インストールスクリプトを利用したインストールのカスタマイズ

NetWareでは、インストールスクリプトはNWCONFIGユーティリティとNetWareインストールシステムによってサポートされます。

注:  インストールスクリプトの使用方法の詳細については、「Automating the NetWare Installation with a Response File」および「More About Automating the NetWare Installation with a Response File」を参照してください。

NetWareインストールでは、インストールスクリプトを使用できるタイミングは2回あります。

次に示すレスポンスファイルの構文は、NetWareインストールでインストールスクリプトを実行するのに使用されます。


［NWI:Install Script］セクション


Script Location = <string>

デフォルト

なし

値

(全体で255文字までの、実在するDOSパス)

キーの必要性

いいえ

設定例

Script Location = C:\NWUPDATE\PRECOPY.IC?

用途

予備的なファイルのコピーが終了したとき(インストールのグラフィカルインタフェースを起動する前)に実行されるインストールスクリプトの、ファイル名とパスを指定します。

注:  ファイル名の拡張子にワイルドカード「?」を使用すると、指定したファイルが存在しないときに発生するエラーが抑制されます。

Support Pack Script = <string>

デフォルト

Support Pack Script = C:\spack\silent.ics

値

(全体で255文字までの、実在するDOSパス)

キーの必要性

いいえ

設定例

サポートパックのイメージがC:ドライブにある場合には、次のパスを使用します。Support Pack Script=c:\nw51sp1\spack.ips e=c:\facterr.log s=c:\nw51sp1

サポートパックのイメージが、マウントされているCD-ROMにある場合には、次のパスを使用します。Support Pack Script=NW51:\spack.ips e=c:\err.log s=NW51:\

サポートパックのイメージがリモートサーバにある場合には、次のパスを使用します。Support Pack script=prv-athena\images:nw5\cobra\sp1 128.524\spack.ips TRANSPORT=IPX u="SITESTER2" a=01010155:000000000001:0451 DS c="CN=SITESTER2.OU=INSTALL.OU=DEV.O=NOVELL" z=PRV-ATHENA-TREE e=C:\err.log s=PRV-ATHENA\IMAGES:NW5\COBRA\SP1 128.524

用途

インストールの最後に実行されるインストールスクリプトのファイル名とパスを指定します。

Close Script = <string>

デフォルト

なし

値

(全体で255文字までの、実在するDOSパス)

キーの必要性

いいえ

設定例

Script Location = SYS:\OTHER.ICS

用途

NetWareサーバインストールの最終画面が閉じられたときに実行される、インストールスクリプトのファイル名とパスを指定します。

注:  このスクリプトは、Close Screenルーチンがいくつかのハウスキーピングを行う直前に実行されます。


|