次の各セクションは、プレブートバンドル以外のバンドルオブジェクトを移行する場合のみ参照してください。プレブートバンドルを移行する場合は、セクション 2.2, プレブートバンドルの移行準備を参照してください。バンドルオブジェクトを移行しない場合は、セクション 2.3, マイグレーションユーティリティの起動までスキップします。
LinuxデバイスにインストールされたZENworks Linux Management Migration Utilityを使用して、プレブートバンドル以外のZENworks Linux ManagementバンドルをZENworks 11 SP2に移行する場合は、次の操作を実行してから、バンドルを移行する必要があります。
ソースデータベースとあて先データベースの両方をバックアップします。
ZENworks Linux Managementサーバにあるパッケージリポジトリのディレクトリにアクセスします。
次の行を付加して/etc/exportsファイルを編集することにより、ZENworks Linux Managementサーバ上のパッケージリポジトリディレクトリでNFS共有を実行します。
/var/opt/novell/zenworks/pkg-repo *(ro,sync)
/etc/exportsファイルを保存します。
/etc/init.d/nfsserver startコマンドを使用して、NFSサーバを起動します。
showmount -e zlm_server_idコマンドを使用して、パッケージリポジトリのディレクトリが共有されているかどうか検証します。
ユーティリティがインストールされているデバイスで、e mkdir -p コマンドを使用してpkg-repoディレクトリを作成します。
パッケージリポジトリディレクトリをマウントするデフォルトの場所は、/mnt/zlmです。
ただし、別の場所を指定してパッケージリポジトリディレクトリをマウントすることもできます。この場所は、必ずアーカイブしてください。[マイグレーション初期設定]ページにあるバンドル設定[
]の値として、この場所を指定する必要があるからですたとえば、デフォルトの場所/mnt/zlmの下にパッケージリポジトリのディレクトリを作成するには、次のコマンドを使用します。
mkdir -p /mnt/zlm/pkg-repo
次のコマンドを使用して、共有されるpkg-repoディレクトリを、デバイス上で作成したディレクトリにマウントします。
mount zlm_server_ip_address:/var/opt/novell/zenworks/pkg-repo /mnt/zlm/pkg-repo/
WindowsデバイスにインストールされたZENworks Linux Management Migration Utilityを使用して、プレブートバンドル以外のZENworks Linux ManagementバンドルをZENworks 11 SP2に移行する場合は、次の操作を実行してから、バンドルを移行する必要があります。
ZENworks Linux Managementサーバにあるパッケージリポジトリのディレクトリにアクセスします。
ZENworks Linux ManagementサーバにあるパッケージリポジトリのディレクトリでSamba共有を実行します。
/etc/samba/smb.conf ファイルを編集し、次の情報を付加します。
[pkg-repo]
comment = All users
path = /var/opt/novell/zenworks/pkg-repo/
read only = No
create mask = 0775
directory mask = 0775
smbpasswd -a testコマンドを実行して、パスワードを指定します。
/etc/init.d/smb start コマンドを使用して、Sambaサービスを開始します。
ユーティリティがインストールされたデバイスで、[
]>[ ]>[ ]の順にクリックします。ZENworks Linux Managementサーバの詳細情報とパッケージリポジトリのパスを指定します。
例: \\ZLM_Server_IP_address\pkg-repo