デバイスのイメージの作成、イメージのデバイスへの適用、およびイメージングスクリプトのデバイス上での実行を行うことができます。 ZENworks Configuration ManagementはPreboot Services機能を使用して、これらのイメージングタスクをスタートアップ時にデバイス上で実行します。
起動前サービスを使用するには、以下のセクションのタスクを完了する必要があります。
プレブートサービスを使用するには、PXE (Preboot eXecution Environment)が、イメージを取得または適用する管理対象デバイス上で有効になっている必要があります。
PXEがデバイスで有効になっているかどうかを確認するには、デバイスを再起動して、ブートオプション(大部分のデバイスでは<F12>キー)を選択します。ネットワークのブートオプションが表示されている場合はPXEが有効になっています。
デバイスでPXEが有効になっていない場合は、デバイスのBIOSを編集してPXEを有効にします。 デバイスが起動するたびにPXE環境を確実に使用できるようにするには、ブート順を変更して、NIC (Network Interface Card)オプションが他のブートオプションより前に表示されるようにします。
イメージングサーバとは、デバイスのPXEエンジンが接続するPXEサーバです。ZENworksサーバをイメージングサーバとして機能させるには、ZENworksサーバでNovell Proxy DHCP Serviceを起動させるだけです。サービスを開始するときには、スタートアップタイプを手動から自動に変更して、サーバが再起動したときに必ず開始するように設定する必要があります。
サードパーティのイメージングソリューションを使用する場合は、ZENworksコントロールセンターでサードパーティのイメージング設定を行う必要があります。 ZENworksでは、WIMイメージファイル形式および配布にWINPEを使用するMicrosoft ImageXをサポートします。
ZENworksのサードパーティのイメージングでは、ブート方式にPXEのみをサポートします。さらに、ZENworksのサードパーティのイメージングの操作は単一のハードディスクを持つデバイス上でのみ実行できます。
サードパーティのイメージング設定を行う
ZENworksコントロールセンターを実行しているデバイス上にMicrosoft Windows Automated Installationキット1.0/1.1 (WAIK)がインストールされていることを確認します。 WAIKは、MicrosoftのダウンロードセンターWebサイトから自由にダウンロードできます。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックします。[
]パネルで、[ ]>[ ]>[ ]パネルの順にクリックします。[をクリックして、WIMイメージングファイルをアップロードします。[WIMイメージングファイルのアップロード]ダイアログボックスで、以下を実行します。
[winpe.wimを選択します。
]をクリックして参照し、デフォルトでは、\waik\tools\petools\x86にwinpe.wimがインストールされています。
メモ:Novell File Upload拡張機能をこのデバイスにインストールしていない場合は、インストールするディレクトリを参照してアップロードする前にインストールする必要があります。
[
]をクリックします。これでサーバからZENworksコントロールセンターを実行しているデバイスにイメージングファイルがダウンロードされ、またデバイスからサーバにファイルがアップロードされます。ファイルのダウンロードおよびアップロードの進捗が[
]フィールドに表示されます。[をクリックして、ZENworksコントロールセンターを実行しているデバイスにインストールされているMicrosoftイメージングエンジン(imagex.exe)を参照し、選択します。デフォルトでは、\waik\tools\x86にimagex.exeがインストールされています。
サードパーティのイメージング設定を行った後、[
]をクリックします。管理ゾーン内のすべてのプライマリサーバでのコンテンツコンテンツの複製ステータスを表示するには、[
]をクリックします。ステータスが[ ]の場合にのみイメージング操作を開始できます。ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックします。イメージを取得したいデバイスが見つかるまでサーバまたはワークステーションフォルダをナビゲートします。
デバイスをクリックして詳細を表示します。
左ナビゲーションパネルにあるタスクリストで、[
]をクリックして、イメージの取得ウィザードを起動します。[ファイル情報]ページで、次のフィールドに入力し、[
]をクリックします。イメージフォーマット: デバイス用に取得されるイメージの形式を選択します。
サーバおよびファイルパス:
をクリックして、[サーバとパス情報]ダイアログボックスを表示します。以下のオプションを設定します。
サーバオブジェクト/IP/DNS:
アイコンをクリックして、オブジェクト、IPアドレス、またはイメージングサーバの役割に昇格されるプライマリサーバまたはデバイスのDNS名を参照して選択します。
サーバ上のファイルパス:
アイコンをクリックして、イメージファイルを参照して選択します。イメージファイルには、.zmgという、有効なZENworksのイメージファイルであることを示す拡張子が含まれる必要があります。.
