Identity Managerコンポーネントのサイレントインストールを実行するには、インストールを完了するのに必要なパラメータを含むプロパティファイルを作成する必要があります。Identity Managerのメディアにはサンプルファイルが含まれています。
Linux: ./install/propfiles/install.properties
Solaris: ./install/propfiles/install.properties
Windows: \install\propfiles\install.properties
プラットフォームの正しいプログラムを使用して、サイレントインストール開始します。
Linux: ./install.bin -i silent -f <ファイル名>.properties
Solaris: ./install.bin -i silent -f <ファイル名>.properties
バイナリファイルを実行するために、「./install.bin -i silent -f <ファイル名>.properties」と入力します。
Windows: \install.exe -i silent -f <ファイル名>.properties
サイレントインストールは、環境変数として次のパスワード変数をサポートしています。パスワード変数が環境変数経由で渡されない場合、それらをサイレントプロパティファイルに追加する必要があります。
メタディレクトリサーバ: IA_IDVAULT_ADMIN_PASSWORD
Roles Based Provisioning Module: IA_RBPM_POSTGRESQL_DB_PASSWORDおよびIA_RBPM_USERAPPADMIN_PASSWORD
Identity Reportingモジュール: IA_REPORTING_NOVL_DB_USER_PASSWORD、IA_REPORTING_IDM_USER_PASSWORD、およびIA_REPORTING_IDM_SERVER_PASSWORD
イベント監査サービス: IA_EAS_ADMIN_PWD and IA_EAS_DBA_PWD
環境設定を完了するのに必要なパラメータを含むプロパティファイルを作成することによって、Identity Managerコンポーネントのサイレントインストールを実行できます。以下では、Identity Managerのメディアに含まれている2つのサンプルファイルについて説明します。1つは、新しいツリーを作成する場合に使用され、もう1つは、このサーバを既存のツリーに追加する場合に使用されます。
Linux: 次の場所を参照してください。
./install/propfiles/configure_new_tree.properties
./install/propfiles/configure_existing_tree.properties
Solaris: 次の場所を参照してください。
./install/propfiles/configure_new_tree.properties
./install/propfiles/configure_existing_tree.properties
Windows: 次の場所を参照してください。
\install\propfiles\configure_new_tree.properties
IDM4.0.1_Win:\install\propfiles\configure_existing_tree.properties
プラットフォームの正しいプログラムを使用し、サイレント設定を開始します。
Linux: ./configure.bin -i silent -f <ファイル名>.properties
Solaris: ./configure.bin -i silent -f <ファイル名>.properties
バイナリファイルを実行するために、「./configure.bin -i silent -f <ファイル名>.properties」と入力します。
Windows: \configure.exe -i silent -f <ファイル名>.properties
install\propfilesの場所から利用できるサンプルのプロパティファイルは、すべてのコンポーネントが1回の実行で設定される場合のみ使用できます。
必須パラメータを表示するには、次のコマンドを実行します。
./install/bin -i silent -DSELECTED_PRODUCTS=<設定するコンポーネント>
プロパティファイルの中には、Identity ManagerコンポーネントのIDの説明が含まれています。
選択したコンポーネントのサイレント設定を行うには、上記のコマンドの出力結果が含まれるプロパティファイルを作成し、設定するコンポーネントをSELECTED_PRODUCTSで追加して、サイレントインストールコマンドを再実行します。