5.6 Document Viewer

レポートをDocument Viewerで表示するには、レポートテンプレートからレポートを生成してそのレポートのインスタンスをダブルクリックするか、または以前に生成したレポートインスタンスをダブルクリックします。セクション 5.5, レポートの生成を参照してください。

図 5-11 Document Viewerに表示されているレポート

使用可能な最初のビューを通じてレポートが表示された状態で、新しいタブ付きページがDocument Viewerに追加されます。異なるビューに切り替えるには、[Views]ドロップダウンリストをクリックし、適切なビューを選択します。ビューの詳細については、セクション 5.4.1, レポートビューの作成および編集を参照してください。

5.6.1 コマンド

表 5-6 Document Viewerのコマンド

コマンド

ツールのヒント/説明

[Columns]アイコン

Columns: 表示用にカラムコンテンツを選択します。

[Groups]アイコン

Groups: レポートにグループを追加したり、レポートの既存のグループを変更したりします。

[Matrix]アイコン

Matrix: レポートにマトリックスを追加したり、レポートの既存のマトリックスを変更したりします。

[Copy to Group]アイコン

Copy to Group: 選択したサーバをグループにコピーします。

[Font Size]アイコン

Font Size: フォントサイズ(小、中、または大)を変更します。

[Print]/[Quick Print]アイコン

Print/Quick Print: プリンタとその設定を選択したり、現デフォルトのプリンタと設定を使用して直ちにレポートを単に印刷したりすることを可能にする、[Print Options]ダイアログボックスを表示します。

[Search]アイコン

Search: 検索用に[Find]ダイアログボックスを開きます。

[Zoom Out]/[Zoom Percent]/[Zoom In]アイコン

Zoom Out/Zoom Percent/Zoom In: 増分/減分でズームインまたはズームアウトしたり、ズーム設定を指定したりします。

[Multiple Pages]アイコン

Multiple Pages: レポートの複数ページを同時に表示できるよう、表示ズーム設定を縮小します。

[Color Background]アイコン

Color Background: レポートの背景色の設定を可能にするダイアログボックスを表示します。

[Watermark]アイコン

Watermark: レポートに対するウォーターマーク(ドラフト、トップシークレット、イメージなど)を設定できるダイアログボックスを表示します。

[Export Document]アイコン

Export Document: PDF、HTML、テキスト、CSV、MHT、Excel、RTF、またはイメージの形式にエクスポートします。

[Send via Email]アイコン

Send via Email: レポートを添付ファイルとして、電子メールを介して送信します。まず最初にファイルがローカルで保存された後、その保存されたファイルが添付された状態で、デフォルトのメールクライアントが起動します。使用可能なファイル形式は、PDF、MHT、RTF、Excel、CSV、テキスト、またはイメージです。

[Exit]アイコン

Exit: レポートプレビューページを閉じます。

5.6.2 レポートのカスタマイズ

レポートは、生成された後、さらに調整してカスタマイズすることができます。これには、レポートに含めるカラムの変更、フォントの変更、グループ/マトリックスの追加や変更が含まれます。これらのカスタマイズ設定は、Document Viewerで表示され、エクスポートされたレポートに含まれますが、テンプレートに対しては保存されません。

カラムのカスタマイズ

  1. Document Viewerで、[Columns[Exit]アイコンをクリックします。

    [Report Column Selection]ダイアログボックスが表示されます。

    [Report Column Selection]ダイアログボックス
  2. レポートに表示されるカラムの配置を変更するには、該当のカラムを選択して矢印ボタンを適宜クリックします(カラムは、ツリー階層で高い位置に配置するほど、レポートでは左側に表示される)。数値フィールドに対しては、条件付き書式を選択できます。カスタムの色とブレークポイントを選択したり、デフォルト設定を使用したりすることができます。

    レポートでは、次がハイライトされます:

    • 低カラーで、低ブレークポイントよりも低いすべての値

    • 中カラーで、低ブレークポイント高ブレークポイントとの間にあるすべての値

    • 高カラーで、高ブレークポイントよりも高いすべての値

    Transparent]を選択すると、値はハイライトされません。

  3. レポートをソートするには、[Sort by]ドロップダウンリストから条件を選択します。チャートを昇順または降順のどちらでソートするかを指定します。グループ化されたレポートの場合、カラムをグループ化することによってレポート全体がソートされるため、これによってグループ内での順序が制御されます。

    Summary Rows]領域のチェックボックスを適宜選択することにより、オプションでサマリ行をテーブルに追加することができます。PlateSpin Reconでは、数値カラムに対して、カウント、合計最大平均、または最小を計算して表示できます。

レポートのフォントサイズの変更

  1. Document Viewerで、[Font[Font]アイコンをクリックします。次のオプションを含むドロップダウンメニューが表示されます:

    • [Small Font]

    • [Medium Font]

    • [Large Font]

    希望のフォントサイズをクリックします。Document Viewerに表示されるレポートに対して、変更が適用されます。

グループの追加または変更

  1. Document Viewerで、[Groups[Groups]アイコンをクリックします。

    [Report Group Settings]ダイアログボックスが表示されます。

    [Report Group Settings]ダイアログボックス
  2. 上部リストボックスの隣にある[Add]をクリックし、グループ名を入力します。

  3. どの要素別にグループ化するかを指定するために、[Custom <groupname> Bins]領域のドロップダウンリストから適切な要素を選択します。

  4. 次のいずれかを実行します:

