Identity Manager 3.5の新しいアーキテクチャでは、ドライバオブジェクトでDirXML-Policiesと呼ばれる1つの属性しか使用しません。DirXML-Policiesは複数値の属性で、ポリシーを指すDNフィールドと、[
]および[ ]を指定する2つの整数フィールドで構成されます。[ ]フィールドは、ポリシーが属するポリシーセットを示す数値を格納します。[ ]フィールドは、ポリシーセット内のポリシーの相対順序(低~高)を示します。図 2-3は、区切り付きテキストドライバのDirXML-Policies属性内にあるすべてのポリシーセットを示しています。パスワードポリシーは購読者コマンド変換ポリシーで、コマンド変換ポリシーの実行時に4番目に実行されるポリシーです。
図 2-3 新しいIdentity Managerのアーキテクチャ
各ポリシーセットには、[整数]フィールドで固有の番号が割り当てられます。これらの値は次のとおりです。
0 = スキーママッピング
1 = 入力変換
2 = 出力変換
3 = ECMAScript関数定義
4 = 購読者イベント変換
5 = 発行者イベント変換
6 = 購読者一致
7 = 発行者一致
8 = 購読者作成
9 = 発行者作成
10 = 購読者コマンド変換
11 = 発行者コマンド変換
12 = 購読者配置
13 = 発行者配置