度に基づいてシステムによって自動的にフラッシュされます。 選択したキャッシュまたはすべてのキャッシュを、手動でフラッシュするような特殊な必要性がある場合は、フラッシュオプションが使用できます。
詳細については、サーバ実行期間キャッシュおよびを参照してください。
[Configuration]パネルの[Cache Coordinator]セクションには、展開時に設定されたキャッシュコーディネータパラメータが表示されます。
このセクションは、サーバクラスタで運用している場合にのみ適用されます。
[Configuration]パネルの[Cache Statistics]セクションには、コンテンツキャッシュの現在の状態が表示されます。
キャッシュマネージャには、次の3つのキャッシュコンテナが実装されています。
状態に関する説明は次のとおりです。
ポータルアプリケーションでオブジェクトキャッシュコンテナのみが使用されている場合、ContentCache.Object.currentSizeをチェックし、さらに必要であれば、キャッシュ設定の最大オブジェクトサイズを大きくしてパフォーマンスを向上させることもできます。 この値は、Frameworkサービスのconfig.xmlに次のように定義されています。
ContentCache.Object.maxSize
注記: この値を持続的に変更するには、アプリケーションを再展開する必要があります。 DACから変更した内容は、アプリケーションサーバが再起動するまでの間のみ維持されます。
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