WANトラフィックマネージャポリシーグループ

WANトラフィックマネージャには、次の定義済みポリシーグループがあります。ConsoleOneでポリシーグループを適用する方法の詳細については、「WANポリシーを適用する」を参照してください。


1-3AM.WMG

このグループのポリシーでは、トラフィックを送信できる時間帯が午前1時から午前3時までだけに制限されます。次の2つのポリシーがあります。

すべてのトラフィックをこの時間帯だけに制限するには、両方のポリシーを適用する必要があります。


7AM-6PM.WMG

このグループのポリシーでは、トラフィックを送信できる時間帯が午前7時から午後6時までだけに制限されます。次の2つのポリシーがあります。

すべてのトラフィックをこの時間帯だけに制限するには、両方のポリシーを適用する必要があります。


COSTLT20.WMG

このグループのポリシーでは、コストファクタが20より小さいトラフィックのみ送信が許可されます。次の2つのポリシーがあります。

コストファクタが20以上のトラフィックをすべて抑止するには、両方のポリシーを適用する必要があります。


IPX.WMG

このグループのポリシーでは、IPXトラフィックのみ送信が許可されます。次の2つのポリシーがあります。

IPX以外のトラフィックをすべて抑止するには、両方のポリシーを適用する必要があります。


NDSTTYPS.WMG

このグループのポリシーは、さまざまなeDirectoryトラフィックタイプのサンプルポリシーです。eDirectoryがこのタイプの要求に渡す変数が格納されています。


Catch All with Addressesのサンプル

アドレスのあるトラフィックタイプのためのサンプルポリシーです。


Catch All without Addressesのサンプル

アドレスのないトラフィックタイプのためのサンプルポリシーです。


NDS_BACKLINKSのサンプル

eDirectoryは、バックリンクまたは外部参照をチェックする前に、このアクティビティが許容される時間帯かどうかをWANトラフィックマネージャに照会します。NDS_BACKLINKSには送信先アドレスがないため、NO_ADDRESSESポリシーが必要になります。WANトラフィックマネージャがDONT_SENDを返した場合は、バックリンクチェックは延期され、再度スケジューリングされます。次の変数が使用できます。


NDS_BACKLINK_OPENのサンプル

NDS_BACKLINK_OPENは、対応するNDS_BACKLINKSクエリの実行中にCheckEachNewOpenConnectionまたはCheckEachAlreadyOpenConnectionが1に設定されていた場合にのみ使用されるトラフィックタイプです。

このクエリは、CheckEachNewOpenConnectionが1でeDirectoryがバックリンク処理のために新しい接続を確立する必要がある場合、またはCheckEachAlreadyOpenConnectionが1でeDirectoryが既存の接続を再使用する必要がある場合には、常に生成されます。


NDS_CHECK_LOGIN_RESTRICTIONのサンプル

eDirectoryは、ログイン制限をチェックする前に、このアクティビティが許容される時間帯かどうかをWANトラフィックマネージャに照会します。トラフィックタイプNDS_CHECK_LOGIN_RESTRICTIONSには送信先アドレスがないため、NO_ADDRESSESポリシーが必要になります。WANトラフィックマネージャがDONT_SENDを返した場合は、エラーが発生して、チェックは実行されません。次の変数が使用できます。


NDS_CHECK_LOGIN_RESTRICTION_OPENのサンプル

NDS_CHECK_LOGIN_RESTRICTION_OPENは、対応するNDS_CHECK_LOGIN_RESTRICTIONSクエリの実行中にCheckEachNewOpenConnectionまたはCheckEachAlreadyOpenConnectionが1に設定されていた場合にのみ使用されます。このクエリは、CheckEachNewOpenConnectionが1に設定されていてeDirectoryが次の操作を必要とする場合には、常に生成されます。

次の変数が使用できます。


NDS_JANITORのサンプル

eDirectoryは、janitorを実行する前に、このアクティビティが許容される時間帯かどうかをWANトラフィックマネージャに照会します。NDS_JANITORには送信先アドレスがないため、NO_ADDRESSESポリシーが必要になります。WANトラフィックマネージャがDONT_SENDを返した場合は、janitor作業は延期され、再度スケジューリングされます。次の変数が使用できます。


