メモ:WebSphere 6.1の場合、インストールプログラムでは、IBMから提供されているJava 2 Platform Standard Edition Development Kitバージョン1.5 JDKが必要です。WebSphere 7.0の場合、インストールプログラムでは、IBMから提供されている1.6 JDKが必要です。別のバージョンを使用した場合、このインストール手順ではユーザアプリケーションWARファイルは正しく設定されません。インストールは成功したかのように見えますが、ユーザアプリケーションの起動を試みるとエラーが発生します。
インストールファイルが含まれるディレクトリに移動します。
IBM Java環境を使用して、次に示すインストーラを開始します。
Solaris
$ /opt/WS/IBM/WebSphere/AppServer/java/bin/java -jar IdmUserApp.jar
Windows
C:\WS\IBM\WebSphere\AppServer\java\bin\java -jar IdmUserApp.jar
重要:WebSphereでは、制限なしのポリシーファイルが適用されたIBM JDKを使用する必要があります。これらの制限なしポリシーファイルがないと、無効なキーサイズ
というエラーが発生します。このプログラムの根本原因は制限なしポリシーファイル欠如です。したがって必ず正しいIBM JDKを使用してください。
インストールプログラムを開始すると、言語を入力するよう促されます。
言語を選択し、使用許諾契約を確認し、アプリケーションサーバプラットフォームを選択するには、次の情報を使用します。
次の情報を使用して、インストールタイプを選択し、インストールフォルダを指定し、データベースを設定します。
Java、IDM、監査設定およびセキュリティを設定するには、次の情報を使用します。
インストール画面 |
説明 |
---|---|
Javaのインストール |
Javaルートのインストールフォルダを指定します。JavaインストールではJAVA_HOME環境変数に基づいてJavaへのパスが表示され、それを修正するオプションを選択できます。 ![]() この時点で、インストールプログラムは、選択したJavaが、選択したアプリケーションサーバに対して正しいものであることも確認します。また、指定されているJREでCA証明書に書き込めることも確認します。 |
IDM環境設定 |
アプリケーションサーバ設定のタイプを選択します。
: アプリケーションサーバの環境設定の名前、アプリケーションWARファイルの名前、およびURLコンテキストの名前です。インストールスクリプトによってサーバの環境設定が作成され、デフォルト名で に基づく環境設定が作成されます。ユーザアプリケーションをブラウザから開始する場合は、アプリケーション名を書き留め、アプリケーション名をURLに含めてください。 ![]() |
Auditのログ |
ログを有効にするには、[ ]をクリックします。ログを無効にするには、 をクリックします。![]() 次のパネルでは、ログのタイプを指定するよう促されます。次のオプションから選択します。
ログの設定の詳細については、『 』を参照してください。![]() |
Novell Audit |
: ログを有効にする場合、サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。ログをオフにする場合は、この値は無視されます。 : ログキャッシュのディレクトリを指定します。 |
セキュリティ - マスタキー |
: 既存のマスタキーをインポートできます。既存の暗号化マスタキーをインポートするよう選択した場合は、該当するキーを切り取ってインストール手順のウィンドウに貼り付けます。 セクション 9.1, マスタキーの記録で示すように、マスタキーを手動で記録します。 : 新規のマスタキーを作成します。インストール終了後、インストール手順で、インストールディレクトリにあるmaster-key.txtファイルに暗号化マスタキーが書き込まれます。 既存のマスタキーをインポートする理由には、次のようなものがあります。
|
セクション 2.5, Java Development Kitのインストールで説明したステップを完了していない可能性があります。)
をクリックして、[役割ベースプロビジョニングモジュール環境設定]パネルを表示します。(この情報の入力を求められない場合、[役割ベースプロビジョニングモジュール環境設定]パネルのデフォルトのビューでは、これらの6つのフィールドが表示されます。
インストールプログラムはルートコンテナDNから値を取得し、それを次の値に適用します。
ユーザコンテナDN
グループコンテナDN
インストールプログラムはユーザアプリケーション管理者フィールドから値を取得し、それを次の値に適用します。
プロビジョニング管理者
コンプライアンス管理者
役割管理者
セキュリティ管理者
リソース管理者
RBPM設定管理者
これらの値を明示的に指定する場合、
ボタンをクリックしてそれらを変更できます。インストールを完了するには、次の情報を使用します。
インストール画面 |
説明 |
---|---|
ユーザアプリケーション環境設定 |
ユーザアプリケーションをインストールすると、ユーザアプリケーション環境設定パラメータを設定できます。インストールすると、これらのパラメータの多くはconfigupdate.shまたはconfigupdate.batでも編集可能です。例外はパラメータ説明に記述されています。 クラスタの場合は、クラスタの各メンバーに同じユーザアプリケーション環境設定パラメータを指定します。 各オプションの詳細については、セクション A.0, IDMユーザアプリケーション環境設定の参照を参照してください。 |
インストール前の概要 |
[インストール前の概要]ページを読んで、インストールパラメータの選択を確認します。 必要に応じて、[ ]を使用して前のインストールページに戻り、インストールパラメータを変更します。ユーザアプリケーション環境設定ページでは値は保存されないため、インストールの前のページを再指定した後に、ユーザアプリケーション環境設定の値を再入力する必要があります。インストールおよび環境設定パラメータで納得いく設定ができたら、[インストール前の概要]ページに戻り、[ ]をクリックします。 |
インストールの完了 |
インストールの終了が示されます。 |
エラーが発生せずにインストールが完了した場合は、セクション 6.2.1, ユーザアプリケーション環境設定ファイルとJVMシステムプロパティの追加に進みます。
インストールでエラーまたは警告が発生した場合は、次のようなログファイルを確認して、問題を判断してください。
Identity_Manager_User_Application_InstallLog.logには、基本的なインストールタスクの結果が格納されています。
Novell-Custom-Install.logには、インストール中に行ったユーザアプリケーション環境設定についての情報があります。