3.4 どのOES 2プラットフォームを使用すべきか

OES 2サービスは、次のいずれかのプラットフォームに導入できます。

OES が提供するサービスに関するLinux上およびNetWare上での違いについては、セクション 3.1, OES 2が備えているサービスを参照してください。

ネットワークサービスの必要性に合った最適なOES プラットフォームを決める上で、次のことも考慮してください。

表 3-2 プラットフォーム間の比較

OES 2 NetWare

SUSE Linux Enterprise Server 10

簡単な説明

受賞歴をもつNovellのネットワーク最適化オペレーティングシステム

受賞歴をもつNovellのLinuxオペレーティングシステム

一般に認められている長所

  • 信頼性

  • スケーラビリティ

  • セキュリティ

  • オープンなアプリケーション環境

  • 柔軟性

  • 汎用性

導入効果

ユーザが広範囲に分散していて管理作業の負担が大きい場合、NetWareのほうが適しています。

  • ネットワークの可用性が向上。

  • 管理のしやすさが向上。

  • ユーザの生産性が向上。

  • Apache、Tomcat、MySQLなどのオープンソースソフトウェアを実行可能。

SLES 10は、Linux用ソフトウェアを実行するためのアプリケーションサーバとして適しています。

  • オープンソースコミュニティから入手できる多数のソフトウェアを実行可能。

  • OESのファイルサービスと印刷サービスを利用可能。

  • オープンソースのWebサーバ、プロキシサーバ、およびメールサーバをホスティング可能。