zmanユーティリティは、ZENworksコントロールセンターで多くのタスクを実行するためのコマンドライン管理インタフェースを提供します。たとえば、コンテンツをバンドルに追加したり、ポリシーをデバイスに割り当てたり、デバイスを登録したりできます。コマンドラインユーティリティを使用する主な利点は、繰り返し操作または一括操作を処理するためのスクリプトを作成できることです。ZCCと同様に、zmanユーティリティはすべてのプライマリサーバにインストールされますが、実行できるのはサーバ上のコマンドラインからのみです。
zmanユーティリティの主要な目的は、スクリプトによって操作を実行できるようにすることです。ただし、コマンドラインから手動で操作を実行することもできます。
このユーティリティは、次の場所のすべてのZENworksサーバにインストールされます。
%ZENWORKS_HOME%\bin
%ZENWORKS_HOME%は、ZENworksのインストールパスを示します。Windowsでは、デフォルトパスはC:\Program Files (x86)\Novell\Zenworks\binです。Linuxでは、デフォルトパスは/opt/novell/zenworks/binです。
zmanユーティリティの基本的な構文は次のとおりです。
zman category-action [options]
たとえば、ソフトウェアバンドルをデバイスに割り当てる場合、次のコマンドを使用します。
zman bundle-assign workstation bundle1 wks1
ここで、bundle-assignがcategory-actionとなり、オプションはworkstation bundle1 wks1です。この例では、optionはデバイスタイプ(workstation)、バンドル名(bundle1)、およびターゲットデバイス(wks1)です。
たとえば、デバイスのインベントリスキャンを開始するには、次のコマンドを使用します。
zman inventory-scan-now device/servers/server1
ここで、inventory-scan-nowはcategory-actionとなり、device/servers/server1はスキャン対象のデバイスのフォルダパスを指定するオプションです。
コマンドを理解するには、オンラインヘルプを使用するか、『ZENworks コマンドラインユーティリティリファレンス』のzman(1)
を参照することが早道です。
オンラインヘルプを使用するには、次の操作を行います。
ZENworksサーバのコマンドプロンプトで「zman --help」と入力します。
このコマンドでは、基本的な使用法(構文)および使用可能なコマンドカテゴリのリストが表示されます。または次のように入力してヘルプを使用することもできます。
コマンド |
説明 |
---|---|
zman --help | more |
カテゴリ別にすべてのコマンドが一覧表示されます。 |
zman category --help | more |
カテゴリ内のすべてのコマンドが一覧表示されます。 |
zman command --help | more |
コマンドのヘルプが表示されます。 |