2.1 購入記録のインポート
購入記録を作成する最も簡単な方法は、購入記録をインポートすることです。ZENworks® Asset Managementは、複数の購入記録形式をサポートしています。サポートされる形式については、セクション 2.1.1, ZENworks Asset Managementインポートファイルの形式を参照してください。
サポートされる購入記録ファイルからデータをインポートできない場合は、購入記録を手動で作成する必要があります。詳細については、セクション 2.2, 手動での購入記録の作成を参照してください。
購入記録をインポートするには、次の手順に従います。
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ZENworksコントロールセンターで、[]タブをクリックします。
-
[ライセンス管理]パネルで、[]をクリックします。
-
の順にクリックして、[購入記録のインポート]ダイアログボックスを表示します。
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[]フィールドで、[]をクリックし、インポートファイルを見つけて選択します。
-
[]をクリックして、インポートを開始します。
インポート中、リストの上に進行状況が表示されます。[]タブをクリックして、インポートの進行状況と以前のインポートのレコードを参照することもできます。
インポートが完了すると、新しい購入記録がリストに追加されます。
購入記録をインポートすると、ZENworks Asset Managementにより、コンプライアンス計算に使用されるライセンス情報があるカタログ製品が作成されます。次の手順では、ライセンス製品を作成し、新しく作成されたカタログ製品と調整します。インポートしたレコードからライセンス製品を作成する方法の詳細については、セクション 5.0, ライセンス製品の作成を参照してください。
2.1.1 ZENworks Asset Managementインポートファイルの形式
標準形式は、ZENworks Asset Management標準インポートファイルです(詳細については、ZENworks Asset Management標準インポートファイルの形式を参照してください)。ZENworks Asset Managementでは、次のリセラーコネクタもサポートされています。
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CompuCom*ソフトウェアコンプライアンスレポート
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Softchoice製品履歴レポート(詳細については、Softchoiceインポートファイル形式を参照してください)
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ZENworks Asset Managementリセラーコネクタレポート
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SHIライセンスコンプライアンスレポート
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KMDアセットレポート - SAP*からアセット管理関連データを自動的にインポート
ZENworks Asset Management標準インポートファイルの形式
ZENworks Asset Management標準インポートファイルは、ライン項目ごとに一行の、タブ区切りASCIIテキストファイルです。ファイルの最初の行にはカラムヘッダが含まれており、表 2-1で定義されているフィールド名を一致する必要があります。
インポートファイルの各行には、購入記録の明細が含まれています。インポートファイルの各行には2つのパートがあります。
表 2-1 Asset Management標準インポートファイルのフィールド
1 |
PO# |
発注書番号 |
この参照は、補足文書にリンクしたり所有権を証明するのに役立ちます。
記録にはこのフィールドまたは[OrderDate]フィールドのどちらかが含まれている必要があり、1つ以上のこれらのフィールドを使用してZENworks Asset Managementデータベースに一意の購入記録が定義されます。 |
2 |
OrderDate |
製品が注文された日付 |
記録にはこのフィールドまたは[PO#]フィールドのどちらかが含まれている必要があり、1つ以上のこれらのフィールドを使用してZENworks Asset Managementデータベースに一意の購入記録が定義されます。 |
3 |
Reseller |
この注文の製品の販売先となったリセラー |
|
4 |
Recipient |
この注文の製品の送り先となった個人 |
|
5 |
CompanyName |
注文を実行した会社の名前またはエンティティ |
|
6 |
ShippingAddress1 |
送り先住所の1行目 |
|
7 |
ShippingAddress2 |
送り先住所の2行目 |
|
8 |
ShippingAddress3 |
送り先住所の3行目 |
|
9 |
City |
注文が送られた市町村 |
|
10 |
State |
注文が送られた都道府県 |
|
11 |
Zip |
送り先の郵便番号 |
|
12 |
Country |
注文が送られた国 |
|
13 |
Notes |
購入記録に関するメモ用のテキストフィールド |
|
14 |
Manufacturer |
注文製品の製造元 |
[Manufacturer]、[ProductName]、[Version]、[ProductType]、および[LicensesPerPackage]フィールドは、 一意の製品の存在を判別するのに使用されます。 |
15 |
ProductName |
