Roles Based Provisioning Moduleは、アプリケーション環境を制御および設定するためのアプリケーション固有のデータをユーザアプリケーションドライバ内に保存します。たとえば、アプリケーションサーバのクラスタ情報や、ワークフローエンジン環境設定情報などが保持されます。
クラスタのメンバーであるRBPMユーザアプリケーションを除き、各RBPMユーザアプリケーションごとに別個のユーザアプリケーションドライバを作成する必要があります。同じクラスタに属するユーザアプリケーションは、単一のユーザアプリケーションドライバを共有する必要があります。クラスタでユーザアプリケーションを実行する場合の詳細については、『ユーザアプリケーション: 管理ガイド』を参照してください。
重要:クラスタ以外のRBPMユーザアプリケーションが単一のドライバを共有するように設定すると、役割ベースプロビジョニングモジュール内で実行されている1つ以上のコンポーネントにおいてあいまいな状態が発生してしまいます。発生した問題の原因を突き止めるのは困難です。
ユーザアプリケーションドライバを作成してこれをドライバセットに関連付けるには、以下の処理を実行します。
WebブラウザでiManagerを開きます。
[役割とタスク]>[Identity Managerユーティリティ]の順に移動し、 を選択します。
既存のドライバセット内にドライバを作成するには、[次へ]をクリックしてステップ 4に進みます。
]を選択して、オブジェクトセレクタアイコンをクリックします。続いて、[または
新しいドライバセットを作成する必要がある場合(たとえば、ユーザアプリケーションドライバを他のドライバとは異なるサーバに配置する場合など)、[次へ]をクリックし、新しいドライバセットのプロパティを定義します。
]を選択して[新しいドライバセットの名前、コンテキスト、およびサーバを指定します。コンテキストとは、サーバオブジェクトが存在するeDirectory™コンテキストのことです。
をクリックします。
[サーバからの環境設定のインポート(.XMLファイル)]をクリックします。
ドロップダウンリストから、ユーザアプリケーションドライバ環境設定ファイルを選択します。ファイル名:
UserApplication_3_7_0-IDM3_6_0-V1.xml
ファイルがリスト内にない場合、Roles Based Provisioning Moduleドライバインストールが正しくインストールされない場合があります。
[次へ]をクリックします。
ドライバのパラメータを入力するようプロンプトが表示されます(すべてを表示するにはスクロールします)。パラメータを記録します。これらのパラメータはRBPMユーザアプリケーションをインストールする際に必要になります。
[次へ]をクリックします。
[同等セキュリティの定義]をクリックして、[同等セキュリティ]ウィンドウを表示します。管理者または他のスーパバイザオブジェクトを参照して選択し、[ ]をクリックします。
この手順により、ドライバに必要な許可が付与されます。 この手順の重要性の詳細については、Identity Managerのマニュアルを参照してください。
(オプション、ただし推奨)[管理者の役割を除外する]をクリックします。
[追加]をクリックして、ドライバアクションから除外するユーザ(管理者の役割など)を選択してから、[OK]をクリックします。
[
]をクリックして、[Security Equals]ウィンドウを閉じてから、[ ]をクリックして、概要ページを表示します。情報が正しい場合、[終了]をクリックします。
重要:ドライバはデフォルトでは無効になっています。RBPMユーザアプリケーションをインストールするまで、ドライバは無効のままにしてください。