Novellとオープンソースコミュニティでは、NLDを使用するうえで役立つ情報を豊富に用意しています。関連する情報を編集し、さまざまな形式で利用できるようにしています。
NLDのヘルプセンターでは、『Novell Linux Desktop KDEユーザガイド』、お使いのワークステーション向けのあらゆる情報ソース、およびインストール済みプログラムのオンラインヘルプを参照することができます。ヘルプセンターからは、コマンドラインプログラムに関連付けられたman (manual)とinfo (information)の両ページのほか、グラフィカルプログラムのヘルプにもアクセスできます。manページとinfoページにアクセスするには、メニューパネルから[ヘルプ]>[User's Manual (ユーザマニュアル)]の順に選択し、見出し「Additional Document (追加のドキュメント)」の下に表示されるmanページとinfoページのそれぞれに対応するリンクをクリックします。
ヘルプセンターは、トップパネルの[N]>[SUSE Help Center]>[User's Manual (ユーザマニュアル)]をクリックするか、パネルのQuickstartヘルプアイコンまたは各アプリケーションの[ヘルプ]をクリックすると起動します。起動すると、のようなビューが表示されます。ダイアログボックスは、主に次の3つの領域で構成されています。
メニューバーには、編集、ナビゲーション、および設定に関する主要なオプションが用意されています。
ツールバーには、3つのナビゲーションアイコン([進む]、[戻る]、[ホーム])と、現在のコンテンツを印刷するためのプリンタアイコンが含まれています。この他、印刷情報へのショートカットや、表示されている情報をズームインしたりズームアウトしたりするためのショートカットもあります。
ウィンドウの左側のフレームにはナビゲーションエリアがあり、入力フィールドを使って特定の情報ソース内でクイック検索することができます。[検索]タブでの検索とその詳しい機能については、ヘルプセンターの検索機能を参照してください。[目次]タブには、すでにインストールされて使用可能な状態にあるすべての情報ソースがツリー形式で表示されます。個々のカテゴリを開いて参照するには、ブックアイコンをクリックします。
[用語集]はクイックリファレンスになっており、わからない用語の定義を調べることができます。
表示ウィンドウには、オンラインマニュアル、検索結果、Webページなど、現在選択されているコンテンツが常に表示されます。
NLDのインストール済み情報ソースを検索するには、検索インデックスを作成し、さまざまな検索パラメータを設定します。この作業を行うには、[検索]タブをクリックします。図 8を参照してください。
図 8
検索機能の設定
まだ検索インデックスを作成していない場合、[検索]タブをクリックするか、検索文字列を入力して[検索]をクリックすると、検索インデックスを作成するかどうかを確認するメッセージが表示されます。検索インデックスを作成するためのダイアログボックス(図 9)で、検索インデックスを作成する情報ソースのチェックボックスをオンにします。[OK]をクリックしてダイアログボックスを終了すると、検索インデックスが作成されます。
図 9
検索インデックスの作成
検索対象を限定し、できるだけ正確なヒットリストを得るために、3つのドロップダウンメニューを使って、表示されるヒット数と検索対象ソースの選択領域を決定します。選択領域を決定するには、次のオプションを使用することができます。
検索条件の設定を完了したら、[検索]をクリックします。該当する項目が表示ウィンドウに表示され、マウスをクリックするだけで項目間を移動することができます。
サポート情報は、次の場所でも探すことができます。
また、汎用の検索エンジンが役立つこともよくあります。たとえば、CDの作成時やOpenOffice.Orgでのファイル変換時に問題が生じた場合には、「Linux CD-RW ヘルプ」や「OpenOffice ファイル変換 問題」などの検索条件を試してみることができます。Google*にはLinuxに特化した検索エンジン(http://www.google.com/linux)もあり、役立つ場合があります。