NetWare 6では、NetWareインストールスクリプトはNWCONFIG.NLMプログラムが処理します。
注: NetWare 4では、INSTALL.NLMがスクリプトコマンドを処理します。
スクリプトファイルは、ASCII形式のテキストファイルです。次のいずれかの拡張子を持つ、8文字までのファイル名が与えられます。
拡張子 | ファイルのタイプ |
---|---|
.IPS |
個々の製品のインストール |
.ICS |
スクリプトの共通機能、または言語に依存しないスクリプト |
.ILS |
言語固有の機能 |
サーバコンソールで、「NWCONFIG.NLM」と入力します。
[Configuration Options]画面で[Products Options]をクリックします。
[Other Installation Actions]メニュー>[Install a product not listed]の順にクリックします。
<F3>キーを押し、スクリプトファイルのディレクトリパスを指定します。
最初にそのディレクトリパスで、.IPSファイルが検索されます。.IPSファイルが1個だけ検出された場合、そのファイルが実行されます。2個以上検出された場合には、最初に検出されたファイルだけが実行されます。.IPSファイルが存在しなければ、PINSTALL.NLMがロードされ、実行されます。製品がインストールされているか確認できるように、IPSファイルの最初の@Other...@EndOther記述子が表示されます。
NetWareインストールプログラムは、コマンドラインパラメータ「B=」を含むすべてのファイルをロードします。たとえば、「LOAD NWCONFIG b=A:\myscript.IPS」という行を入力してスクリプトを実行します(myscriptは.IPSファイルの名前を表しています)。
インストールでスクリプトを起動できるタイミングは2回あります。
詳細については、「Using a Response File with NetWare」を参照してください。
テキストベースのファイルをコピーする際、NetWareインストールプログラムは1つのインストールスクリプト(NETWARE.ILS)を使用しています。このスクリプトファイルに修正を加え、他のファイルをコピーさせたり他のプロセスを起動させたりすることができますが、このような使用法はお勧めできません。