4.1 Identity Manager 4.0.1 Standard EditionからIdentity Manager 4.0.1 Advanced Editionへのアップグレード

Identity Manager 4.0.1 Standard EditionをIdentity Manager 4.0.1 Advanced Editionにアップグレードするには、Identity Managerコンポーネントの環境設定を変更する必要があります。Standard EditionからIdentity Manager Advanced Editionにアップグレードする場合、Identity Managerインストーラを実行する必要はありません。役割マッピング管理者は、Standard Editionでは使用できません。役割マッピング管理者を使用するには、別途インストールする必要があります。役割マッピング管理者をインストールするには、『Identity Manager Role Mapping Administrator 4.0.1インストールおよび環境設定ガイド』を参照してください。

Identity Manager Standard EditionをAdvanced Editionにアップグレードするには、次の手順を実行します。

4.1.1 メタディレクトリサーバのアップグレード

iManagerで、Identity Manager 4.0 Advanced Editionのアクティベーションを適用してください。Identity Manager 4.0 Advanced Editionのアクティベーションを適用しないと、メタディレクトリサーバのアップグレードは続行されません。

4.1.2 ユーザアプリケーションのアップグレード

  1. JBossサーバを停止します。

    • Linux: /etc/init.d/jboss_init stopコマンドを実行します。

    • Windows: <RBPM Installation Location>/UserApplication/stop-jboss.batコマンドを実行します。

  2. Identity Manager Standard Editionのインストールサブディレクトリから<RBPM installation directory>/configupdate.shを実行します。

    たとえば、Windowsでは、次のコマンドを実行します。C:\Novell\IdentityManager\rbpm\UserApplication\configupdate.bat

    デフォルトでは、インストーラがコンソールモードで実行されます。GUIモードの場合は、configupdate.batファイルの中で -use_console true Javaコマンドの引数を-use_console falseに置き換えます。

  3. -edit_admin setting to trueの値を変更し、管理者フィールドを編集します。

    管理者フィールドは、デフォルトでは無効になっています。

  4. [役割ベースプロビジョニングモジュール環境設定]パネルのデフォルトのビューで、次のフィールドに入力します。

    • <Tab>キーを押すと、プロンプトが表示されます。[はい]をクリックすると、[役割ベースプロビジョニングモジュール環境設定]ページの[識別ボールトDN]セクションに追加の管理者フィールドが表示されます。

    • 管理者をユーザアプリケーション管理者以外にする場合、適切なユーザを使用してすべての管理者フィールドを更新します。

    • 高度なオプションが表示されているか確認します。[詳細オプションの表示]をクリックし、高度なオプションを表示します。

  5. [その他]セクションで、[Reinitialize RBPM Security]チェックボックスをオンにし、[OK]をクリックします。

  6. JBossサーバを起動します。

    • Linux: /etc/init.d/jboss_init startコマンドを実行します。

    • Windows: <RBPM Installation Location>/UserApplication/start-jboss.batコマンドを実行します。

    これにより、WARファイルが再展開されます。JBossクラスタで実行中の場合、WARファイルはこのクラスタの各JBossサーバで更新される必要があります。

4.1.3 Identity Reporting Moduleのアップグレード

  1. Designerを使用して、Managed System Gateway Driver (MSGW)ドライバを設定します。

    Identity Reporting Module Guide』のConfiguring the Managed System Gateway Driverセクションを参照してください。

  2. データ収集サービス(DCS)のIdentity Managerドライバの環境設定情報を更新します。Designerを起動し、[DCS Driver Configuration]>[Driver Parameters]>[Driver Options]に移動します。

    [Managed System Gateway Registration]セクションで、次の設定を変更します。

    • Set Register Manage System Gateway]を[はい]に変更します。

    • MSGW Driver DN]を変更します。たとえば、[CN=Managed System Gateway Driver,cn=driverset1,o=system]などです。

    • ユーザDNを変更します。たとえば、cn=admin,ou=sa,o=systemなどです。

    • ユーザDNのパスワードを指定します。

    ドライバの設定に関する詳細については、『Identity Reporting Module Guide』のConfiguring the Identity Manager Driver for Data Collection Serviceセクションを参照してください。

  3. 設定を保存し、DCSドライバを展開します。

  4. DCSドライバを再起動します。

  5. Identity Manager 4.0.1 Advaced EditionのレポートテンプレートをIdentity Reportingのダウンロードページからダウンロードします。

    Identity Reporting Moduleをアップグレードしても、すぐにはAdvanced Versionが表示されない可能性があります。バージョンの変更は、イベントの次のバッチが処理された後に行われます。