複数参照型シナリオでのタイムプロバイダグループの環境設定
複数参照型シナリオの環境設定では、ユーザがサーバの時刻同期を計画し、カスタマイズします。この環境設定では、タイムソースとなるネットワーク上のサーバを指定し、このタイムソースに従うサーバを指定します。
このサーバの環境設定は、次の状況のネットワークに適しています。
- NetWareサーバの数が30台を超えるネットワークの場合。
- インストール時に、カスタマイズの必要があり、デフォルトでは環境設定されないネットワークの場合。
時刻同期をカスタマイズするには、次の方法を使用します。
- サーバの階層構造を作成します。
- 最上位レベルのタイムサーバが、密接に同期を取るようにします。
- 各下位レベルのサーバが、1つ上位のサーバと同期を取るようにします。
時刻同期の協議環境設定
- 時刻同期の階層を完全に制御できます。
- ネットワークトラフィックを最適化し、タイムソースをネットワーク中に分散させます。
- ネットワークに障害が発生した場合にサーバが使用する代替のタイムソースを追加して、同期階層に堅牢性を持たせます。
- 1つのTimesyncネットワークで複数のリファレンスタイムサーバが共存できますが、双方のサーバが互いに同期を取る必要があります。この同期には、外部タイムソースを使用できます。
協議環境設定は、特に大規模なネットワークでは、慎重に計画する必要があります。 また、新しいタイムソースを追加する場合は、他のいくつかのサーバの環境設定ファイルを更新する必要があることも考慮する必要があります。
協議時刻同期のチェックリスト カスタム環境設定の場合は、このチェックリストに従います。
- 同じネットワークに複数のeDirectoryTMツリーがある場合、これらのツリーの時刻の同期を個別に取るか、または一緒に取るか。
- どのサーバをタイムソース(プライマリタイムサーバおよびリファレンスタイムサーバ)にし、どのサーバをセカンダリタイムサーバするか。
- 時刻同期で、SAP/SLP、設定済みソースリスト、またはこの2つの組み合わせのどれを使用するか。
カスタム環境設定では、環境設定ファイルで次のパラメータを使用してSAP/SLPを使用しないようにします。
service advertising = off
configured sources = on
- サーバが設定済みソースリストを使用する場合、どのサーバがどのタイムソースに接続するか。
- 複数のリファレンスタイムサーバが必要であるか。必要な場合、これらのサーバの同期化にどの外部タイムソースを使用するか。
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