9.1 ZENworksサーバのバックアップ

Novell® ZENworks® 10 Managementでは、ZENworksプライマリサーバの環境設定ファイルをバックアップおよび復元することができます。サーバが失敗したり、新しいサーバのハードウェアにアップグレードする必要がある場合、これによってZENworksサーバのIDと設定を保持できます。

ZENworksサーバは1回だけバックアップが必要です。バックアップは、環境設定ファイルしか保存しません。次のアイテムは、個別にバックアップする必要があります。

zmanコマンドを使用してZENworksサーバをバックアップすると、Windowsサーバの場合はNovell\ZENworks\confディレクトリのすべてのファイルが、Linuxサーバの場合はetc/opt/novell/zenworks/ディレクトリのすべてのファイルが、指定した場所にある暗号化されたバックアップファイルに保存されます。

  1. (条件付き)バックアップしているサーバがZENworksデータベースをホストしている場合は、データベースファイルを安全な場所に手動でバックアップします。

    データベースのバックアップの詳細については、セクション VI, データベース管理を参照してください。

  2. ZENworksサーバ上のコマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。

    zman zenserver-backup path_to_backup_file_to_create

    例を次に示します。

    zman zenserver-backup c:\zcm_backups\zone_backup.bak

    または

    zman zenserver-backup /root/zcm_backups/zone_backup.bak

  3. 入力が求められたら、ZENworksの管理者名およびパスワードを入力します。

  4. 入力が求められたら、バックアップファイルを暗号化するために使用されるパスフレーズを入力します(最低10文字)。

    このパスフレーズを覚えておいてください。サーバを復元する必要がある場合、これを入力する必要があります。

  5. (条件付き)これが使用する唯一のプライマリサーバであるか、管理ゾーンで定義したすべてのコンテンツを含む唯一のプライマリサーバである場合は、コンテンツリポジトリを安全な場所に手動でバックアップします。

    重要:これが管理ゾーンに定義したすべてのコンテンツを含む唯一のプライマリサーバであっても、コンテンツリポジトリをバックアップしない場合は、完全な障害復旧の態勢をとることはできません。

  6. 定期的にステップ 1ステップ 5を繰り返し実行してください。

    ステップ 2からステップ 4で説明しているzmanコマンドは1回実行するだけです。