NDS_JANITOR_OPENのサンプル

NDS_JANITOR_OPENは、対応するNDS_JANITORクエリの実行中にCheckEachNewOpenConnectionまたはCheckEachAlreadyOpenConnectionが1に設定されていた場合にのみ使用されます。このクエリは、CheckEachNewOpenConnectionが1でeDirectoryがバックリンクを実行する前に新しい接続を確立する必要がある場合、またはCheckEachAlreadyOpenConnectionが1でeDirectoryが既存の接続を再使用する必要がある場合には、常に生成されます。


NDS_LIMBERのサンプル

eDirectoryは、limberを実行する前に、このアクティビティが許容される時間帯かどうかをWANトラフィックマネージャに照会します。トラフィックタイプNDS_LIMBERには送信先アドレスがないため、NO_ADDRESSESポリシーが必要になります。WANトラフィックマネージャがDONT_SENDを返した場合は、limberは延期され、再度スケジューリングされます。次の変数が使用できます。


NDS_LIMBER_OPENのサンプル

NDS_LIMBER_OPENは、対応するNDS_LIMBERクエリの実行中にCheckEachNewOpenConnectionまたはCheckEachAlreadyOpenConnectionが1に設定されていた場合にのみ使用されます。このクエリは、CheckEachNewOpenConnectionが1に設定されていてeDirectoryがlimberを実行する前に新しい接続を確立する必要がある場合には、常に生成されます。このクエリは、CheckEachNewOpenConnectionが1でeDirectoryがスキーマの同期を実行する前に新しい接続を確立する必要がある場合、またはCheckEachAlreadyOpenConnectionが1でeDirectoryが既存の接続を再使用する必要がある場合には、常に生成されます。


NDS_SCHEMA_SYNCのサンプル

eDirectoryは、スキーマを同期する前に、このアクティビティが許容される時間帯かどうかをWANトラフィックマネージャに照会します。トラフィックタイプNDS_SCHEMA_SYNCには送信先アドレスがないため、NO_ADDRESSESポリシーが必要になります。WANトラフィックマネージャがDONT_SENDを返した場合は、スキーマの同期は延期され、再度スケジューリングされます。次の変数が使用できます。


NDS_SCHEMA_SYNC_OPENのサンプル

NDS_SCHEMA_SYNC_OPENは、対応するNDS_SCHEMA_SYNCクエリの実行中にCheckEachNewOpenConnectionまたはCheckEachAlreadyOpenConnectionが1に設定されていた場合にのみ使用されます。このクエリは、CheckEachNewOpenConnectionが1でeDirectoryがスキーマの同期を実行する前に新しい接続を確立する必要がある場合、またはCheckEachAlreadyOpenConnectionが1でeDirectoryが既存の接続を再使用する必要がある場合には、常に生成されます。


NDS_SYNCのサンプル

eDirectoryがレプリカを同期する必要がある場合は、トラフィックタイプNDS_SYNCを使用して、WANトラフィックマネージャへのクエリが常に生成されます。eDirectoryのWANポリシーでは、次の変数が使用できます。


ONOSPOOF.WMG

このグループのポリシーでは、既存のWAN接続のみ使用が許可されます。次の2つのポリシーがあります。

すべてのトラフィックを既存の接続上だけに制限するには、両方のポリシーを適用する必要があります。


OPNSPOOF.WMG

このグループのポリシーでは、既存のWAN接続のみ使用が許可されますが、15分間使用されていない接続は無効と見なされます。この場合は使用できません。次の2つのポリシーがあります。

すべてのトラフィックを15分以内に使用されたことがある既存の接続上だけに制限するには、両方のポリシーを適用する必要があります。


SAMEAREA.WMG

このグループのポリシーでは、同じネットワークエリア内でのみトラフィックが許可されます。ネットワークエリアは、アドレスのネットワークセクションにより決定されます。WANトラフィックマネージャは、TCP/IPアドレスをクラスCアドレスとして解釈します(クラスCアドレスでは、最初の3つのセクションが同じアドレスは同じネットワークエリアに属すると見なされます)。IPXアドレスでは、ネットワーク部分が同じアドレスはすべて同じネットワークエリアに属すると見なされます。次の3つのポリシーがあります。


TCPIP.WMG

このグループのポリシーでは、TCP/IPトラフィックのみ許可されます。次の2つのポリシーがあります。

TCP/IP以外のトラフィックをすべて抑止するには、両方のポリシーを適用する必要があります。


TIMECOST.WMG

このグループのポリシーでは、すべてのトラフィックが午前1時から午前1時30分までの時間帯だけに制限されますが、同じロケーション内のサーバには連続的な対話が許可されます。このグループでは次のポリシーを使用します。すべてのポリシーを適用する必要があります。