10.2 一般設定

[ポータル]ページには[一般設定]パネルが用意されており、次の操作に使用できます。

一般設定を管理するには:

  1. [ポータル]のページで、左側のナビゲーションメニューから[一般設定]を選択します。

    [一般設定]パネルが表示されます。

    説明:説明:図
  2. 複数の[ウォーコンテキスト]がある場合は、アクセスしようとしている設定に含まれるものを選択します。

    パネルが更新され、選択したコンテキストの現在の設定が表示されます。

  3. 必要に応じて設定の確認、あるいは変更を行います。詳細については、次を参照してください。

  4. 変更を適用する場合には、[保存]をクリックします。

10.2.1 変更可能な設定

[一般設定]パネルでは、複数のポータル設定を変更できます。変更した値は、次のアプリケーションサーバの再起動またはユーザアプリケーションの再展開まで有効です。再起動または再展開が発生すると、これらの設定はユーザアプリケーションWARのデフォルト値に戻ります。

設定

操作

リクエストタイムアウト(デフォルト)

タイムアウトが発生するまでに要求が待機するデフォルト時間(ミリ秒)を指定します。

タイムアウトを定義する非同期ポートレットがない場合、またはこの値より大きいタイムアウトを定義するポートレットがない場合、このデフォルト値が使用されます。レンダリングする1つまたは複数のポートレットがこのデフォルト値より大きいタイムアウトを定義する場合、デフォルトではなくその値が使用されます。

ポートレットに定義されたタイムアウト値が小さすぎる場合に発生する多くのタイムアウト発生通知メッセージを抑える目的で、この設定を使用できます。

メモ:このデフォルトのタイムアウトが発生する前にすべてのポートレットがレンダリングできれば、要求はただちにクライアントに返されます。

リクエストタイムアウト(最大)

要求が取り消されるまでの最大時間(ミリ秒)を指定します。この時間の経過後、この値より大きいタイムアウト値を定義するポートレットがあるかどうかにかかわらず、すべての要求がクライアントに返されます。

この設定は、1つまたは複数のポートレットが大きいタイムアウト値を定義している場合でも、ポータルが適宜応答するように、使用されます。

パラレルポートレットの表示

ポータルの非同期ポートレットレンダリングを有効または無効にします。

これは拡張機能であり、デフォルトでは無効になっています。この機能を有効にすると、ポータルは非同期レンダリング要求を個別スレッドに割り当てます(ポートレットはパラレルのコンテンツをレンダリングできるようになります)。

この機能が無効になっていると、すべてのポートレットはメイン要求スレッドのコンテンツを同期的にレンダリングします。

強制的にポートレットのレンダタイムアウトを実行

スレッドプールに十分な個別スレッドがない場合、非同期ポートレットがメイン要求スレッドにコンテンツのレンダリングを委任できるかどうかを指定します。

[いいえ]を選択すると、個別スレッドが使用できない場合、非同期ポートレットはメイン要求スレッドで実行できます。

[はい]を選択すると、非同期ポートレットは個別スレッドが使用可能になるまで待機し、それから、コンテンツのレンダリングを再開します。レンダリング要求を実行する前にポートレットにタイムアウトが発生した場合、ポートレット固有のエラーメッセージがポートレットウィンドウに表示されます。

強制的にポートレットのシリアルレンダリングを同期する

同期ポートレットの実行方法を指定します。

[はい]を選択すると、同期ポートレットはすべてメイン要求スレッドで実行されます。

[いいえ]を選択すると、ポータルは、同期レンダリング要求を処理するための別々のスレッドを割り当てることができます(これにより、メイン要求スレッドのボトルネックを回避できます)。

10.2.2 読み込み専用の設定

次の設定は情報表示のためのものであり、[一般設定]パネルでは変更できません。

ポータルのホームページのパス

デフォルトのレイアウト

ポータルのコントローラサーブレットのパス

デフォルトのスタイル

ポータルのポートレットのパス

デフォルトのテーマ

ポータルのログインページのパス

ポータルのリソースパス

デフォルトのコンテナページ

 

これらの設定の値は、ユーザアプリケーションWARで設定されます([デフォルトのテーマ]には[テーマ]ページの現在のテーマで選択した結果が反映されます)。