メモ:Linux用にDHCPを使用する複数の検索ドメインが設定されており、サーバがWindowsで動作している場合は、指定したファイルシステムを参照できません。
イメージファイル用の共有ネットワークパス: .wimファイルを保存する共有ネットワークパスを指定します。このオプションは、Windowsイメージフォーマットでのみ表示されます。(wim)
Novell File Upload拡張機能をこのデバイスにインストールしていない場合は、インストールするディレクトリを参照してアップロードする前にインストールする必要があります。
WIMイメージファイル名: 次のファイルを保存するファイル名を指定します。wimファイル。このオプションは、Windowsイメージフォーマットでのみ表示されます。(wim)
ネットワーク資格情報:
をクリックして、.wimファイルを持つデバイスにアクセスするために使用されるネットワーク資格情報を参照して選択します。このオプションは、Windowsイメージフォーマットでのみ表示されます。(wim)
圧縮の使用: 圧縮が必要です。次のうちのいずれかを選択してください:
バランス: 再イメージングのスピードの平均とイメージファイルが利用できるディスク領域の間で自動的に圧縮をバランスします。このオプションは、ZENworksイメージ形式でのみ表示されます。
なし: このオプションは、Windowsイメージフォーマットでのみ表示されます。
スピード重視: 再イメージング時間が最短になるように圧縮を最適化します。CPU速度が問題になっている場合は、このオプションを使用します。
容量重視: ディスク領域を節約するようにイメージファイルのサイズを最小化するように圧縮を最適化します。このオプションを選択すると、再イメージング処理が長くなる可能性があります。
[そして[ ]はWindowsイメージフォーマットのデフォルトオプションです。
]はZENworksイメージフォーマットのデフォルトオプションです。イメージバンドルの作成: このフィールドは選択解除したままにしてください。
[イメージファイルサマリ]ページの情報を確認し、[
]をクリックし、次に[ ]をクリックします。イメージングタスクはPreboot Servicesによって完了されるため、デバイスのイメージはデバイスが次に再起動されたときに取得されます。[イメージングワーク]パネルはデバイスの[サマリ]ページにあり、ワークがスケジュールされていることを示します。 ワークが完了すると、このパネルからタスクが削除されます。
デバイスを直ちに再起動してイメージングワークを開始するには、左ナビゲーションパネルの[
] (または[ ])をクリックします。イメージの取得に必要な時間は、デバイスのドライブのサイズに依存します。
イメージをデバイスに適用するには、新しいバンドルの作成 ウィザードを使用してイメージングバンドルを作成します。バンドルには適用したいイメージが含まれます。バンドルの作成の手助けに加えて、ウィザードでは、デバイスへの割り当てを行うことができます。 イメージングバンドルを作成した後に、イメージングワークを開始します。
ZENworksイメージをデバイスに復元するには、ZENworksイメージバンドルを作成する必要があります。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックします。[バンドル]パネルで、[
]>[ ]をクリックして新規バンドルの作成ウィザードを起動します。[バンドルタイプの選択]ページで、[
]を選択して、[ ]をクリックします。[バンドルカテゴリの選択]ページで、[
]を選択して、[ ]をクリックします。以下の表からの情報を使用してフィールドに入力し、ウィザードを完了します。
サードパーティのイメージを復元するには、サードパーティのイメージバンドルを作成する必要があります。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックします。[バンドル]パネルで、[
]>[ ]をクリックして新規バンドルの作成ウィザードを起動します。[バンドルタイプの選択]ページで、[
]を選択して、[ ]をクリックします。[バンドルカテゴリの選択]ページで、[
]を選択して、[ ]をクリックします。以下の表からの情報を使用してフィールドに入力し、ウィザードを完了します。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックします。イメージを適用するデバイスが見つかるまでサーバまたはワークステーションフォルダをナビゲートします。
デバイスをクリックして詳細を表示します。
左ナビゲーションパネルにあるタスクリストで、[
]をクリックして、ワークをスケジュールします。イメージングタスクはPreboot Servicesによって完了されるため、イメージはデバイスが次に再起動されたときにデバイスに適用されます。 [イメージングワーク]パネルはデバイスの[サマリ]ページにあり、ワークがスケジュールされていることを示します。 ワークが完了すると、このパネルからタスクが削除されます。
デバイスを直ちに再起動してイメージングワークを開始するには、左ナビゲーションパネルの[
] (または[ ])をクリックします。イメージングおよびプレブートサービスの詳細については、『ZENworks 10 Configuration Managementプレブートサービスとイメージングリファレンス』を参照してください。