Novell Doc: Novell PlateSpin Recon 3.7.2ユーザガイド - PlateSpin Reconスナップショットの操作

3.6 PlateSpin Reconスナップショットの操作

PlateSpin Reconスナップショット(*.prsファイル)には、 PlateSpin Reconの他のインスタンスからエクスポートされた、またはバックアップとしての現インスタンスからの、マシン、レイター、レポートテンプレート、生成されたレポート、プロジェクト、シナリオ、およびサーバテンプレートに関するデータが含まれます。

PlateSpin Reconの以前のバージョンからエクスポートされたスナップショットをインポートすることもできます。この場合、データがPlateSpin Reconへ取り込まれる前に、スナップショットアップグレードが実行されます。考慮事項は、次のとおりです:

大きいスナップショットをインポートする場合(例: エクスポート前にスナップショットが圧縮されていた場合)、古いスナップショットのサイズの2～5倍のディスク容量を必要とします。
PlateSpin Recon 3.0以降からエクスポートされたスナップショットは、サポートされます。
PlateSpin Recon 3.1からのスナップショットは、スナップショットのエクスポート前にすべてのホットフィックスがPlateSpin Reconに適用されていた場合にのみサポートされます。
Citrix XenServerのスナップショットのエクスポートは、サポートされません。

スナップショットは、デフォルトのローカルサイトまたは新しいローカルサイトへインポートできます。

3.6.1 PlateSpin Reconスナップショットのエクスポート

Data Center Explorerで右クリックし、［Sites］を選択して［Export Snapshot］をクリックします。

Export Site Snapshot Wizardが表示されます。
スナップショットに含めるエクスポートオブジェクトを、該当するオブジェクトの隣にあるチェックボックスをクリックすることによって選択します。

メモ:Citrix XenServerオブジェクトのエクスポートを選択することはできますが、スナップショットには含まれません。これは、Citrix XenServerのスナップショットのエクスポートはサポートされていないためです。

レポートテンプレートがスナップショットに含まれると、その生成されたレポートも含まれます。同様に、プロジェクトがスナップショットに含まれる場合、そのシナリオも含めることができます。
［Next］をクリックします。

スナップショットの一部としてMachinesをエクスポートすることを選択した場合は、ステップ 4に進みます。それ以外の場合は、ステップ 6に進みます。
［Step 1b］ダイアログボックスで、エクスポートするデータに対してサマリオプション(データ範囲タイムフレーム、ログまたは資格情報を含めるかどうかなど)を選択します。
［Next］をクリックします。

［Step 2］ダイアログボックスが表示されます。
エクスポートされるスナップショットに対してファイル名を指定します:
1. スナップショットを保存する場所を示すUNC (\\<server>\<path>\<filename>)またはファイルパス(drive:\directory\filename)を指定します。［Browse］をクリックすることにより、場所をブラウズして選択することもできます。
2. エクスポートされたスナップショットを保存する場所にアクセスするために、適切な資格情報を選択または作成します。この場所に対しては、書き込み許可が必要です。
3. ファイルを圧縮するかどうかを指定します。
4. ファイルを暗号化するかどうかを指定します。暗号化されるスナップショットファイルに対しては、暗号化解除のためのパスワードを指定して確認します。
［Next］をクリックします。

［Step 3］ダイアログボックスが表示されます。
スナップショットの配信タイプと配信スケジュールを設定します。
1. スナップショットをエクスポート後にネットワークまたはFTP上の場所へ配信する場合は、該当の配信タイプを選択します。配信方法オプションを設定するには、選択した配信方法の隣にある該当のオプションボタンをクリックします。配信の環境設定について不確かな場合は、システム管理者に尋ねてください。
  
  ファイルパスへはPlateSpin Reconサーバがアクセスできる必要があります。
2. (オプション) スナップショットを配信後に削除する場合は、［Delete Source File After Delivery］チェックボックスを選択します。
3. スナップショットが配信されるスケジュールを設定します。
  - スナップショットを直ちに配信するには、［Now］を選択します。
  - スナップショットを後で配信するには、次のいずれかのスケジュールを選択します:
    
    ［Later］
    
    ［Recurrence］
［Export］をクリックします。

データスナップをPlateSpin Reconの別のインスタンスにインポートすることができます。

3.6.2 PlateSpin Reconスナップショットのインポート

必要なスナップショットのインポート先となるローカルサイトのタイプ(デフォルトのローカルサイトまたは新しいローカルサイト)を決定します。新しいローカルサイトにインポートするには、スナップショットをインポートする前にそのサイトを作成する必要があります。
Data Center Explorerで、ターゲットローカルサイトを右クリックし、［Sites］を選択して［Import Snapshot］をクリックします。

または

Data Center Explorerで右クリックし、［Sites］を選択して［Import Snapshot］をクリックします。

Import Site Snapshot Wizardが表示されます。
［Step 1］ダイアログボックスで、次のように設定を行います:
1. インポートするスナップショットのUNCまたはローカルファイルパスを指定するか、または［Browse］をクリックしてブラウズし選択します。
2. その場所にアクセスするために必要な資格情報を選択または追加します。
3. エクスポート時にファイルが暗号化されていた場合、スナップショットパスワードを入力して暗号化解除します。
［Next］をクリックします。

［Step 2］ダイアログボックスが表示されます。
インポートするオブジェクトの隣にあるチェックボックスを選択します。
［Next］をクリックします。

インポートされるオブジェクトに監視データを持つマシンが含まれる場合に、［Step 2b］ダイアログボックスが表示されます。それ以外の場合は、ステップ 9に進みます。
マシンフィルタに対してデータのオプションを指定します。
［Next］をクリックします。

［Step 3］ダイアログボックスが表示されます。
［Import to Site］ドロップダウンリストで、必要なスナップショットのインポート先となるターゲットサイトを選択します。
［Import］をクリックします。

Data Center Explorerでは、データがインポートされ、［Sites］ノードの下で操作できます。