NetWare 3データのコピー先になるボリュームおよびコンテナは選択しましたが、データはまだ移行されていません。NetWare 3ユーザオブジェクトを移行すると、NDSオブジェクトに変換され、移行先のNDSツリーに配置されます。移行を開始するには、次を実行します。
Migration Wizardのツールバーで、[Project]>[Verify and Migrate Project]の順にクリックします。
重要: 検証中、移行元のNetWare 3サーバ上に古いNLMファイルがあると通知された場合には、そのファイルを更新する必要があります。ファイルを更新するには、そのファイルをProducts\NW3Xディレクトリからコピーします。Migration Wizardで指示されたNLMファイルだけをコピーするように注意してください。NLMファイルをコピーした後、移行元のNetWare 3サーバをリブートし、Migration Wizardを再度実行します。
Products\NW3Xディレクトリは、Migration Wizardのインストール先と同じディレクトリ(C:\Program Files\Novell\Novell NetWare Migration Wizard\Products\NW3X)にあります。
初期画面の説明を読み、[Next]をクリックします。
(状況によって実行)複数のサーバを移行する場合は、移行するサーバの順序を選択し、[Next]をクリックします。
この操作は、複数の移行元サーバ間でユーザオブジェクトが重複している場合にだけ実行します。
プロンプトが表示されたら、NetWare 3プリントキューボリュームの移行先になるボリュームを選択し、[Next]をクリックします。
新しく作成したユーザに対してテンプレートオブジェクトを適用する場合は、ツリーを参照し、ツリービューからテンプレートオブジェクトを選択して、[Next]をクリックします。
テンプレートオブジェクトを使用しない場合は、チェックボックスをオフにして[Next]をクリックします。
重要: ホームディレクトリは、自動的には移行されません。ホームディレクトリを移行するには、ホームディレクトリのあるNetWare 3ディレクトリを移行先のNDSツリーにドラッグアンドドロップする必要があります。次に、NetWare 3ユーザを移行先のNDSツリーに移行するときに、テンプレートオブジェクトを使用します。このとき、テンプレートオブジェクトで指定したホームディレクトリのパスが、移行先のNDSツリー内でNetWare 3ディレクトリをドロップする場所を示していることを確認します。
ヒント: これまでにテンプレートオブジェクトを作成していないが、ここで使用する場合には、プロジェクトを保存して、ConsoleOneを開き、テンプレートオブジェクトを作成します。次に、Migration Wizardを再度実行し、[Open Last Project]をクリックします。移行手順をステップ 1から再開します。
移行元のNetWare 3サーバと移行先のNDSツリーで重複するファイル名の処理方法を指定します。次のいずれかを選択し、[Next]をクリックします。
このNetWare 3サーバの移行を初めて行う場合は、[Yes]>[Next]の順にクリックします。以前の移行を継続する場合は、[No]>[Next]の順にクリックします。
NetWare 3のユーザおよびグループを移行すると、NDS名を持つ各移行元サーバのバインダリにテーブルが格納されます。このテーブルは、NDSツリーに移行されたNetWare 3ユーザと関連付けられています。Migration Wizardは、このテーブルにユーザの移行先を記録するため、少数のユーザを複数回に分けて移行することができます。また、移行先の情報を格納することにより、正しいファイルのアクセス権が適切なユーザに割り当てられます。
移行先のNDSツリーのパスワードを入力し、[Next]をクリックします。
移行元サーバのパスワードを入力し、[Next]をクリックします。
複数のサーバを同時に移行する場合は、移行するすべての移行元サーバに対して、この画面が表示されます。
[Next]をクリックし、NetWare 3ファイルシステムを格納するために必要なディスク容量が、移行先のボリュームにあることを確認します。
Migration Wizardは、ドロップされたフォルダの内容をスキャンし、これらのフォルダを移行するための十分な権利があるかどうかを検証します。
プロンプトが表示された場合は、タイプが異なるオブジェクト間での名前の競合を解決し、[Next]をクリックします。
タイプが異なるオブジェクトの名前を変更するか、このようなオブジェクトを移行しないかを選択できます。複数のサーバを同時に移行する場合は、移行するすべての移行元サーバに対して、この画面が表示されます。
プロンプトが表示された場合は、タイプが同じオブジェクト間での名前の競合を解決し、[Next]をクリックします。
タイプが同じオブジェクトをマージするか、このようなオブジェクトを移行しないかを選択できます。複数のサーバを同時に移行する場合は、移行するすべての移行元サーバに対して、この画面が表示されます。
移行しないNetWare 3ユーザが表示されたら、これを確認し、[Next]をクリックします。
移行するすべての移行元サーバに対して、この画面が表示されます。誤りがあった場合は、[Cancel]をクリックして[Project Window]に戻り、移行するユーザをドラッグアンドドロップします。
移行しないNetWare 3グループが表示されたら、これを確認し、[Next]をクリックします。
移行するすべての移行元サーバに対して、この画面が表示されます。誤りがあった場合は、[Cancel]をクリックして[Project Window]に戻り、移行するユーザをドラッグアンドドロップします。
重大なエラーを解決し、[Next]をクリックします。
警告または重大ではないエラーは、移行後に解決できます。重大なエラーまたは警告を解決するには、エラーの下にあるテキストフィールドに表示された説明を読みます。この説明には、エラーについて考えられる原因と、解決のためのヒントが示されています。
次のいずれかを実行します。
(移行の場合のみ)エラーログおよび成功ログが表示されます。
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