NSSサーバコンソールのコマンド
次のコマンドをサーバコンソールで使用することにより、NSSの情報を表示したり、タスクを実行することができます。
オンラインヘルプコマンド
ヘルプにアクセスするには、「nss /help」または「nss /? 」と入力します。
NSS設定情報コマンド
- nss /modules: プロバイダ、ロード可能なストレージサブシステム、およびセマンティックエージェントを一覧表示します。
- nss /status: 現在のNSSステータスを表示します。
- volumes: Adminボリュームも含め、マウントされているすべてのNetWareおよびNSSのボリュームを表示します。
- nss volumes: Adminボリュームも含め、すべてのNSSボリュームを一覧表示します。
その他のNSSコマンド
- nss /Activate=volume_name: NSSボリュームをアクティブにします。
- nss /Deactivate=volume_name: NSSボリュームを非アクティブにします。
- nss /Maintenance=volume_name: 指定されたNSSボリュームを保守モードに切り替えます。
- nss /ForceActivate=volume_name: NSSボリュームを強制的にアクティブにします。
- nss /StorageAlarmThreshold=value: ストレージ容量が少ないことを警告する場合に使用するしきい値を設定します。デフォルトは10です。有効な値の範囲は、0〜1000000です。
- nss /StorageResetThreshold=value: ストレージ容量が少ないことを警告する場合に使用するしきい値をリセットします。デフォルトは10です。有効な値の範囲は、1〜1000000です。
- nss /(No)StorageAlertMessages: ストレージ容量が少ないことをユーザに通知するメッセージを[ON]または[OFF]にします。デフォルトは[ON]です。
- nss /NumWorkToDo=value: 同時に実行できるWorkToDoエントリの数を設定します。NSSは、ファイルメタデータをバックグラウンドでディスクにフラッシュするなどのタスクに対して、WorkToDoエントリを使用します。WorkToDoエントリの数を増やすことは、利用頻度の高いシステムでは有効です。NSSは常に20個のWorkToDoエントリを予約しています。デフォルトは40です。有効な値の範囲は、5〜100です。
- nss /FileFlushTimer=value: 開いている変更済みファイルのフラッシュ時間を秒単位で設定します。この数を増やすと、ディスクへの書き込み回数が減ります。ただし、システムがクラッシュした場合に失われるデータ量が増えます。デフォルトは10秒です。有効な値の範囲は、1〜3600秒です。
- nss /OpenFileHashShift=value: Open Fileハッシュテーブルのサイズを(2の累乗で)設定します。サーバで多数のファイルを同時に使用する場合は、この数を増やすことをお勧めします。デフォルトは11です。有効な値の範囲は、8〜20です。
- nss /ClosedFileHashShift=value: メモリにキャッシュできる、閉じたファイルの数を設定します。デフォルトは512です。有効な値の範囲は、1〜100000です。
- nss /MailBoxSize=value: メールボックスのサイズを設定します。デフォルトは228です。有効な値の範囲は、64〜256です。
- nss /NumAsyncios=value: 割り当てるAsyncioエントリの数を設定します。デフォルトは2048です。有効な値の範囲は、4〜65536です。
- Numbonds=value: 割り当てるBondエントリの数を設定します。デフォルトは5000です。有効な値の範囲は、512〜2097152です。
- Salvage: ボリュームで削除されたファイルのサルベージを有効にします。
- NoSalvage: ボリュームで削除されたファイルのサルベージを無効にします。
- UserSpaceRestrictions: ボリューム上のユーザスペース制限を有効にします。
- NoUserSpaceRestrictions: ボリューム上のユーザスペース制限を無効にします。
- DirectoryQuotas: ボリューム上のディレクトリ割り当てを有効にします。
- NoDirectoryQuotas: ボリューム上のディレクトリ割り当てを無効にします。
- DataShredding: <vol name> [:<count>]を指定します。ボリュームのデータシュレッドを有効にします。これは、データをシュレッドする回数になります。デフォルト値は1です。最大値は7です。
- NoDataShredding: ボリュームのデータシュレッドを無効にします。
- FlushFilesImmediately: ボリューム上にあるファイルを閉じると同時にフラッシュします。
- NoFlushFilesImmediately: ボリューム上にあるファイルの同時フラッシュを無効にします。
- FileCopyOnWrite: ボリューム上にあるファイルを書き込み用に開くときに、コピーを作成します。
- NoFileCopyOnWrite: ボリューム上にあるファイルを書き込み用に開くときに、コピーを作成しません。
- UpgradeObjectsOnVolume: ボリューム上のオブジェクトを現在のバージョンにアップグレードします。
- Transaction=: ボリューム上のファイルに対するトランザクション単位の書き込みを有効にします。