    • Automatically generate bins based on values]チェックボックスを選択します。

    • 下部領域にある[Add ]をクリックし、カスタムビンを作成して名前を付けます。各カスタムビンに対して、式を1つ定義します。

  5. グループに対して希望のソート順序を選択します。

  6. テーブルに含めるサマリ行を選択します。これによって、各ビンに対する値が集計されます。

  7. グループまたはビンを変更するには、そのグループまたはビンの名前を選択し、それ自体を編集するか、またはその関連設定を編集します。グループまたはビンを削除するには、適切な[Delete]ボタンをクリックします。

  8. OK]をクリックします。

マトリックスの追加または変更

  1. Document Viewerで、[Matrix[Matrix]アイコンをクリックします。

    [Report Matrix Settings]ダイアログボックスが表示されます。

    [Report Matrix Settings]ダイアログボックス
  2. 上部リストボックスで、マトリックスを作成するための要素を選択します。

  3. 選択した各要素に対して、そのマトリックスの名前を入力します。

  4. 次のいずれかを実行します:

    • Auto generate columns]を選択し、要素の固有の各値に対して、カラムを1つ作成します。

    • Add]をクリックして、カスタムカラムを追加します。各カラムに対して、名前を指定し、式を1つ定義します。

  5. Use cell values from]を選択し、適切なマトリックスセルに配置する値を指定します。このチェックボックスを選択しなかった場合、マトリックスカラムの値は「True」または「False」になります。

  6. マトリックスをレポートから削除するには、該当のマトリックスの隣にあるチェックボックスを選択解除します。マトリックスを変更するには、そのマトリックスを選択し、関連設定を変更します。ビンは、そのビンの名前を選択して[Delete]をクリックすることにより、削除できます。

5.6.3 レポートの表示

「診断」レポート

「不足しているデータ - サマリ」レポートの行をクリックし、対応する「不足しているデータ - 詳細」レポートおよび「エラーレポート」を表示します。

レポートの複数ページ

複数ページを一度に表示するには、[Multiple Pages [Report Matrix Settings]ダイアログボックスをクリックします。同時に表示するページ数を、横方向と縦方向に対してそれぞれ選択します。表示するページ数が多くなるほど、テキストは小さくなります。指定できる範囲は、「1x1」ページから「5x10」ページの間です。

5.6.4 レポートの印刷およびエクスポート

[Print]ダイアログボックスを開くには、[Print[Print]アイコンをクリックし、現デフォルトのプリンタ設定を使用してレポートを直ちに印刷するには、[Quick Print[Quick Print]アイコンをクリックします。

PDF、HTML、テキスト、CSV、MHT、Excel、RTF、イメージなどの形式にデータをエクスポートするには、[Export Document[Export Document]アイコンをクリックします。希望の形式は、ドロップダウンリストから選択します。特定のセッション中に選択した最新の形式でデータを自動的にエクスポートするには、[Export Document]をクリックします。セッション中に形式を選択しなかった場合は、デフォルト形式のPDFが使用されます。

イメージ形式

ドキュメントをイメージとしてエクスポートすることを選択した場合、[Image Export Options]ダイアログボックスが表示されます。

図 5-12 [Image Export Options]ダイアログボックス

このダイアログボックスを使用すると、エクスポート結果となるイメージのタイプを複数の中(bmpemfwmfgifjpgpng、およびtiffを含む)から選択できます。また、次のオプションを指定して、この操作の出力を制御することもできます:

[Resolution (dpi)]: 使用するイメージ解像度。解像度が高くなるほど、エクスポートされたファイルのサイズは大きくなることに注意してください。

[Export mode]: どのようにイメージをエクスポートするかを選択できます:

  • [Single file]: カラムヘッダの単一セットが最上部にある、1つの長いイメージ。

  • [Single file page-by-page]: カラムヘッダの1セットが各ページの最上部にある、複数の個々のページから構成されている、1つの長いイメージ。

  • [Different files]: 単一ページのイメージが各ファイルに含まれている、複数の個別のファイルから成る1セット。このオプションを選択した場合、個別の各ファイルの名前は、指定のファイル名の末尾に番号(すべてのページがエクスポートされるまでこの番号は増加する)が追加されたものになります。たとえば、2ページから成るレポートに対して「MyImage.bmp」という名前を指定した場合、エクスポートされる2つのファイルの名前は、それぞれ順に「MyImage01.bmp」、「MyImage02.bmp」になります。

[Page range]: エクスポート対象となる、レポート内のページの範囲。たとえば、20ページから成るレポートで、最初の5ページ分と、10ページ目をエクスポートするには、「1-5,10」と指定します。

[Page border color]: レポートのページ罫線に使用する色。

[Page border width]: ページ罫線の幅。

5.6.5 レポートからグループへのサーバのコピー

表示されているサーバをレポートからData Center Explorerグループにコピーすると便利な場合があります。すべてのレポートにサーバが表示されるわけではなく、このようなタイプのレポートには[Copy To Group]ツールが現れません。グループはすでに存在している必要があります。セクション 3.4, グループの操作を参照してください。

サーバをグループにコピーするには:

  1. レポートで、グループに追加するサーバの隣にあるチェックボックスを選択します。

  2. Copy To Group[Copy To Group]アイコンをクリックします。

    [Copy To Group]ダイアログボックスが表示されます。

    [Copy To Group]ダイアログボックス
  3. ターゲットグループを選択し、[OK]をクリックします。コピーせずに終了するには、[Cancel]をクリックします。