注文製品の名前または説明 |
このフィールドは必須です。
[Manufacturer]、[ProductName]、[Version]、[ProductType]、および[LicensesPerPackage]フィールドは、 一意の製品の存在を判別するのに使用されます。 |
16 |
Version |
注文製品のバージョン |
[Manufacturer]、[ProductName]、[Version]、[ProductType]、および[LicensesPerPackage]フィールドは、 一意の製品の存在を判別するのに使用されます。 |
17 |
ProductType |
注文した製品のタイプ |
[ProductType]フィールドは、フルライセンス、アップグレード、メディアなど、製品が表す内容の確認に役立ちます。
[Manufacturer]、[ProductName]、[Version]、[ProductType]、および[LicensesPerPackage]フィールドは、 一意の製品の存在を判別するのに使用されます。 |
18 |
LicensesPerPackage |
製品のこの注文書によって示されるライセンス数 |
たとえば製品が5パックの場合、この値は5です。デフォルトは1です。
[Manufacturer]、[ProductName]、[Version]、[ProductType]、および[LicensesPerPackage]フィールドは、 一意の製品の存在を判別するのに使用されます。 |
19 |
ResellerSKU |
リセラーによって割り当てられたSKU番号 |
この値は、特定のリセラーとやり取りするときに重要となる場合があります。 |
20 |
MfrPart# |
製造者によって割り当てられた部品番号 |
使用可能な場合、この値はしばしば製品を区別するのに使用されます。 |
21 |
PurchaseQty |
注文での購入単位数 |
|
22 |
Serial# |
注文製品に関連付けられているシリアル番号 |
|
23 |
Site1 |
ソフトウェアライセンスが割り当てられているサイト |
[Site]、[Department]、および[CostCenter]フィールドは、ZENworks Asset Managementで人口統計を追跡するのに使用されます。これらのカラムの任意またはすべての値をライン項目に関連付けて、特定の人口統計内でのライセンス数を 集約することができます。これらの値を意味あるものとするためには、対応する人口統計をZENworks Asset Managementインベントリのワークステーションに関連付ける必要があります。 |
24 |
Department1 |
ライセンスが割り当てられている部署 |
25 |
CostCenter1 |
ライセンスが割り当てられているコストセンター |
26 |
Comment |
購入した製品に関するメモ用のテキストフィールド |
|
27 |
Invoice# |
注文製品の請求書番号 |
この値は、補足文書にリンクしたり所有権を証明するのに役立ちます。
複数の請求書を同じ発注書番号に関連付けることができます。 |
28 |
UnitMSRP |
製品の製造元の希望小売価格を表す数値フィールド |
フィールドに通貨記号と千単位の区切記号が表示されている場合、これらはデータのインポート時に外されます。
インポータはサーバのロケールを使用して、千単位区切およびに通貨単位区切に使用されている文字を判別します。値に複数の通貨が含まれている場合、インポートされたコストの値は正しくない可能性があります。
[ExtendedPrice]フィールドに値がない場合、値は[PurchaseQty]フィールドと[UnitPrice]フィールドの値に基づいて計算されます。値が存在する場合は、その値がインポートされ、値が計算値と合致するかどうかはチェックされません。 |
29 |
UnitPrice |
製品の単価を表す数値フィールド |
30 |
ExtendedPrice |
製品の増値を表す数値フィールド |
1、の値は、人口統計割り当てが有効な、ライセンスされた製品に意味があります。対応する人口統計の割り当てタイプ(サイト、部署、コストセンター)を持ち、[]が有効になっているライセンスされた製品に対して、割り当てられた数量(およびライセンス数量)が更新されます。
Softchoiceインポートファイル形式
Softchoiceインポートファイルは、ライン項目ごとに一行の、タブ区切りASCIIテキストファイルです。ファイルの最初の行にはカラムヘッダが含まれており、表 2-2で定義されているフィールド名を一致する必要があります。この形式は、Softchoice Corporationの製品履歴レポートから生成されます。
インポートファイルの各行には、購入記録の明細が含まれています。インポートファイルの各行には2つのパートがあります。
表 2-2 Softchoiceインポートファイルフィールド
1 |
PO# |
PURCHASEORDER |
発注書番号 |
この参照は、補足文書にリンクしたり所有権を証明するのに役立ちます。
記録には[PO#]または[OrderDate]フィールドが含まれている必要があり、1つ以上のこれらのフィールドを使用してZENworks Asset Managementデータベースに一意の購入記録が定義されます。 |
2 |
OrderDate |
ORDERDATE |
製品が注文された日付 |
記録には[PO#]または[OrderDate]フィールドが含まれている必要があり、1つ以上のこれらのフィールドを使用してZENworks Asset Managementデータベースに一意の購入記録が定義されます。 |
3 |
Reseller |
|
この注文の製品の販売先となったリセラー |
|
4 |
Recipient |
SHIPCONTACTNAME |
この注文の製品の送り先となった個人 |
|
5 |
