次のいずれかの方法で、ZENworks のインストールプログラムを起動します。
GUI (グラフィカルユーザインタフェース)のインストール
インストールサーバでNovell ZENworks 11 SP2インストールDVDを挿入します。
Windowsの場合は、言語を選択するインストールページが表示されます。DVDの挿入後に自動的に表示されない場合は、DVDのルートからsetup.exeを実行します。
Linuxの場合は、DVDをマウントしてから、sh /media/cdrom/setup.shを実行します。shコマンドを使用して、権限の問題を解決できます。
外部OEM Sybaseデータベースをインストールした場合(セクション 3.3.4, 外部ZENworksデータベースのインストールを参照)、このプライマリサーバのインストール中にデータベースが適切に更新されるようにするために、次のパラメータを適用して手動で実行可能ファイルを実行する必要があります。
DVD_drive\setup.exe -o
次のステップ 2に進みます。
メモ:ZENworks 11 SP2をWindowsにインストールすると、Strawberry Perlがルートディレクトリにインストールされます。これは、WindowsとLinuxの両方で実行される必要のあるppkg_to_xmlツールに関するPerl実行時要件を満たすためです。このツールは、RPMパッケージファイルを読み込んで、パッケージメタデータを抽出し、これらのパッケージでLinuxバンドルまたは依存バンドルを作成するために必要です。
コマンドラインインストール(Linuxのみ)
インストールサーバでNovell ZENworks 11 SP2インストールDVDを挿入します。
DVDをマウントします。
コマンドラインインストールを開始するために、次の操作を実行します。
全員(「その他」を除く)が読み込みアクセスと実行アクセスを持っているディレクトリにDVDをマウントするか、DVDのファイルをコピーします。
/rootまたはその下層にあるディレクトリにマウントまたはコピーすることはできません。
DVDのファイルをコピーした場合は、全員(「その他」を除く)がインストール先ディレクトリに対して引き続き読み込みアクセスと実行アクセスを持っていることを確認します。
次のコマンドを実行します。
sh /mount_location/setup.sh -e
インストール引数の詳細については、セクション A.0, インストール実行可能引数を参照してください。
次のステップ 2に進みます。
インストール中にインストールに必要なデータの詳細を表 4-1, インストール情報内の情報で参照してください。
GUIインストールを使用している場合は、[
]ボタンをクリックして同様の情報を参照することができます。コマンドラインの場合は、「back」と入力して< Enter>を押すと、前のインストールオプションに戻って変更することができます。
Windowsデバイスで次のいずれかを実行します:
自動的に再起動するよう選択した場合(インストール時に[再起動(再起動しない)を参照してください)、起動プロセスが完了してサービスが起動したら、インストールの検証に進みます。
]オプションを選択した場合。手動で再起動するよう選択した場合(インストール時に[再起動(再起動しない)を参照してください)、インストールが完了してサービスが起動するまで待ってから、インストールの検証で確認する必要があります。
]オプションを選択した場合。メモ:WindowsでもLinuxでも、インストール処理が完了した部分のデータベースは更新され、PRUはダウンロードされてインストールされます。処理中はいずれもCPUの使用率が高くなります。このため、サービスの開始が遅くなり、ZENworksコントロールセンターを開くのにも時間がかかります。
セクション 4.3, インストールの検証に進みます。
以下のいずれか該当するものを実行してステップ 4に進みます。
使用したばかりの方法と同じインストール方法を使用して管理ゾーン用の別のプライマリサーバを作成するには、ステップ 1に戻ります。
他のサーバ上で無干渉のインストールを実行するためにレスポンスファイルを作成した場合は、セクション 4.2.2, インストールの実行に進みます。
必要な情報はインストールフローの順番で一覧表示されています。
表 4-1 インストール情報
インストール情報 |
説明 |
---|---|
インストールパス |
Windowsの場合は、%ProgramFiles%がデフォルトです。サーバが64ビットWindowsデバイスである場合、このパスは、%systemdrive%/Program Filesディレクトリへのパス以外の、サーバ上で現在使用できる任意のパスに変更できます。ただし、指定するインストールパスには、英字だけを含める必要があります。 メモ:Windowsサーバでは、マップされたドライブからZENworks 11SP2をインストールすることはできません。 インストールプログラムはZENworksソフトウェアファイルのインストール用のNovell\ZENworksディレクトリを作成します。 重要:レポーティングサーバをOracleデータベースを使用している64ビットWindowsデバイスにインストールする場合は、カスタマイズした場所を指定してZENworks Configuration Managementをインストールする必要があります。このカスタマイズした場所のパス名には括弧を使用できません。パスに括弧が含まれていると、レポーティングサーバはインストールに失敗します。 メモ:ZENworks Reporting Serverをインストールする場合は、MS-DOSのSFN(8.3とも呼ぶ)スタイルの命名法をZENworks 11 SP2サーバのインストール先に使用できるかどうか確認してください。