[Project Window]で移行のモデル化を完了したら、新しいオブジェクトの格納場所で、移行先のNDSツリー内にある既存の名前、権限、ネームスペースなどとの競合が発生していないかを検証する必要があります。
ドラッグアンドドロップした項目はNDSツリーに表示されますが、これらの項目は、NDSツリー内の目的のエリアへコピーするための準備として割り当てられているだけであることに注意してください。オブジェクトは、移行プロセスを開始するまで、実際にはコピーされません。
実際のNTの移行を開始すると検証プロセスが実行されるので、移行の前にスタンドアロンの検証プロセスを実行する必要はありません。ただし、移行を開始する前に重大なエラーや警告を検出しておくと、移行時の検証プロセスにかかる時間が短くなります。
重大なエラーは、移行プロジェクトを実際に開始する前に、すべて解決する必要があります。警告は移行後に解決できます。
Migration Wizardのツールバーで、[Project]>[Verify Project]の順にクリックするか、ツールバーの[Verification]ボタンをクリックしてから、[Next]をクリックします。
次のセクション「移行先のNDSツリーへのユーザとデータの移行」で説明する手順の「移行先のNDSツリーへのユーザとデータの移行」から開始します。