Identity Manager 3.5.1へのアップグレードを正常に行うには、次の手順を完了する必要があります。
アップグレードを行う前の最も重要な手順として、現在のドライバとそれらの環境設定情報をバックアップします。ドライバをバックアップするには、それらをエクスポートする必要があります。
ConsoleOne®で、ドライバセットオブジェクトを右クリックして、
の順に選択します。エクスポートファイルを作成するドライバを選択し、[
]をクリックします。ファイル名を指定します。 デフォルトの拡張子の.xmlをそのままにして[ ]をクリックします。
[
]をクリックします。iManagerでは、ドライバをエクスポートすることも、ドライバセット全体をエクスポートすることもできます。 ドライバセットをエクスポートした場合は、環境設定ファイルが1つ作成されます。 各ドライバをエクスポートした場合は、ドライバごとに環境設定ファイルが作成されます。
iMmanagerで、
の順に選択します。エクスポートするドライバまたはドライバセットを参照して選択し、[
]を選択します。プロンプトフィールドを空白のままにしてドライバのそのままのコピーを作成して、[
]をクリックします。[ドライバセット]オブジェクトを選択した場合は、各ドライバのプロンプトページが表示されます。 各ドライバのフィールドを空白のままにして、ドライバのコピーを作成します。
[名前を付けて保存
[File Download (ファイルのダウンロード)]ウィンドウの[保存
エクスポートファイルの場所を参照してファイル名を指定し、[保存
重要:ファイルを保存するときは.xml拡張子を指定する必要があります。
ドライバのエクスポートファイルを作成したら、テスト環境でエクスポートファイルをテストします。ドライバのエクスポートファイルをインポートしてドライバをテストし、すべてのパラメータが正しく、全機能が整っていることを確認します。
Designerから、モデラー表示でドライバまたはドライバセットオブジェクトを右クリックして、[
]を選択します。[Export Driver Configuration (ドライバ設定のエクスポート)]ウィンドウで、エクスポートするファイルの場所と名前を参照して指定し、[
]をクリックします。Identity Manager 3.5.1にアップグレードするには、Identity Managerサービスを実行するサーバが、最小要件を満たしている必要があります。各プラットフォームの最小要件については、表 1-3を参照してください。
サポートするコンポーネントをアップグレードする必要がある場合、次の順序でアップグレードを行ってください。
OSを、サポートされるバージョンにアップグレードします。 たとえば、NetWare® 6.0からNetWare 6.5にアップグレードします。
eDirectory™を、最新のサポートパックが適用されたeDirectory 8.7.3.6にアップグレードするか、最新のサポートパックが適用されたeDirectory 8.8にアップグレードします。
SSLをサポートするには、Security Services 2.0.5とNMAS™ 3.1.3が必要です。
iManagerを、最新のサポートパックが適用されたiManager 2.6または2.7にアップグレードします(Apache 2.0.52以降およびTomcat 4.1.18以降へのアップグレードを含む)。
また、Novell® Audit 2.0.2スターターパックまたはSentinel™ 5.1.3がネットワークにインストールされている必要があります。
Identity Managerユーザアプリケーションおよびプロビジョニングについては、セクション 5.1, インストールの必要条件を参照してください。
Identity Managerをアップグレードします。
メタディレクトリエンジンとアップグレードされたすべてのドライバを有効にします。
サポートするコンポーネントをアップグレードした後、DirXMLまたはIdentity Managerエンジンをアップグレードします。
アップグレードの前に、ドライバを適切にエクスポートしたことを確認します。詳細については、セクション 3.3.1, ドライバのエクスポートを参照してください。
ドライバを停止します。
iManagerで、
の順に選択します。ドライバセットオブジェクトを参照して選択し、[
]をクリックします。ドライバアイコンの右上隅をクリックし、[
]を選択します。ドライバを手動起動に設定します。
iManagerで、
の順に選択します。ドライバセットオブジェクトを参照して選択し、[
]をクリックします。ドライバアイコンの右上隅をクリックし、[
]をクリックします。[ドライバ環境設定]ページの[
]で、[ ]を選択します。Identity Manager 3.5.1をインストールします。
Identity Manager 3.5.1にアップグレードする手順は、Identity Manager 3.5のインストール手順と同じです。Identity Managerのインストール方法については、セクション 4.0, Identity Managerのインストールを参照してください。
Identity Manager 3.5.1は旧バージョンのIdentity Managerをコピーし、バイナリを更新します。iManagerとDesignerの両方により、ドライバが新しい機能に更新されます。
iManagerでドライバをクリックして、ドライバアップグレードウィザードを開始します。
Designerは、古いドライバを検出すると、自動的にドライバアップグレードウィザードを開始します。
ドライバ起動オプションを設定します。
iManagerで、
の順に選択します。ドライバセットオブジェクトを参照して選択し、[
]をクリックします。ドライバアイコンの右上隅をクリックし、[
]をクリックします。[ドライバ環境設定]ページの[
]で、[ ]を選択するか、または希望するドライバ起動方法を選択します。ドライバパラメータおよびポリシーを調べて、すべての項目が希望どおりに設定されていることを確認します。
ドライバを起動します。
iManagerで、
の順に選択します。ドライバセットオブジェクトを参照して選択し、[
]をクリックします。ドライバアイコンの右上隅をクリックし、[
]を選択します。リモートローダを実行している場合は、リモートローダファイルもアップグレードする必要があります。
リモートローダ環境設定ファイルのバックアップを作成します。 このファイルのデフォルトの場所は次のとおりです。
Windowsの場合: C:\Novell\RemoteLoader\ remoteloadername-config.txt 。
Linuxの場合: rdxmlのパスに独自の環境設定ファイルを作成します。
リモートローダサービスまたはデーモンを停止します。
リモートローダのインストールプログラムを実行します。
これにより、ファイルとバイナリが最新のバージョンに更新されます。『Novell Identity Manager 3.5.1管理ガイド』の「リモートローダのインストール」を参照してください。
UNIXまたはLinux環境においてIdentity Manager 3.0.1をIdentity Manager 3.5.1にアップグレードする場合、アンインストール用の場所が2つ作成され、パッケージが完全に削除されません。たとえば、SLES 9などのUNIXプラットフォームで起動して、Identity Manager 3.0.1をインストールした場合、Identity Managerのアンインストーラは/root/dirXMLディレクトリに配置されます。rpm -qa | grep -i dxmlと入力すると、dxmlパッケージがインストールされた場所がわかります。
この状態で、この展開をIdentity Manager 3.5.1にアップグレードすると、命名方法が変更されているため、アンインストール用の新しい場所が/root/idmディレクトリに作成されます。rpm -qaと入力すると、更新されたパッケージがいつインストールされたかがわかります。
ディレクトリが変更されているため、管理者がIdentity Manager 3.5.1をアンインストールした場合、このアンインストーラでは、すべての項目が正常に削除されたというメッセージが表示されますが、一部のパッケージは削除されていません。残りのパッケージを削除するには、DirXMLのアンインストーラを使用してください。