デフォルトでは、8.3がデバイス上で有効になっています。8.3を有効にする方法の詳細については、Microsoftのマニュアルを参照してください。 インストール中に利用可能なコンテンツリポジトリ用として、Windowsパスに存在するよりも多くのディスク要領が必要な場合は、インストールの完了後に別の場所にパスを変更することができます。詳細については、「 Linuxの場合は、いくつかの固定インストールパスが使用されます。 /opt/novell/zenworks/ /etc/opt/novell/zenworks /var/opt/novell/zenworks /var/opt/novell/log/zenworks/ Linuxサーバ上のディスク容量に関しては、/var/optディレクトリにデータベースおよびコンテンツリポジトリが常駐しています。十分な大きさのパーティションに配置されていることを確認してください。 |
レスポンスファイルパス(オプション) |
インストール実行可能ファイルを-sパラメータを指定して介した場合は、ファイルのパスを指定する必要があります。デフォルトパスはC:\Documents and Settings\Administrator\で、現在のサーバ上で利用可能な任意のパスに変更することができます。 レスポンスファイルを作成するためにプログラムを実行するときにはプライマリサーバソフトウェアはインストールされません。レスポンスファイルの識別と作成に必要なインストールページを表示するだけです。 |
前提条件 |
必要な前提条件がインストールされていない場合は、インストールを続行できません。満たされていない要件は、GUIに表示されるか、またはコマンドラインに一覧表示されます。詳細については、セクション 1.1, プライマリサーバ要件を参照してください。 .NET前提条件が満たされていない場合は、説明内の[ ]リンクをクリックしてZENworksにバンドルされているランタイムバージョンをインストールすることができます。.NETのインストール後、ZENworksのインストールが続行します。このウィザードの起動には、数秒かかることがあります。 |
管理ゾーン |
新しいゾーン: 管理ゾーンで最初のサーバにインストールする場合は、なにを管理ゾーン用の名前とパスワードにするか知っている必要があります(これらは、ZENworksコントロールセンターへのログインに使用されます)。 ゾーン名は20文字に制限されており、固有の名前でなければなりません。ゾーン名に使用できる特殊文字は、- (――) _ (アンダースコア) . (ピリオド)のみです。~ ` ! @ # % ^ & * + = ( ) { } [ ] | \ : ; " ' < > , ? / $ ゾーン管理者パスワードは6文字以上にする必要があり、最大255文字に制限されています。パスワードには$文字は1回だけ使用できます。 デフォルトでは、ログイン名は「administrator」です。インストールが完了したら、ZENworksコントロールセンターを使用して、管理ゾーンへのログインに使用できる他の管理者名を追加できます。 2番目(または後続)のプライマリサーバのインストール中に、サーバはデフォルトで最初のプライマリサーバが使用したポートを使用します。それらのポートが2番目のプライマリサーバで使用中の場合は、別のポートを指定するように求められます。指定したポートは記録しておいてください。ZENworksコントロールセンターにアクセスためのURLで使用する必要があります。 既存のゾーン: 既存の管理ゾーンにインストールする場合は、以下の情報を知っている必要があります。
|
データベースオプション |
ZENworks 11 SP2には、データベースを設定する必要があります。データベースオプションは最初のサーバがゾーンにインストールされたときにのみ表示されます。ただし、データベースのインストールまたは修復をするために特にインストールプログラムを実行することもできます(セクション 3.3.4, 外部ZENworksデータベースのインストールを参照)。 次のデータベースオプションがあります。
重要:外部データベースの場合は、次の点に考慮する必要があります。
|
データベース情報 |
外部データベースオプション([ ]、[ ]、および[ ])の場合は、次に示す情報を知っておく必要があります。デフォルトでいくつかの情報が提供されていますが、必要に応じて変更できます。
|
データベースアクセス |
外部データベースオプション([ ]、および[ ])の場合は、次に示す情報を知っておく必要があります。デフォルトでいくつかの情報が提供されていますが、必要に応じて変更できます。
|
SSL設定(管理ゾーンにインストールされている最初のサーバ用にのみ表示) |
SSL通信を有効にするため、SSL証明書をZENworksサーバに追加する必要があります。内部または外部のどちらの認証局(CA)を使用するかを選択します。 管理ゾーンへのプライマリサーバの後続のインストールでは、最初のサーバのインストールによって確立されたCAが使用されます。 重要:ZENworks 11 SP2のインストール後、プライマリサーバでは内部証明書を外部証明書に変更することしかできません。詳細については、「 [ ]ボタンはこのページに最初にアクセスしたときに表示されるパスを復元します。 |
署名SSL証明書と秘密鍵 |