- NoTransaction=: ボリューム上のファイルに対するトランザクション単位の書き込みを無効にします。
- Migration=: ボリューム上のファイルに対するマイグレーションを有効にします。
- NoMigration=: ボリューム上のファイルに対するマイグレーションを無効にします。
- AllocAheadBlks=value: 書き込みの前に割り当てるブロックの数を設定します。デフォルトは15です。有効な値の範囲は、0〜63です。
- Compression: ボリュームでのファイル圧縮を有効にします。
- NoCompression= volume: ボリュームでのファイル圧縮を無効にします。
- NoBGCompession: バックグラウンド圧縮を開始または停止します。BGCompressionで圧縮を停止すると、キュー内のすべての圧縮リクエストが停止します。
- CompScreen: NSS圧縮統計情報の画面を開始します。
- Pools: 現在使用可能なNSSプールをすべて表示します。
- PoolAutoActivate: 指定されたプールを、ロードする時にアクティブにします。
- PoolAutoDeactivate=pool: 指定されたプールを、ロードする時に非アクティブにします。
- PoolAutoDisplay: 現在のプールをロードする時のポリシーを表示します。
- PoolAutoMaintenance=pool: 指定されたプールを、ロードする時に保守モードにします。
- PoolAutoVerify: 指定されたプールの物理的な完全性を起動時に検証します。
- PoolRebuild=pool: 指定されたプールを再構築します。
- PoolRebuild: メニューからプールを選択し、それらを再構築します。
- PoolVerify=pool: 指定されたプールの物理的な完全性を検証します。
- PoolVerify: メニューからプールを選択し、それらの物理的な完全性を検証します。
- LogicalVolumePurgeDelayAfterLoad: 削除された論理ボリュームのパージを遅延する秒数です。これにより、削除を元に戻す時間に余裕が生じます。
- LogicalVolumePurgeDelayAfterContinue: [続行]のクリック後に、論理ボリュームのパージを遅延する秒数です。パージが開始された後では、ボリュームはサルベージできません。
- VolumeMaintenance: ボリュームを保守モードにします。ボリュームを保守モードにすることはできますが、保守はストレージプールレベルでのみ実行されます。
- MFL=volume: ボリュームのMFL保守を有効にします。
- NoMFL=volume: ボリュームのMFL保守を無効にします。
- MFLVerify=volume: ボリュームのMFL保守のステータスを取得します。
- FixMFL: ボリュームのMFL保守です。
- GetMFLStatus: ボリュームのMFL保守のステータスを取得します。
- VolumeAutoActivate: ボリュームを、ロードする時にアクティブにします。
- VolumeAutoDeactivate: ボリュームを、ロードする時に非アクティブにします。
- VolumeAutoDisplay: 現在のボリュームをロードする時のポリシーを表示します。
- ZLSSIOStatus: 現在のNSS IOステータス情報を表示します。
- ZLSSPendingWriteIOs: ストレージサブシステムにドロップされる書き込みIOの数です(0 =すべて使用可能)[値=1000 範囲=0〜3000]。
- ZLSSVolumeUpgrade: インストール処理でのNetWare 6形式への5.x/ZLSS VolumeUpgradeを可能にします。
- LVDeleteStatusBasic: 削除された論理ボリュームについての情報を表示します。
- LVDeleteStatusSalvagable: サルベージ可能な論理ボリュームについての情報を表示します。
- ZLSSPoolScan: すべてのZLSSプールをスキャンしてロードします。
DOS FATコマンド
- nss /(No)FATLongNames: 長いファイル名をFATボリュームで有効にします。デフォルトは[ON]です。
- nss /(No)FATLazyWrites: FATの遅延書き込みを実行します。ONに設定されている場合、書き込まれるデータは、FATに書き込まれる前に、一定時間メモリ内に格納されます。これにより、パフォーマンスが向上します。デフォルトは[ON]です。
- nss /FATLazyWriteDelay=value: FAT遅延書き込みに関する遅延時間を設定します(秒単位)。(No)FATLazyWritesが[ON]に設定されているときは、FATに書き込まれるまでにデータをメモリに格納しておく秒数を指定します。デフォルトは60です。有効な値の範囲は、5〜180です。
- nss /FATPartition=partition_type_number: 追加のパーティションタイプを3つまでサポートします。これらのパーティションには、/FATPartition=12,13などの16ビットのFATも含まれます。
- nss /space: プールの容量と、関連付けられているボリュームを表示します。
- NoClassicDirectoryQuotas: 従来のNetWareボリュームのエミュレーションをオンまたはオフにします。デフォルトはオフです。
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