サイレント(非対話型)インストールでは、ユーザインタフェースは表示されず、ユーザに対する質問も行われません。代わりに、InstallAnywhereがプロパティファイルから必要な情報を収集しながらインストールを遂行します。
NetWareではサイレントインストールをサポートしていません。
サイレントインストールには次の2つのオプションがあります。
LinuxまたはWindowsサーバで、すべてのデフォルト値をそのまま使用して標準的なサイレントインストールを実行するには、次の手順に従います。
コンソールウィンドウを開き、ダウンロードしたiManagerファイルがあるディレクトリに移動します。
Linuxの場合は、コマンドラインで以下を入力します。
./iManagerInstall< platform>.bin -i silent
Windowsの場合は、次のように入力します。
iManagerInstall.exe -i silent
インストールすべきモジュールを選別するなど、カスタマイズを加えてのサイレントインストールを実行するには、次の手順に従います。
インストーラの実行ファイルが格納されているディレクトリ内で、installer.propertiesファイルを作成します。
installer.propertiesファイルを使ってサイレントインストールを実行するには、次のように入力します。
./iManagerInstall platform.bin -i silent -f pathto_properties_file
installer.propertiesで、次の値を設定して保存します。
$PLUGIN_INSTALL MODE$ (プラグインをディスク、ネットワーク、またはディスクとネットワークの両方からインストールするのか、あるいはどこからもインストールしないのかを制御するプロパティ)
プラグインがディスクからインストールされる場合、このプロパティをDISKに設定します。これはデフォルト値です。
プラグインがネットワークからインストールされる場合、このプロパティをNETに設定します。
プラグインがディスクとネットワークの両方からインストールされる場合、このプロパティをBOTHに設定します。
プラグインがインストールされない場合、このプロパティをSKIPに設定します。
$PLUGIN_DIR$ (ディスク上にあるプラグインの場所を示す代替パスを定義するプロパティ)
$PLUGIN_INSTALL_URL$ (プラグインが置かれているURLを指定するプロパティ)
このURLは編集できます。詳細については、『iManager 2.7管理ガイド』の「Downloading and Installing Plug-in Modules (プラグインモジュールのダウンロードおよびインストール)」を参照してください。
ダウンロードする特定のモジュールを指定するには、次の例のように、NPMのMETA-INFフォルダに格納されたMANIFEST.MFファイルから、モジュールIDとバージョンを指定します。
$PLUGIN_MODULE_ID_1$=eDirectoryBackupAndRestore
$PLUGIN_VERSION_1$=2.7.20050517
$PLUGIN_MODULE_ID_2$=ldap
$PLUGIN_VERSION_2$=2.7.20050517
etc. . . . (repeated as many times as there are modules)
モジュールが定義されていない場合は、ダウンロードWebサイト上にあるiman_mod_desc.xmlファイル内で「seleceted」としてタグが記述された、最も頻繁にインストールされるモジュールがインストールされます。
モジュールにバージョンが定義されていない場合は、NPM名に一致するすべてのモジュールがインストールされます。