デフォルトでは、Sybase SQL Anywhereはポート2638を使用します。データベースが実行されるポートを変更できます。
zenworks_database.confファイルで、サーバがリスンする新規ポート番号を指定します。
zenworks_database.confファイルは、Windowsの場合は%ZENWORKS_HOME%\conf、Linuxの場合は/etc/opt/novell/zenworksにあります。
すべてのプライマリサーバ上にあるzdm.xmlファイルの次のエントリで、新規ポート番号を指定します。
<entry key="Port">2638</entry>
デフォルトでは、デフォルトのポート番号である2638がエントリに一覧表示されます。
zdm.xmlファイルは、Windowsの場合は%ZENWORKS_HOME%\conf\datamodel、Linuxの場合は/etc/opt/novell/zenworks/datamodelにあります。
(条件付き) ZENworksレポーティングサーバがプライマリサーバにインストールされている場合、新規ポート番号をODBCデータ情報に追加します。
Windowsサーバの場合: 次を実行します。
デスクトップの[]メニューの[]をクリックします。次に、[をダブルクリックします。
[ODBCデータソースアドミニストレータ]ウィンドウが表示されます。
[]タブをクリックします。
[]をダブルクリックします。
[ODBC環境設定]ウィンドウが表示されます。
[]タブをクリックします。
[]パネルで、TCP/IPポート番号の値(デフォルトでは 2638)を、zenworks_database.confで指定したポート番号(ステップ 1で指定した新しい番号)に変更します。
Linuxサーバの場合 /opt/novell/zenworks/share/boe/bobje/odbc.iniファイルで、TCP/IPの値をzenworks_database.confで指定したポート番号(ステップ 1で指定した新しい番号)に変更します。
すべてのプライマリサーバで、データベースサービス、zenserver、およびZENLoaderサービスを再起動します。
Windowsの場合: 次を実行します。
Windowsデスクトップの[スタート]メニューで、[]>[]の順にクリックします。
[]>[]の順にダブルクリックします。
[]、[]、および[]のサービスを再起動します。
Linuxの場合: コンソールのプロンプトで、指定された順序で次のコマンドを入力します。
/etc/init.d/novell-zenmntr stop
/etc/init.d/novell-zenserver stop
/etc/init.d/novell-zenloader stop
/etc/init.d/sybase-asa restart
/etc/init.d/novell-zenserver start
/etc/init.d/novell-zenloader start
/etc/init.d/novell-zenmntr start
TCPポートおよびUDPポートが2638から変更されたとしても、データベースサーバはUDPポート2638もリスンします。詳細については、Sybaseデータベースのマニュアルを参照してください。