1.4 デフォルトのログインを無効にする値の変更

デフォルトで、管理者のアカウントは、ログインの試行に3回失敗すると、60秒間、無効になります。このログインの試行回数とタイムアウトの長さは、環境設定ファイルを編集して変更できます。変更は、設定ファイルを開いたり変更したりするサーバから実行される、ZENworksコントロールセンターのインスタンスにのみ適用されます。変更内容をすべてのZENworksプライマリサーバに適用するには、各サーバにあるこのファイルのコピーに同じ変更を行う必要があります。

重要:管理者アカウントごとのログインの試行回数は、ZENworksデータベースに保持されています。ZENworksデータベースは、管理ゾーンにつき1つあります。したがって、管理者が1つのプライマリサーバへのログインに失敗すると、その管理者は、管理ゾーン内のすべてのプライマリサーバからロックアウトされます。ロックアウト期間は、ログインの試行が失敗したサーバの環境設定によって決まります。

ログインの試行およびタイムアウト値を変更するには、次の手順に従います。

  1. テキストエディタで、次のファイルを開きます。

    Windows: installation_location\novell\zenworks\conf\datamodel\zdm.xml

    Linux: /etc/opt/novell/zenworks/datamodel/zdm.xml

  2. ファイルに次の行を追加します。

    <entry key="allowedLoginAttempts">5</entry>
    
    <entry key="lockedOutTime">300</entry>
    

    この例の「5」は、ログインできなくなるまでの再試行回数を表しています。「300」は、秒数を表しています(デフォルトは60秒、つまり1分)。

    設定済みの失敗の回数(5回など)の後に、再ログインを許可するまでの遅延が長くなればなるほど、ZENworksコントロールセンターにアクセスするために待機する時間が長くなります。

    重要:ログインの試行の値として「0」を入力すると、ロックアウト機能が無効になり、ログインの無制限の試行が可能になります。

  3. ファイルを保存し、プライマリサーバのzenloaderサービスおよびzenserverサービスを再起動して変更を有効にします。

    サービスの再起動の詳細については、セクション 5.2.4, ZENworksサービスの再起動を参照してください。