ユーザアプリケーションを展開するドメインに、データベースドライバJARファイルをコピーします。
データソースを作成します。
WebLogicマニュアルのデータソース作成の指示に従います。
ユーザアプリケーションWARの作成時にデータソースまたはデータベースにどの名前を指定するかにかかわらず、データベースソースのJNDI名はjdbc/IDMUADataSourceの必要があることに注意してください。
WebLogicユーザアプリケーションでは、sys-configuration-xmldata.xmlファイル、idmuserapp_logging.xmlファイル、およびwl_idmuserapp_logging.xmlファイルの検索方法を認識している必要があります。したがって、ファイルの場所をsetDomainEnv.cmdファイルに追加する必要があります。
アプリケーションサーバでこれらを利用できるようにするには、setDomainEnv.cmdまたはsetDomainEnv.shファイルで次のように場所を指定します。
setDomainEnv.cmdまたはsetDomainEnv.shファイルを開きます。
次のような行を見つけます。
set JAVA_PROPERTIES
export JAVA_PROPERTIES
JAVA_PROPERTIESのエントリの下に、次に対してエントリを追加します。
Dextend.local.config.dir==<directory-path>: sys-configuration.xmlファイルを含むフォルダ(ファイル自体ではない)を指定します。
-Didmuserapp.logging.config.dir==<directory-path>: idmuserapp_logging.xmlファイルを含むフォルダ(ファイル自体ではない)を指定します。
-Dlog.init.file==<ファイル名>: log4jの環境設定に使用されるwl_idmuserapp_logging.xmlファイルを指定します。このファイルは、複数のアプリケーションが同じアプリケーションサーバにインストールされているような状況で、ユーザアプリケーションに必要なアペンダとロガーの環境設定を処理します。
Windowsの場合の例:
set JAVA_OPTIONS=-Dextend.local.config.dir=c:\novell\idm set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -Didmuserapp.logging.config.dir=c:\novell\idm set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -Dlog.init.file=wl_idmuserapp_logging.xml
環境変数EXT_PRE_CLASSPATHを設定し、次のJARファイルを指し示します。
antlr-2.7.6.jar
log4j.jar
commons-logging.jar
メモ:ApacheのサイトからこのJARファイルをダウンロードする必要があります。
xalan.jar
xercesImpl.jar
xsltc.jar
serializer.jar
IDMselector.jar
メモ:これらのJARファイルをEXT_PRE_CLASSPATH変数に追加する別の方法としては、これらのファイルをIDMProv.warファイルの中のWEB-INF/libディレクトリにコピーする方法があります。
この行を見つけます。
ADD EXTENSIONS TO CLASSPATH
その下にEXT_PRE_CLASSPATHを追加します。Windowsの場合の例:
set EXT_PRE_CLASSPATH=C:\bea\user_projects\domains\base_domain\lib\antlr-2.7.6.jar;C:\bea\user_projects\domain\base_domain\lib\log4j.jar;C:\bea\user_projects\domains\base_domain\lib\commons-logging.jar;C:\bea\user_projects\domains\base_domain\lib\xalan.jar;C:\bea\user_projects\domains\base_domain\lib\xercesImpl.jar;C:\bea\user_projects\domains\base_domain\lib\xsltc.jar;C:\bea\user_projects\domains\base_domain\lib\serializer.jar
Linuxの場合の例:
export EXT_PRE_CLASSPATH=/opt/bea/user_projects/domains/base_domain/lib/antlr-2.7.6.jar:/opt/bea/user_projects/domain/base_domain/lib/log4j.jar:/opt/bea/user_projects/domains/base_domain/lib/commons-logging.jar:/opt/bea/user_projects/domains/base_domain/lib/xalan.jar:/opt/bea/user_projects/domains/base_domain/lib/xercesImpl.jar:/opt/bea/user_projects/domains/base_domain/lib/xsltc.jar:/opt/bea/user_projects/domains/base_domain/lib/serializer.jar
ファイルを保存して終了します。
XMLファイルはconfiguredユーティリティでも使用されるため、configupdate.batまたはconfigupdate.shファイルを次のように編集する必要があります。
configupdate.batまたはconfigupdate.shを開きます。
次の行をファイル内で探します。
-Duser.language=en -Duser.region="
sys-configuration.xmlファイルへのパスを含めるように既存の行を更新します。
Windowsの場合の例:
-Dextend.local.config.dir=c:\novell\idm
Linuxの場合の例:
-Dextend.local.config.dir=/opt/novell/idm
ファイルを保存して閉じます。
configupdateユーティリティを実行し、証明書をBEA_HOME下にあるJDKのキーストアにインストールします。
configupdateを実行する場合、使用中のJDKでcacertsファイルを入力するよう促されます。インストール中に指定されたものと同じJDKを使用していない場合、WARでconfigupdateを実行する必要があります。このエントリは、WebLogicで使用されているJDKを示す必要があるため、指定されているJDKに注意します。これは、識別ボールトに接続する証明書ファイルをインポートして行われます。これは、eDirectoryに接続する証明書をインポートするために実行されます。
configupdateユーティリティの識別ボールト証明書の値は、次の場所を指し示す必要があります。
c:\jrockit\jre\lib\security\cacerts
WebLogicが使用するOpenSAML JARファイルが、ユーザアプリケーションに必要なOpenSAML JARファイルと競合しています。したがって、ユーザアプリケーションがWebLogic上で適切に展開されるようにするには、WebLogic /WL103/modulesディレクトリにあるファイルを削除する必要があります。この要件は、SSOが有効でないすべてのユーザアプリケーションに当てはまります。
WebLogic /WL103/modulesディレクトリ内の次のJARファイルを必ず削除してください。
com.bea.core.bea.opensaml_1.0.0.0_5-0-2-0.jar com.bea.core.bea.opensaml2_1.0.0.0_5-0-2-0.jar
enforce-valid-basic-auth-credentialsフラグがTrueに設定されている場合、iManagerへのワークフロー管理プラグインはWebLogicで実行しているユーザアプリケーションドライバに接続できません。この接続を正常に行うには、このフラグを無効にする必要があります。
enforce-valid-basic-auth-credentialsフラグを無効にするには、以下の手順に従います。
<WLHome>/user_projects/domains/base_domain/config/フォルダで、Config.xmlファイルを開きます。
このセクションが終了する直前の<security-configuration>セクションに次の行を追加します。
<enforce-valid-basic-auth-credentials>false</enforce-valid-basic-auth-credentials> </security-configuration>
ファイルを保存して、サーバを再起動します。
この変更を行った後で、ワークフロー管理プラグインにログインできるはずです。