Novell Vibeでは、指定したファイルフォルダ内にファイルエントリを作成できます。ファイルエントリの作成は、他の種類のフォルダエントリにファイルを添付するのとは異なります。Vibeのファイルフォルダ内のファイルエントリにはプライマリファイルが含まれています。他のファイルは添付ファイルとしてファイルエントリに関連付けることができますが、プライマリファイルは1つしかありません。
セクション 5.1, フォルダエントリの作成で説明したように、Vibe内で別の種類のフォルダエントリを作成するのと同じ方法で、ファイルフォルダにファイルエントリを作成できます。ファイルフォルダにのみ、添付ファイルでないファイルを含めることができます。
Vibeでは、エントリに添付ファイルを追加するさまざまな選択肢が提供されます。
別の場所からファイルをドラッグしてエントリにドロップすることで、エントリにファイルを添付できます。
ファイルを添付するエントリに移動して開きます。
タブをクリックします。
をクリックします。
[ファイルのドラッグアンドドロップ]ダイアログボックスが表示されます。
アップロードするファイルをドラッグし、[ファイルのドラッグアンドドロップ]ダイアログボックスのフォルダアイコンにドロップします。
開閉しているフォルダが表示され、ドロップしたファイルが添付ファイルとしてアップロードされていることを示します。
ファイルをコピーしてフォルダアイコンに貼り付けることもできます。
ファイルを添付するエントリに移動して開きます。
タブをクリックします。
をクリックします。
[単一のファイルのアップロード]ダイアログボックスが表示されます。
[
]をクリックして、添付するファイルを参照して選択します。[
]をクリックします。Vibeでは、エントリに関連付けられているファイルを簡単に表示および編集できます。ファイルは、次の2つのうちのいずれかの方法でエントリに関連付けることができます。
ファイルをエントリに添付する
ファイルをエントリのプライマリファイルにする
プライマリファイルはファイルフォルダに含まれるエントリ内にのみ存在できます。
次のセクションでは、添付ファイルの表示および編集方法を説明します。
ファイルはテキストエディタまたはHTML形式で表示できます。
テキストエディタでファイルを表示すると、ファイルが読み取り専用モードで開かれます。
表示するファイルを含むエントリに移動して開きます。
(オプション)表示するファイルが添付ファイルの場合、
タブをクリックします。ファイルフォルダにのみ、添付ファイルでないファイルを含めることができます。
表示するファイルの隣で、
> の順にクリックします。または
ファイルの名前をクリックします。
ファイルを素早く表示するには、HTML形式で表示できます。
PNG、JPG、GIF、およびPDFなどの一部のファイルタイプは、HTML形式で表示できません。
表示するファイルを含むエントリに移動して開きます。
(オプション)表示するファイルが添付ファイルの場合、
タブをクリックします。ファイルフォルダにのみ、添付ファイルでないファイルを含めることができます。
表示するファイルの隣で、
> の順にクリックします。Vibeでは、Edit-in-Place(その場で編集)機能を使用して、その場で文書を編集できます。この機能は、Vibeサーバに保存されている文書をシームレスに編集できます。
編集を行うための編集アプリケーションがパーソナルワークステーションにインストールされている場合にのみ、ファイルを編集できます。たとえば、.docファイルを編集するには、Microsoft Wordがパーソナルワークステーションにインストールされている必要があります。
編集するファイルを含むエントリに移動して開きます。
(オプション)編集するファイルが添付ファイルの場合、
タブをクリックします。ファイルフォルダにのみ、添付ファイルでないファイルを含めることができます。
編集するファイルの隣で、
> の順にクリックします。ファイルが指定したファイルエディタで起動されます。Vibeがファイルを編集するのに使用されるエディタの変更方法の詳細については、セクション A.3, エントリに添付されたファイルを編集できないを参照してください。
(オプション)Vibe資格情報を要求された場合は、Vibeにログインするのに使用するユーザ名とパスワードを指定し、
