リモートOEM Sybase SQL Anywhereデータベースを使用している場合、リモートデータベースサーバのデータベースを、サポートされている最新のバージョンにアップグレードする必要があります。サポートされているデータベースバージョンの詳細については、『ZENworks 2017 Update 1システム要件』を参照してください。
次の手順を実行して、Sybaseエンジンをアップグレードし、リモートOEM Sybase SQL Anywhereデータベースを自動的に再構築します。
重要:リモートOEM Sybase SQL Anywhereデータベースをアップグレードする前に、データベースファイルとトランザクションログのバックアップを作成してください。詳細については、TID 7009199を参照してください。
すべてのプライマリサーバでZENworksサービスを停止します。ZENworksサーバのサービスの停止と再起動は、アップグレードインストーラが実行します。
リモートOEM Sybase SQL Anywhereデータベースがインストールされているデバイスで、ZENworks 2017のインストールDVDを挿入して、次のいずれかのコマンドを管理者権限で実行します。
Windowsの場合は、外部データベースサーバで次のコマンドを実行します。
DVD_drive:\setup.exe --upgrade-oemdb
または
DVD_drive:\setup.exe -O
Linuxの場合は、外部データベースサーバで次のコマンドを実行します。
sh /media/cdrom/setup.sh --upgrade-oemdb
または
sh /media/cdrom/setup.sh -O
「O」は大文字で入力する必要があります。
イントロダクションページで、次へをクリックします。
使用許諾書ページで、次へをクリックします。
データベースファイルの場所ページで、ZENworksデータベースが存在する場所を指定し、[次へ]をクリックします。
メモ:設定されているデータベースに応じて、[External ZENworks Database Configuration (外部ZENworksデータベースの設定)]または[Audit Database Configuration (Auditデータベースの設定)]、あるいはその両方を指定するよう求められます。
(条件付き) External ZENworks Database Configuration (外部ZENworksデータベースの設定)ページで、次の詳細情報を指定して、[次へ]をクリックします。
データベース名: データベースの名前。
ユーザ名: データベースを変更できるユーザ。ユーザはデータベースを変更するための読み込み/書き込み権限を持っている必要があります。
パスワード: データベースの読み込み/書き込み権限を持つユーザのパスワード。
サーバ名: OEM Sybase SQL Anywhereデータベースサーバの名前。
(条件付き) External ZENworks Database Configuration (外部ZENworksデータベースの設定)ページで、次の詳細情報を指定して、次へをクリックします。
データベース名: データベースの名前。
ユーザ名: データベースを変更できるユーザ。ユーザはデータベースを変更するための読み込み/書き込み権限を持っている必要があります。
パスワード: データベースの読み込み/書き込み権限を持つユーザのパスワード。
サーバ名: OEM Sybase SQL Anywhereデータベースサーバの名前。
次へをクリックします。
OKをクリックしてアップグレードを続行します。
ステップ 6およびステップ 7で指定したデータベース設定詳細が正しい場合、OEM Sybase SQL Anywhereデータベースがアップグレードされ、[インストールが完了しました]ページが表示されます。
次へをクリックします。
アップグレードは正常に終了しましたページで、完了をクリックし、アップグレードを完了します。
メモ:アップグレードが完了したら、ログファイル(ZENworks_OEM_Database_Upgrade_<タイムスタンプ>.log.xml)を調べてエラーを確認します。このログファイルは、Windowsの場合は<Install_location>/Novell/ZENworks/logs、Linuxの場合は/var/opt/novell/log/zenworksにあります。エラーが発生した場合は、Micro Focusサポートにサポートを依頼してください。