ZENworks Asset Management 7.5からZENworks 11 SP2 Asset Managementへデータの移行を開始する前に、次の点に注意してください。
ZENworks 7 Desktop ManagementをZENworks Asset Management 7.5ワークステーションにインストールしてある場合、セクション A.0, ZENworks 7 Desktop ManagementとZENworks 7.5 Asset Managementの両方のマイグレーションを参照して2つの製品を正しい順番で移行してください。
ソースおよびマイグレーション先の両方のデータベースをバックアップする必要があります。
マイグレーションユーティリティを実行する前に、ZENworks Asset Management 7.5のインベントリプロセスをオフにします。
古いマイグレーションユーティリティバージョンでインベントリデータをマイグレートした場合は、同じバージョンを使用してアセット管理データをマイグレートする必要があります。
使用するマイグレーションユーティリティバージョンは、ZENworks 管理ゾーンのバージョンと一致している必要があります。マイグレーションユーティリティは、バージョン番号が一致しないゾーンには接続できません。
オブジェクトを移行できるのは一度だけです。
ネットワークデバイスは移行されません。
インベントリデータはアセット管理データより前に移行する必要があります。段階的マイグレーションを実行する場合は、すべてのステージングが完了するまでアセット管理データを移行しないでください。ステージングの詳細については、マイグレーションのステージングを参照してください。
一部のカスタムレポートは移行されません。移行されないカスタムレポートのリストについては、セクション 1.6.7, カスタムレポートの移行を参照してください。
SQLサーバのマイグレーション時には、ファイルサイズに関する次の推奨内容を考慮してください。
マイグレーション先データファイルは、マイグレーション元のデータファイルの1.1倍以上なければなりません。
マイグレーション先ログファイルは、マイグレーション元のデータファイルの1.2倍以上なければなりません。
同じアセット管理データの一部が含まれたデータインストールをマイグレートすると、マイグレーションプロセス中にマイグレーションエラーが発生したり、失敗することがあります。詳細については、ZENworksオブジェクトとその一意性を参照してください。
マイグレーションパフォーマンスを向上するため、開始前にZENworks Asset Management 7.5データベースをパージしておくことを強く推奨します。詳細については、セクション 1.6.8, マイグレーションパフォーマンスのガイドラインを参照してください。