表 1-1 統合インストーラとスタンドアロンインストーラの比較
機能 |
統合 |
スタンドアロン |
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ツリー構造 |
ツリー構造は、ほとんどのIdentity Managerの展開に合うように定義されています。ツリー構造の詳細については、セクション 2.9, 識別ボールトの構造を参照してください。 |
ツリー構造はカスタマイズ可能です。 |
ドライバのカスタムインストール |
すべてのドライバがデフォルトでインストールされます。 |
ドライバのカスタムインストールがサポートされています。 |
ドライバセット |
メタディレクトリサーバの環境設定中に別のパーティションとして作成されます。 |
作成されません。iManagerを使用して手動で作成できます。 |
root以外のインストール |
サポートされていません。 |
一部のコンポーネントのroot以外のインストールがサポートされています。 |
iManagerプラグインのインストール |
自動的にインストールされます。 |
手動でインストールされます。 |
依存関係 |
依存関係を自動的に処理します。 |
依存関係は手動で処理されます。 |
インストールにかかる時間 |
いくつかの手動による手順を自動化し、システムを素早く設定します。 |
通常、より時間がかかります。 |
ユーザ入力オプション |
ユーザインタフェースのオプションがより少ないため、ユーザ入力が少なくて済みます。いくつかのオプションは、デフォルト値を想定しています。 |
ユーザインタフェースには、いくつかのオプションがあるので、すべてのコンポーネントをよく理解しておく必要があります。 |
サポートされているプラットフォームのチェック |
内部的にプラットフォームの違いをチェックします。 |
プラットフォームのチェックを実行しません。 |
処理の不整合 |
コンポーネントとプラットフォーム間でユーザエクスペリエンスが一貫しています。 |
不整合が発生する可能性があります。 |
インストールと環境設定フェーズ |
インストールと環境設定のフェーズが別々です。 |
さまざまなコンポーネント間で異なります。 |
1つ以上のIdentity Managerコンポーネントを別にインストールしたり、多くのカスタマイズされたオプションが必要な場合は、『Identity Manager 4.0.1 Frameworkインストールガイド』を参照しながらインストールします。インストール手順については、Identity Manager 4.0.1 Frameworkインストールガイド
の「インストール」セクションを参照してください。
統合インストーラは、主にIdentity Manager 4.0.1の新規インストールに使用します。既存のインストールのアップグレードに関する情報については、セクション 6.0, Identity Managerのアップグレードを参照してください。
現在のところ、統合インストーラは、GUIインストールとサイレントインストールという2種類のインストールモードをサポートしています。コンソールモードはサポートされていません。