ファクトリインストールを行うと、インストールにかかる手間と時間を減らすことができます。NetWareインストールのグラフィカルインタフェース部分を設定するだけでオンサイト設定を完了できるようにするために、ハードウェア設定とファイルのコピーのほとんどが工場で行われます。ネットワークオペレーティングシステムのファイルがあらかじめサーバにコピーされているため、インストールにかかる時間は数分間に短縮されます。
ファクトリインストールでは、NetWareのインストールを2段階に分けて実行します。
第1段階が完了したら、コンピュータを再起動するか電源を切ります。コンピュータの電源を投入し、サーバが起動すると、AUTOEXEC.NCFファイルによりJava*が起動され、インストールの第2段階が開始します。
ファクトリインストールは、次に説明するレスポンスファイルのセクションを使用して実行されます。デフォルトのファクトリインストールレスポンスファイルは、NetWareオペレーティングシステムCDの\INSTALLディレクトリにあるFACTORY.TXTとRESPONSE.TXTを組み合わせて作成できます。
[NWI:Factory]セクションのPreinstallキーは、NetWareインストールにファクトリインストールを実行させる主キーです。他のセクションのPrecopyキーは、NetWareインストールの最後のファイルコピールーチンでそのファイルグループを再コピーするかどうかを指定します。「Precopy=True」に設定すると、ファイルの照合はされますが、コピーはされません。しかし、ファイル名がコピーステータスボックスに表示されるため、ファイルがコピーされているように見えます。
注: このファイル照合を実行するために、NetWare CDはファクトリインストールの第2段階で使用する必要があります。
自動インストールに必要なその他のキーについても、すべてレスポンスファイルに記述しておく必要があります。詳細については、「完全自動化インストールの実行」を参照してください。
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
はい |
設定例 |
Preinstall = True |
用途 |
NetWareインストールのファクトリインストールオプションを使用するかどうかを決定します。「Preinstall=True」に設定すると、このセクションの他のキーがチェックされます。 |
デフォルト |
False |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Copy Products to SYS = True |
用途 |
第2段階でNetWareオペレーティングシステムCDを使用せずに製品を選択しインストールするために、NetWareインストールCDのproductsディレクトリをボリュームSYSにコピーするかどうかを決定します。 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
(全体で255文字までの、実在するDOSパス) |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Remove Directory = SYS:\PRODUCTS |
用途 |
第2段階の最後に、システムからディレクトリを削除します。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
インストールイメージの\CONFIGディレクトリにあり、ボリュームSYSにコピーされるファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
インストールイメージの\DRIVERS\LANディレクトリにあり、SYS:SYSTEMディレクトリにコピーされるLANファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
インストールイメージの\DRIVERS\SBDディレクトリにあり、SYS:SYSTEMディレクトリにコピーされるファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
zipファイルに含まれている、ボリュームSYSにコピーするファイルを第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
zipファイルに含まれている、ボリュームSYSにコピーするファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
zipファイルに含まれている、ボリュームSYSにコピーするファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
zipファイルに含まれている、ボリュームSYSにコピーするファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
zipファイルに含まれている、ボリュームSYSにコピーするファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
zipファイルに含まれている、ボリュームSYSにコピーするファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
zipファイルに含まれている、ボリュームSYSにコピーするファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
zipファイルに含まれている、ボリュームSYSにコピーするファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
デフォルト |
True |
値 |
TrueまたはFalse |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Precopy = True |
用途 |
zipファイルに含まれている、ボリュームSYSにコピーするファイルを、第2段階でコピーするかどうかを決定します。「Precopy = True」の場合、最後のファイルコピールーチンでファイルは再コピーされません。 |
次に、インストールの実行ファイルを起動する際に使用するコマンドラインオプションを示します。
デフォルト |
(なし) |
値 |
(全体で255文字までの、実在するDOSパス) |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Install /LOG=C:\TMP\ERROR.LOG |
用途 |
インストールログファイルを作成する場所を指定します。 |
デフォルト |
(なし) |
値 |
1〜FFFFFFFF |
キーの必要性 |
いいえ |
設定例 |
Install /IIPX 38483933またはInstall\SERVER_ID 38483933 |
用途 |
特定の内部ネットアドレスを、インストールを行うサーバで使用できるようにします。 |