Identity Manager 2.xからIdentity Manager 3.0にアップグレードした場合は、ドライバでExchangeプロビジョニングを有効にする際にADドライバオーバレイを適用する必要があります。オーバレイを使用すると、ドライバでExchangeメールボックスによる削除と移動を制御できます。
モデラーで、ADドライバコネクタアイコンを右クリックして、[Run Configuration Wizard (環境設定ウィザードの実行)]をクリックします。
[参照]を選択してファイルActiveDirectoryUpdate.xmlを参照し、[開く]をクリックします。
このファイルは、次のプラグインeclipse\plugins\com.novell.designer.idm_x.x.x\defs\ActiveDirect oryUpdate.xmlにあります。
[ActiveDirectoryUpdate.xml]を選択して、[実行]をクリックします。
[はい]を選択するか、またはプロンプトで入力した情報をDesignerで検証する場合は[いいえ]を選択します。
各自の環境に特有の情報を入力して、[OK]をクリックします。フィールドの説明については、Table 5-1を参照してください。
[Confirm Object Update (オブジェクトの更新の確認)]ウィンドウで、インポートされた環境設定ファイルの値とDesignerオブジェクトの値の違いを表示するために[比較]を選択して、[閉じる]をクリックします。
変更が正しい場合は、[はい]を選択すると、既存のDesignerオブジェクトが上書きされます。ドライバを更新しない場合は、[いいえ]を選択します。
Table 5-1 Designerでのオーバレイ環境設定パラメータ
iManagerを介してドライバを更新する場合は、2通りの方法があります。ドライバは、[Identity Managerの概要]または[Identity Managerユーティリティ]で更新できます。
iManagerで、[Identity Manager]>[Identity Managerの概要]の順に選択します。
[検索]を選択して、Active Directoryドライバを保存するドライバセットオブジェクトを検索します。
[Identity Managerの概要]画面で[ドライバの追加]を選択します。
Active Directoryドライバを保存するドライバセットオブジェクトを参照して選択し、[次へ]をクリックします。
[サーバからのドライバ環境設定のインポート(.XMLファイル)]を選択します。
ドロップダウンメニューから、[ActiveDirectoryUpdate.xml]を選択して、[次へ]をクリックします。
各自の環境に特有の情報を入力して、[次へ]をクリックします。フィールドの説明については、Table 5-2を参照してください。
[該当ドライバの更新(ドライバのイメージを含める)]を選択するか、[異なるドライバの選択]を選択して、[次へ]をクリックします。
変更の要約を表示して、[終了]をクリックします。
Table 5-2 iManagerでのオーバレイ環境設定パラメータ
iManagerで、[Identity Managerユーティリティ]>[ドライバのインポート]の順に選択します。
Active Directoryドライバを保存するドライバセットオブジェクトを参照して選択し、[次へ]をクリックします。
[その他のポリシー]で、[IDM2からIDM3へのADドライバシム環境設定の更新]を選択して、[次へ]をクリックします。
各自の環境に特有の情報を入力して、[次へ]をクリックします。フィールドの説明については、Table 5-2を参照してください。
[該当ドライバの更新(ドライバのイメージを含める)]を選択するか、[異なるドライバの選択]を選択して、[次へ]をクリックします。
変更の要約を表示して、[終了]をクリックします。