メッセージは、ローカルログ、電子メール通知、SNMPトラップ、およびUDP通知など、出力ターゲットに基づくさまざまな形式でログされます。
すべてのエラーメッセージに、エラーの生成対象であるコンポーネント名がログされます。エラーをトラブルシューティングするには、そのコンポーネントのリファレンスガイドを参照してください。
メッセージは管理対象デバイスおよびZENworksサーバに次の形式でログ記録されます。
[severity] [loggingTime] [userGUID] [componentName] [MessageID] [MessageString] [additionalInfo] [RelatedGUID].
たとえば、[DEBUG] [1/22/2007 12:09:15 PM] [] [ZMD] [] [refreshing QuickTaskRefresh(GeneralRefresh)] [] []です。
電子メールメッセージは、メッセージヘッダとメッセージ本文で構成されます。
電子メールの件名フィールドは、キーワード代替マクロを使用して、必要に応じてカスタマイズできます。
マクロ |
値 |
---|---|
%s |
メッセージの重大度です。 |
%c |
コンポーネント名です。 |
%d |
メッセージが生成されるデバイスのIDです。 |
%t |
メッセージ生成の時刻です。 |
%a |
メッセージが生成されるデバイスの別名です。 |
たとえば、件名の行に「ERROR occurred on device Testifies at 4/1/07 5:31:01 PM」と表示する場合は、[件名]フィールドに「%s occurred on device %a at 」と入力します。
メッセージ本文は次のフィールドで構成されます。
デバイスの別名: メッセージが生成されるデバイスの名前です。
デバイスIPアドレス: メッセージが生成されるデバイスのIPアドレスです。
エラー: [日付] コンポーネント名 メッセージ ID ローカライズ済み文字列。
追加情報: (オプション)追加情報です。
SNMPメッセージは、次の2つの部分で構成されます。
ヘッダには次のフィールドが含まれています。
バージョン番号: 使用されるSNMPのバージョンを指定します。ZENworks 10 ManagementではSNMPv 1を使用します。
コミュニティ文字列: ネットワーク管理システム(NMS)グループに対するアクセス環境を定義します。
PDUには次のフィールドが含まれています。
エンタープライズ: トラップを生成する管理対象オブジェクトのタイプを識別します。ZENworks 10 Managementでは、1.3.6.1.4.1.23.2.80.100を使用します。
エージェントアドレス: トラップが生成されたマシンのIPアドレスを提供します。
汎用トラップタイプ: 整数値6が含まれます。タイプ6は、エンタープライズ固有のトラップタイプで、SNMPには標準の解釈がありません。トラップの解釈は、Message Logger MIBによって定義されている特定のトラップタイプフィールドの値に基づいています。
固有のトラップコード: ZENworks 10 Managementで生成されたエンタープライズ固有のトラップの場合、特定のトラップタイプのフィールド値は、次のとおりです。
重大度レベルMessageLogger.ERRORの場合、特定のトラップは1です。
重大度レベルMessageLogger.WARNの場合、特定のトラップは2です。
重大度レベルMessageLogger.INFOの場合、特定のトラップは3です。
タイムスタンプ: トラップが発生した時間を示すタイムスタンプです。
変数バインディング: トラップに関連する追加情報を提供します。このフィールドは、次の名前/値のペアで構成されます。
トラップID 1.3.6.1.4.1.23.2.80.100.0.1の場合、値はデバイスGUIDです。
トラップID 1.3.6.1.4.1.23.2.80.100.0.2の場合、値はデバイス名です。
トラップID 1.3.6.1.4.1.23.2.80.100.0.3の場合、値はコンポーネント名です。
トラップID 1.3.6.1.4.1.23.2.80.100.0.4の場合、値はメッセージがログされた時刻です。
トラップID 1.3.6.1.4.1.23.2.80.100.0.5の場合、値はメッセージIDです。
トラップID 1.3.6.1.4.1.23.2.80.100.0.6の場合、値は考えられる原因です。
ペイロードは、各要素に対する\0または0 x 00 (16進数)など、nullで終了する区切り文字を持つバイト配列です。各要素のデータは、UTF-8エンコード文字列で表示され、次のように説明されます。
最初の要素は、ZENworksのバージョン情報です。たとえば、10です。
2番目の要素は、メッセージの重大度の値です。重大度の値は、「情報」メッセージは4、「警告」メッセージは6、「デバッグ」メッセージは8です。
3番目の要素は、メッセージ日付です。日付はローカル固有のものではなく、UTF-8文字列で表示されます。たとえば、09-Mar-2008 14:15:44などです。
4番目の要素は、ユーザIDです。
5番目の要素は、コンポーネント名です。
6番目の要素は、非ローカライズメッセージのIDです。
7番目の要素は、ローカライズメッセージの文字列です。
8番目の要素は、追加の情報です。
9番目の要素は、推定される原因のURLです。
10番目の要素は、カンマで区切られた関連GUIDオブジェクトです。
メモ:要素にデータがない場合は、\0\0として表示されます。