パーティションおよびレプリカ操作により、ディレクトリサーバ全体でのeDirectoryの物理的な設計と配布を管理できます。次のタスクがあります。
パーティションとレプリカについては、『eDirectory管理ガイド』を参照してください。
パーティションによって、eDirectoryツリーの論理区分が作成されます。たとえば、1つの部門を選択し、これを新しいパーティションとして作成すると、選択した部門およびそのサブオーディネートオブジェクトすべてがペアレントパーティションから分割されます。選択した部門は、新しいパーティションのルートになります。新しいパーティションのレプリカは、ペアレントパーティションのレプリカと同じサーバに存在します。また、新しいパーティションのオブジェクトは、そのパーティションのルートオブジェクトに属します。
[役割およびタスク]で、[
]>[ ]の順にクリックします。[パーティションの作成]ページで、新しいパーティションのルートとして使用するコンテナを指定するか、オブジェクトセレクタを使用してコンテナを特定して、[
]をクリックします。パーティションの作成が正常に実行されたことを示す確認メッセージが表示されます。
パーティションをマージすることで、ペアレントパーティションと効果的に再結合することができます。パーティションを作成してマージすることは、ディレクトリの論理的な分割方法を決定することを意味します。
[役割およびタスク]で、[
]>[ ]の順にクリックします。[パーティションのマージ]ページで、ペアレントとマージするパーティションを指定するか、オブジェクトセレクタを使用してパーティションを指定し、[
]をクリックします。パーティションを指定するには、パーティションルートとして機能するコンテナオブジェクトを指定します。
パーティションの作成が正常に実行されたことを示す確認メッセージが表示されます。
パーティションを移動することで、ディレクトリツリー内のサブツリーを移動できます。これは切り取り/接ぎ木操作とも呼ばれます。移動できるのは、サブオーディネートパーティションがないパーティションだけです。サブオーディネートパーティションがある場合は、移動操作を行う前にそれらのパーティションをマージする必要があります。
パーティションを移動する場合、eDirectoryではパーティションのルートオブジェクトへのすべての参照が変更されます。オブジェクトの共通名は変更されませんが、コンテナ(およびそのサブオーディネートコンテナすべて)の完全識別名は変更されます。
メモ:パーティションを移動する場合は、eDirectoryの包含ルールに従う必要があります。たとえば、部門はディレクトリツリーのルートの直下には移動できません。これは、ルートの包含ルールにより、地域、国、または組織のみが移動を許可されているためです。
[役割およびタスク]で、[
]>[ ]の順にクリックします。[パーティションの移動]ページで、必要な情報を指定して、[
]をクリックします。[
]フィールドで移動するパーティションを指定するか、オブジェクトセレクタを使用してパーティションを特定します。[
]フィールドでは、指定したパーティションの移動先のコンテナオブジェクトを指定します。[移動したオブジェクトの代わりに別名を作成します]によって、パーティションの新しい場所にポインタが作成されます。 これにより、新しい場所を反映して操作を更新するまで、古い場所に依存する操作が続行されます。ユーザは、引き続きネットワークにログインし、元のディレクトリの場所でオブジェクトを検索できます。
警告:パーティションを移動する前に、ディレクトリツリーが正しく同期されていることを確認してください。移動元か移動先のいずれかのパーティションで同期エラーが発生している場合は、パーティションの移動操作を実行しないでください。最初に同期エラーを解決します。移動したパーティションをパーティションとして使用しない場合は、それをペアレントパーティションとマージします。
レプリカを表示することで、現在の状態を確認できます。eDirectoryレプリカの状態は、それが実行しているパーティションや複製の操作によってさまざまです。
[役割およびタスク]で、[
]>[ ]の順にクリックします。[レプリカビュー]ページで、レプリカを表示するパーティションまたはサーバを指定して、[
]をクリックします。テーブルに、レプリカのパーティション、タイプ、フィルタ、状態が表示されます。レプリカの状態については、『eDirectory管理ガイド』を参照してください。
[役割およびタスク]で、[
]>[ ]の順に選択します。[パーティション情報]ページで、情報を表示するパーティションを指定して、[
]をクリックします。パーティションを指定するには、パーティションルートとして機能するコンテナオブジェクトを指定します。
フィルタ済みレプリカには、eDirectoryパーティションの情報のフィルタ済みサブセット(オブジェクトまたはオブジェクトクラス、およびこれらのオブジェクトの属性と値のフィルタ済みセット)が保存されます。フィルタ処理済レプリカウィザードを使用すると、選択したサーバ上のフィルタ済みレプリカを、表示される手順に従って設定できます。
[役割およびタスク]で、[
]>[ ]の順にクリックします。フィルタ済みレプリカを構成するサーバの名前またはコンテキストを指定するか、オブジェクトセレクタを使用してそれらを検索して、[
]をクリックします。選択したサーバに設定されているフィルタのクラスと属性を定義する場合は、[フィルタセットの定義]をクリックして、[
]をクリックします。レプリケーションフィルタには、サーバのフィルタ済みレプリカセットに保存するeDirectoryクラスと属性のセットが含まれます。
[
]をクリックします。フィルタ済みレプリカの詳細については、『 eDirectory管理ガイド 』を参照してください。