をクリックします。これでファイルを編集できます。
ファイルの編集が済んだら、変更内容を保存し、編集アプリケーション終了します。
Vibeによって、そのファイルの変更以前の状態のバージョンが作成されます。エントリを終了して再度開くと、以前に保存されたファイルのバージョンへのアクセスで説明したようにファイルの古いバージョンを表示できます。
重要:OpenOfficeを使用して添付ドキュメントを編集する場合、Novell Vibe OnPrem 3.1 Advanced User Guide』のManaging Your Data Quota
を参照)、OpenOfficeを使用している場合、ドキュメントを閉じる際にのみそれを保存してください。ファイルのバージョンを削除する方法の詳細については、ファイルの既存のバージョンの削除を参照してください。
Microsoft Officeを使用すると、ドキュメントを編集するたびに新しいバージョンが1つだけ作成されます。
を複数回クリックしても複数のバージョンが作成されるわけではありません。エントリに関連付けられているファイルをダウンロードできます。単一のファイル、またはエントリに関連付けられているすべてのファイルをダウンロードできます。ファイルは.zipファイルとしてダウンロードされます。
ダウンロードするファイルを含むエントリに移動して開きます。
ファイルの隣で、
> の順にクリックします。ダウンロードするファイルを含むエントリに移動して開きます。
エントリ内の任意のファイルの隣で、
> の順にクリックします。または
タブをクリックし、 をクリックします。
ファイルのWebDAV URLを知っている場合、Microsoft Officeなどの編集アプリケーションから直接ファイルを開くか、コマンドラインから直接ファイルを開くことができます。
ファイルのWebDAV URLを取得するには
WebDAV URLを取得するファイルを含むエントリに移動して開きます。
(オプション)WebDAV URLを取得するファイルが添付ファイルの場合、
タブをクリックします。ファイルフォルダにのみ、添付ファイルでないファイルを含めることができます。
ファイルの隣で、
> の順にクリックします。WebDAV URLが表示され、コピーできます。
ファイルのWebDAV URLを取得したら、Microsoft OfficeなどのドキュメントエディタにURLを指定してファイルを開くことができます。これを行うための手順については、特定のドキュメントエディタのマニュアルを参照してください。
特定のファイルまたはファイルのバージョンに関するメモを追加できます。ファイルメモは、
および タブ内のファイル名の下に直接表示されます。ユーザは、ファイルメモのおかげでファイルを開くことなく、ファイルに含まれる内容を正確に把握しやすくなります。これらのメモは、あるファイルのバージョンを別のバージョンと簡単に区別するための方法にもなります。メモを追加する添付ファイルまたはファイルバージョンを含むエントリに移動して開きます。
(オプション)メモを追加するファイルが添付ファイルの場合、
タブをクリックします。ファイルフォルダにのみ、添付ファイルでないファイルを含めることができます。
メモを追加するファイルの隣で、
> の順にクリックします。[ファイルメモの追加]ページが表示されます。
追加するメモを指定し、
をクリックします。複数のバージョンのファイルをお持ちの場合、どのバージョンが正式版で、どれがただのドラフトか、などを追跡するために、各バージョンにステータスを設定できます。ファイルには、
、 、または のステータスを設定できます。ステータスを設定する添付ファイルまたはファイルバージョンを含むエントリに移動して開きます。
(オプション)ファイルステータスを設定するファイルが添付ファイルの場合、
タブをクリックします。ファイルフォルダにのみ、添付ファイルでないファイルを含めることができます。
ステータスを設定するファイルの隣の[
]カラムの中で、現在のステータスをクリックしてから、ファイルに設定するステータスをクリックします。Vibeでファイルを変更すると、ファイルの以前のバージョンが保存され、簡単に参照できるようになります。これには、Vibeのファイルフォルダに保存されているファイル、またはフォルダエントリに添付ファイルとして保存されているすべてのファイルが含まれます。