信頼済みCA署名証明書および秘密鍵を入力するには、[ ]をクリックして証明書および鍵ファイルをブラウズして選択するか、またはこのサーバ用に使用する署名証明書([ ])、および署名証明書に関連付けられている秘密鍵([ ])へのパスを指定します。これ以降にゾーンへプライマリサーバをインストールする際には、最初のサーバのインストール時にゾーン用に設定したCAが使用されます。ゾーンで内部CAが使用されている場合は、CA役割を持つプライマリサーバのIPアドレスまたはDNS名を指定する必要があります。指定が行われないと、ウィザードの処理が続行されません。 LinuxサーバまたはWindowsサーバへのインストール時に選択する外部証明書を作成する方法の詳細については、セクション 3.3.3, 外部証明書の作成を参照してください。 サイレントインストールを使用してサーバへインストールするための外部証明書を作成する方法の詳細については、セクション 4.2.1, レスポンスファイルの作成を参照してください。 |
ルート証明書(オプション) |
信頼済みCAルート証明書を入力するには、[ ]をクリックして証明書をブラウズして選択するか、またはCAのパブリックX.509証明書([ ])へのパスを指定します。 |
ライセンスキー- UNIX/Linux向けの環境設定管理、アセット管理、エンドポイントセキュリティ管理、およびアセットインベントリ用 |
デフォルトでは、ページにリストされているすべてのZENworks 11 SP2製品の[ ]チェックボックスはオンになっています。次の製品が付属しています。
デフォルト設定を維持する場合は、すべての製品が60日のトライアルライセンス付きでインストールされます。 さらに、次のいずれを行うこともできます。
|
Patch Managementのライセンスキー |
ZENworks 11 SP2 Patch Managementソフトウェアは、自動的にインストールされます。ただし、次の条件を満たすときのみ、製品のパッチのダウンロードがアクティブ化されます。
サブスクリプションサービスは、後からZENworksコントロールセンターでアクティブ化することもできます。詳細については、「 ライセンスキーの指定では、追加で会社名と電子メールアドレスも指定する必要があります。 ZENworks 11 SP2 Patch Managementをインストールしない場合は、[ ]チェックボックスの選択を手動で解除し、その製品のライセンスキーを指定しないでください。製品は自動的にインストールされますが、非アクティブ化されます。 |
インストール前の概要 |
GUIインストール: この時点までに入力された情報を変更するには、[ ]をクリックします。[ ]をクリックした後に、ファイルのインストールが開始されます。インストール中に、[ ]をクリックするとインストールを停止できます。その時点までにインストールされたファイルがサーバに残ります。コマンドラインインストール: この時点までに入力した情報を変更する場合は、必要に応じて何度でも「back」と入力して<Enter>を押します。コマンドを再び前に進めるときには、<Enter>を押して前に行った決定を確定します。 |
インストールが完了しました(ロールバックオプション) |
インストールエラーが発生した場合は、このページはこの時点で表示されます。それ以外の場合は、[インストール後のアクション]ページの後に表示されます。 インストール回復: GUIインストールおよびコマンドラインインストールでは、重大なインストールエラーが発生した場合、インストールをロールバックしてサーバを直前の状態に戻すことができます。このオプションは、別のインストールページに表示されています。それ以外の場合は、次の2つのオプションがあります。
重大なインストールエラーが発生した場合は、[ ]を選択してサーバを直前の状態に戻すことができます。インストールプログラムの終了時に、サーバは再起動されません。ただし、インストールを完了するには、サーバを再起動する必要があります。インストールを続行するか、ロールバックするかを決定するには、エラーが一覧表示されたログファイルを確認して、アクションに対して重大なインストールエラーがあるかどうかを判別します。続行を選択した場合は、サーバを再起動してインストールプロセスを完了した後にログに記載されている問題を解決します。 GUIインストールでログファイルにアクセスするには、[ ]をクリックします。コマンドラインインストールでは、ログファイルへのパスが表示されます。 |
インストール後の操作 |
ソフトウェアのインストールが正常に完了した後に実行するアクションを選択するためのオプションが用意されています。
次の利用可能なアクションから選択します。
|
ZENworks System Status Utility |
インストールプログラムを閉じる前に、ZENworksサービスのハートビートチェックを実行できます。結果はインストールログにポストされます。 |
再起動(再起動しない) |
正常なインストール時に、すぐに再起動するか後から再起動するかを選択できます。
データベースへの入力プロセスが原因で、再起動中、またはインストールプログラムが閉じた直後(再起動しないよう選択した場合)は、CPU使用率が高くなる可能性があります。このデータベースアップデートプロセスのため、サービスの起動やZENworksコントロールセンターへのアクセスが遅くなることがあります。 通常、再起動直後に行われるPatch Managementのダウンロード中もCPU利用率が高くなる場合があります。 |
インストールの完了 |
ZENworks 11 SP2用のファイルがすべてインストールされると、選択したアクションが実行されます(それらのアクションを選択しておいた場合)。具体的には、次のようなメカニズムがあります。
重要:コマンドラインを使用してLinuxサーバをインストールしていて、現在のセッションでzmanコマンドを実行する予定の場合は、新たにインストールされた/opt/novell/zenworks/binディレクトリをセッションのパスに追加する必要があります。セッションをログアウトしてから再度ログインして、PATH変数をリセットします。 |