9.2 ポートレットアプリケーションの管理

Identity Managerユーザアプリケーションがインストールされると、アプリケーションサーバにIDM.warが展開され、これが自動的にポートレットアプリケーションとして登録されます。IDM.war (インストール時に名前の変更が可能)には、Identity Managerユーザインタフェースのデフォルトの環境設定で使用されるすべてのポートレットが含まれています。また、デフォルトで使用されないポートレットも含まれています。IDM.warのポートレットの詳細については、セクション IV, ポートレット参照を参照してください。

ただし、IDM.warのポートレットしか使用できないというわけではありません。他の標準ポートレットアプリケーション(Java Portlet 1.0準拠WAR)をアプリケーションサーバに展開すれば、Identity Managerユーザインタフェースでこれらのポートレットアプリケーションおよびそのポートレットを操作できます。たとえば、[ポートレット管理]ページには、IDM.warと共に、このようなポートレットアプリケーションも表示されます。

[ポートレット管理]のページでは、IDM.warおよび他のポートレットアプリケーションを、次の方法により管理できます。

9.2.1 サーバ上のポートレットアプリケーションにアクセスする

[ポートレット管理]のページに移動すると、アプリケーションサーバ上に展開されている(IDM.warおよびその他の)ポートレットアプリケーションのリストが自動的に表示されます。このリストは左側にツリー形式で表示され、ツリーから展開と移動ができ、選択したポートレットアプリケーションとそのコンテンツを管理できます。

説明:説明:図

9.2.2 ポートレットアプリケーションの情報を表示する

リストされたポートレットアプリケーションに関する次の情報を表示できます(読み込み専用)。

  • 名前
  • ステータス(有効または無効)
  • 最後に変更された日付
  • アプリケーションを最後に変更したユーザ
  • カスタムアプリケーション情報(該当する場合):ポートレットモード、ウィンドウ状態、セキュリティの制約、およびユーザ属性

ポートレットアプリケーションに関する情報を表示するには:

  • [ポートレットアプリケーション]リストで、情報を表示するポートレットアプリケーションを選択します。

    一般]パネルが右側に表示され、選択したポートレットアプリケーションの情報が表示されます。

    説明:説明:図

9.2.3 ポートレットアプリケーションの登録を取り消す

アプリケーションサーバからポートレットアプリケーションを削除するときは、展開を解除する前にポートレットアプリケーションの登録を取り消す必要があります。登録を取り消さないと、サーバが再起動したときにポートレットアプリケーションが自動的に再展開されます。

ポートレットアプリケーションの登録を取り消すと、アプリケーションデータを保存するデータベースから、関係する初期設定やその他設定がすべて削除されます。

メモ:ローカルのポートレットコンテナの登録を取り消すことはできません(これはポータルにとってローカルのポートレットアプリケーションになります)。ローカルのポートレットコンテナは、ポータル(Identity Managerユーザアプリケーション)内に含まれるポートレットを管理します。

ポートレットアプリケーションの登録を取り消すには:

  1. [ポートレットアプリケーション]リストで、登録を取り消すポートレットアプリケーションを選択します。

    一般]パネルが右側に表示されます(前の手順と同じです)。

  2. 登録解除]をクリックします。

    確認のウィンドウが表示されます。

  3. OK]をクリックして、アクションを確認します。

    処理が完了すると、登録を取り消したポートレットアプリケーションは[ポートレットアプリケーション]リストから削除されます。

  4. アプリケーションサーバからポートレットアプリケーションを削除するには、サーバのツールを使用し、ポートレットアプリケーションが含まれるアーカイブの展開を解除します。

メモ:登録を解除したポートレットアプリケーションを再登録するには、再展開する必要があります。