ファイルを編集して保存すると、Vibeによってファイルの新しいバージョンが作成され、古いバージョンが保存されます。ファイルを編集する方法の詳細については、ファイル編集を参照してください。
また、次のセクションで説明するように、ドラッグアンドドロップ機能を使用して、添付ファイルの新しいバージョンを作成したり、ファイルフォルダ内のファイルエントリの新しいバージョン作成したりもできます。
既存のエントリの添付ファイルの新しいバージョンを作成するには、ドラッグアンドドロップするファイルが、新しいバージョンの作成対象となる既存のエントリの添付ファイルと同じ名前でなければなりません。
新しいバージョンを作成する添付ファイルを含むエントリに移動して開きます。
タブをクリックし、 をクリックします。
デスクトップなどの場所からファイルをドラッグし、ドラッグアンドドロップウィンドウのフォルダアイコンにドロップします。
ドキュメントが既存のエントリの添付ファイルの新しいバージョンとして追加されます。エントリの
タブには古いバージョンが表示されます。ファイルフォルダのみが、このセクションで説明するフォルダエントリの更新バージョンを作成できます。
ファイルフォルダ内で既存のファイルの新しいバージョンを作成するには、ドラッグアンドドロップするファイルが、新しいバージョンの作成対象となる既存のファイルと同じ名前でなければなりません。
ファイルの新しいバージョンをインポートするフォルダに移動します。
同じ名前のファイルが、フォルダ内にファイルエントリとしてすでに存在していなければなりません。
フォルダエントリ]ツールバーで[
]をクリックします。ドラッグアンドドロップウィンドウが開きます。
デスクトップなどの場所からファイルをドラッグし、ドラッグアンドドロップウィンドウのフォルダアイコンにドロップします。
ドキュメントが既存のエントリのファイルエントリの新しいバージョンとして追加されます。エントリの
タブには古いバージョンが表示されます。デフォルトでは、ファイルの新しいバージョンを作成すると、マイナーバージョン番号を使用してバージョンが追跡されます。たとえば、1.0、1.1、1.2などです。ファイルの最新版の主要バージョンの番号を増加させることができます。たとえば、バージョン1.2はバージョン2.0になります。
主要バージョンの番号を増加させるファイルを含むエントリに移動して開きます。
(オプション)主要バージョンの番号を増加させるファイルが添付ファイルの場合、
タブをクリックします。ファイルフォルダにのみ、添付ファイルでないファイルを含めることができます。
主要バージョンを増加させるファイルの隣で、
> の順にクリックします。[主要バージョンの番号を増加]ページが表示されます。
[
]をクリックします。以前のバージョンにアクセスするファイルを含むエントリに移動して開きます。
タブをクリックします。
エントリに関連付けられている各ファイルの以前に保存されたバージョンが、すべて新しい順にリストされます。Vibeには、日付、ファイルサイズ、およびファイルの変更者などの情報が表示されます。
ファイルの前のバージョンを最新版に昇格できます。最新版とは、ファイルエントリ内の主要なファイルです。その他のバージョンは、[
]タブ内の主要なバージョンの下にあります。最新版に昇格させるファイルバージョンのあるエントリに移動して開きます。
タブをクリックします。
最新版に昇格させるファイルバージョンの隣で、
> の順にクリックし、 をクリックします。セクション 5.14.3, エントリを前のバージョンに元に戻すで説明したように、エントリ全体を前のバージョン(エントリのタイトルと説明など)に戻すことができます。
重要:Vibeサイトから削除されたファイルおよびファイルバージョンは復元できません。
以前のバージョンにアクセスするファイルを含むエントリに移動して開きます。
タブをクリックします。
エントリに関連付けられている各ファイルの以前に保存されたバージョンが、すべて新しい順にリストされます。Vibeには、日付、ファイルサイズ、およびファイルの変更者などの情報が表示されます。
削除するファイルバージョンを選択し、
をクリックします。[
]をクリックして、削除を確認します。