CompanyName |
COMPANYNAME |
注文を実行した会社の名前またはエンティティ |
|
6 |
ShippingAddress1 |
SHIPADDR |
送り先住所1の1行目 |
|
7 |
ShippingAddress2 |
SHIPCITYSTZIP |
送り先住所の2行目 |
|
8 |
ShippingAddress3 |
|
送り先住所の3行目 |
|
9 |
City |
|
注文が送られた市町村 |
|
10 |
State |
|
注文が送られた都道府県 |
|
11 |
Zip |
|
送り先の郵便番号 |
|
12 |
Country |
|
注文が送られた国 |
|
13 |
Notes |
|
購入記録に関するメモ用のテキストフィールド |
|
14 |
Manufacturer |
PUBLISHER |
注文製品の製造元 |
[Manufacturer]、[ProductName]、[Version]、[ProductType]、および[LicensesPerPackage]フィールドは、 一意の製品の存在を判別するのに使用されます。 |
15 |
ProductName |
ITEMDESC |
注文製品の名前または説明 |
このフィールドは必須です。
[Manufacturer]、[ProductName]、[Version]、[ProductType]、および[LicensesPerPackage]フィールドは、 一意の製品の存在を判別するのに使用されます。 |
16 |
Version |
|
注文製品のバージョン |
[Manufacturer]、[ProductName]、[Version]、[ProductType]、および[LicensesPerPackage]フィールドは、 一意の製品の存在を判別するのに使用されます。 |
17 |
ProductType |
|
注文した製品のタイプ |
[ProductType]フィールドは、フルライセンス、アップグレード、メディアなど、製品が表す内容の確認に役立ちます。
[Manufacturer]、[ProductName]、[Version]、[ProductType]、および[]フィールドは、 一意の製品の存在を判別するのに使用されます。 |
18 |
LicensesPerPackage |
|
製品のこの注文書によって示されるライセンス数 |
たとえば製品が5パックの場合、この値は5です。デフォルトは1です。
[]、、および[]フィールドは、 一意の製品の存在を判別するのに使用されます。 |
19 |
ResellerSKU |
SKU |
リセラーによって割り当てられたSKU番号 |
この値は、特定のリセラーとやり取りするときに重要となる場合があります。 |
20 |
MfrPart# |
MFGSKU |
製造者によって割り当てられた部品番号 |
使用可能な場合、この値はしばしば製品を区別するのに使用されます。 |
21 |
PurchaseQty |
QTYORD |
注文での購入単位数 |
|
22 |
Serial# |
|
注文製品に関連付けられているシリアル番号 |
|
23 |
Site1 |
|
ソフトウェアライセンスが割り当てられているサイト |
、およびフィールドは、ZENworks Asset Managementで人口統計を追跡するのに使用されます。これらのカラムの任意またはすべての値をライン項目に関連付けて、特定の人口統計内でのライセンス数を 集約することができます。これらの値を意味あるものとするためには、対応する人口統計をZENworks Asset Managementインベントリのワークステーションに関連付ける必要があります。 |
24 |
Department1 |
|
ライセンスが割り当てられている部署 |
25 |
CostCenter1 |
|
ライセンスが割り当てられているコストセンター |
26 |
Comment |
COMMENTS |
購入した製品に関するメモ用のテキストフィールド |
|
27 |
Invoice# |
INVOICE |
注文製品の請求書番号 |
この値は、補足文書にリンクしたり所有権を証明するのに役立ちます。
複数の請求書を同じ発注書番号に関連付けることができます。 |
28 |
UnitMSRP |
|
製品の製造元の希望小売価格を表す数値フィールド |
フィールドに通貨記号と千単位の区切記号が表示されている場合、これらはデータのインポート時に外されます。
インポータはサーバのロケールを使用して、千単位区切およびに通貨単位区切に使用されている文字を判別します。値に複数の通貨が含まれている場合、インポートされたコストの値は正しくない可能性があります。
[ExtendedPrice]フィールドに値がない場合、値は[PurchaseQty]フィールドと[UnitPrice]フィールドの値に基づいて計算されます。値が存在する場合は、その値がインポートされ、値が計算値と合致するかどうかはチェックされません。 |
29 |
UnitPrice |
SELLPRICE |
製品の単価を表す数値フィールド |
30 |
ExtendedPrice |
INVTOTAL |
製品の増値を表す数値フィールド |
1、の値は、人口統計割り当てが有効な、ライセンスされた製品に意味があります。対応する人口統計の割り当てタイプ(サイト、部署、コストセンター)を持ち、[]が有効になっているライセンスされた製品に対して、割り当てられた数量(およびライセンス数量)が更新されます。
次のSoftchoiceインポートファイルフィールドは、インポート処理中は無視されます。
-
ORDERNO
-
INVDATE
-
PURCHASEREF
-
ORDERSTATUS
-
LINENO
-
QTYSHP
-
COMPANYNAMESHIP
-
COMPANYNAMEBILL
-
BILLCONTACTNAME
-
BUYERNAME
-
BILLCITYSTZIP
-
ATTN
-
REQ
-
ITEM