負荷分散のしきい値の設定

負荷分散のしきい値は、マルチプロセッササーバにのみ適用されます。テストを繰り返した結果、マルチプロセッサに対する負荷分散の最適なしきい値が決められました。この値は、過度なスレッドの移行を防ぐ一方で、重大な負荷の不均衡を解決するものです。負荷分散メカニズムの中でこの役割がなければ、スレッドは絶えずあるプロセッサから別のプロセッサへと移動します。

最適なしきい値はNovellによってあらかじめ設定されており、多くの場合、この値は最も効率的なプロセッサの利用率を実現します。しきい値を変更しないことを強く推奨しますが、この値は各自で設定することも可能です。

警告:  しきい値を調整する場合は、十分に調査し、検討した上で行ってください。異なるしきい値レベルのテストは、独立したテストシステムで実行するのが最適です。稼動環境ではテストしないでください。最適設定にいつでも戻せることを、念頭に置いてください。

負荷分散のしきい値を設定するには、次の操作を実行します。

  1. NetWare Remote Managerで、ナビゲーションフレームの[Set Parameters]リンクをクリックし、次に[Multiprocessor]リンクをクリックします。

  2. System Thresholdパラメータの[value]リンクをクリックします。

    ページに現在の設定と有効値の範囲が表示されます。デフォルト値は、1536です。

  3. しきい値の設定を変更するには、フィールドに新しい値を入力し、[OK]をクリックします。

値の範囲とデフォルト設定の詳細については、『Utilities Reference』の「SET」の「Multiprocessor Parameters」、またはNetWare Remote Managerのパラメータについてのオンラインヘルプを参照してください。

NetWare Remote ManagerでNLMTMプログラムによるCPUの使用率を表示するには、ナビゲーションフレームの[Profile/Debug]リンクをクリックし、[Profiling and Debug Information]ページの[Profile CPU Execution by NLM]リンクをクリックします。



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