startserv - サーバ起動ユーティリティ

startserv は、ORBであらかじめ登録されたサーバを起動するよう、ORBに排他的に尋ねるために使用します。

概要

startserv [options] -alias <server alias>

ここで、optionsには、次が含まれます。
    -J<runtime flag>  Javaインタープリタに引数を渡します

説明

ORBは、持続オブジェクトに対する自動サーバ起動をActivationSystem APIからサポートします。 複数の便利なユーティリティが提供されています。 startservユーティリティは、regservユーティリティまたはActivationSystem APIを直接使用して、あらかじめ登録されたサーバを排他的に起動するために使用します。 また、登録されたサーバを手動で起動することもできます(regservのmanページの例を参照)。

ORBは、指定のエイリアスを持つサーバがすでにアクティブの場合は、他のサーバを起動しないことを確認します。

オプション

-JruntimeFlag
ランタイムフラグをJavaインタープリタ/ランタイムに渡すために使用します。 たとえば、-Dオプションと連携して、Java Systemプロパティを設定します。 1つ以上のランタイムフラグを指定するため、複数の-J引数を使用できます。
-alias serverAlias
起動する必要があるサーバを指定します。

環境

JBROKER_INITIAL_URL環境変数が設定されている場合は、その値はActivationSystemを検索するために使用されます。 たとえば、Wen32上では次に示すようになります。
set JBROKER_INITIAL_URL=iiopboot://hubble:2506
これにより、startserv ユーティリティはサーバを、ローカルホストではなく、ホストhubble で実行中のjorbdで登録されたサーバを起動します。

注記: これは、-J-DORBDefaultInitRef=iiopboot://hubbleをchngservへのパラメータの1つとして使用することによっても実現され、実際に環境プロパティの設定に適しています。

参照

regserv, listserv, chngserv, unregserv, stopserv

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