9.5 外部パスワードを忘れた場合の管理の環境設定

[パスワードを忘れた場合のリンク]環境設定パラメータを使用して、[パスワードを忘れた場合]機能を含むWARの場所を指定します。ユーザアプリケーションの外部または内部のWARを指定できます。

9.5.1 外部パスワードを忘れた場合の管理WARの指定

  1. インストール手順またはconfigupdateユーティリティを使用します。

  2. ユーザアプリケーション環境設定パラメータで、[外部パスワードWARの使用]環境設定パラメータチェックボックスをオンにします。

  3. [パスワードを忘れた場合のリンク]環境設定パラメータには、外部パスワードWARの場所を指定します。

    ホストおよびポートを含めます。たとえば、http://localhost:8180/ExternalPwd/jsps/pwdmgt/ForgotPassword.jsp。外部パスワードWARは、ユーザアプリケーションを保護するファイアウォールの外側にできます。

  4. [パスワードを忘れた場合の返信リンク]では、パスワードを忘れたプロシージャの実行完了後に表示するリンクを指定します。このリンクをクリックすると、指定したリンクにリダイレクトされます。

  5. [パスワードを忘れた場合のWebサービスURL]では、外部パスワードを忘れた場合のWARを使用してユーザアプリケーションを呼び戻すWebサービスのURLを指定します。URLのフォーマットは次のとおりです。https://<idmhost>:<sslport>/<idm>/pwdmgt/service.

    返信リンクでは、SSLを使用して、ユーザアプリケーションにセキュアなWebサービス通信を確保する必要があります。セクション 9.5.4, JBossサーバ間のSSL通信の設定も参照してください。

  6. ExternalPwd.warを、外部パスワードWAR機能を実行するリモートJBossサーバ展開ディレクトリに、手動でコピーします。

9.5.2 内部パスワードWARの指定

  1. ユーザアプリケーションの設定パラメータで、[外部パスワードWARの使用]を選択しないでください。

  2. [パスワードを忘れた場合のリンク]のデフォルトの場所を受諾するか、別のパスワードWARのURLを指定します。

  3. [パスワードを忘れた場合の返信リンク]のデフォルトの値を受諾します。

9.5.3 外部パスワードを忘れた場合のWAR環境設定のテスト

外部パスワードWARがあり、これにアクセスして[パスワードを忘れた場合]機能をテストする場合は、次の場所からアクセスできます。

  • ブラウザ内で直接アクセスします。外部パスワードWARで[パスワードを忘れた場合]ページに移動します。たとえば、http://localhost:8180/ExternalPwd/jsps/pwdmgt/ForgotPassword.jspに移動します。

  • ユーザアプリケーションのログインページで、[パスワードを忘れた場合]リンクをクリックします。

9.5.4 JBossサーバ間のSSL通信の設定

インストール中にユーザアプリケーション環境設定ファイルで[外部パスワードWARの使用]をオンにした場合は、ユーザアプリケーションWARおよび外部パスワードを忘れた場合の管理WARファイルを展開するJBossサーバ間のSSL通信を設定する必要があります。手順については、JBossマニュアルを参照してください。