アップグレードには、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)プログラムまたはコマンドライン(Linuxのみ)を使用できます。
重要:プライマリサーバのZENworks 11 SP2へのアップグレードにはZENworksシステム更新を使用しないでください。
Windowsデバイスでは、ZENworksサーバをアップグレードする前に、Windows Updateを実行して使用可能な更新がデバイスにすべてインストールされていることを保証する必要があります。Windows Updateを一度実行した後は無効にして、デバイスのZENworksサーバのアップグレード中にそれ以上更新が行われないことを保証します。
ZENworks 11 SP2にアップグレードするプライマリサーバで、次の手順を実行します。
セクション 2.4, 前提条件で説明されているアップグレードの前提条件を満たしていることを確認します。
次の手順で、ZENworks 11 SP2アップグレードプログラムを起動します。
Linux: Linux端末で、ZENworks 11 SP2インストールメディアのルートまでブラウズし、setup.shコマンドを入力します。
Windows: 次のいずれかの操作を行います。
ZENworks 11 SP2インストールメディアのルートまでブラウズし、setup.exeをダブルクリックします。
DOSウィンドウを開き、ZENworks 11 SP2インストールメディアのルートまでブラウズし、setup.exeコマンドを入力します。
アップグレード中に、アップグレードデータの詳細を理解する必要が生じた場合は、表 2-1, アップグレード情報に記載されている情報を参照してください。
GUIアップグレードを使用している場合は、[
]ボタンをクリックして同様の情報を参照することもできます。Windowsデバイスで次のいずれかを実行します:
自動的に再起動するように選択した場合は(アップグレード時に[サーバの再起動(Windowsの場合のみ)参照)、起動プロセスが完了してサービスが開始したら、ステップ 6に進みます。
]オプションを選択した場合。手動で再起動するように選択した場合は(アップグレード時に[サーバの再起動(Windowsの場合のみ)参照)、アップグレードが完了してサービスが開始するまで待機し、ステップ 5で確認する必要があります。
]オプションを選択した場合。アップグレードが完了してZENworksサービスが再開されたら、次のいずれかを行って、ZENworks 11 SP2が実行されていることを確認します。
GUIを使用したWindowsサービスのチェック:
サーバで、[
]をクリックし、[ ]、[ ]の順に選択して[ ]および[ ]サービスの状態を確認します。サービスが実行中でない場合は、サービスを開始します。[
]サービスを右クリックして[ ]を選択し、[ ]サービスを右クリックして[ ]をクリックします。または、[
]の[ ]オプションを使用して、関連するサービスをすべて停止します。これによって、 を含む関連する各サービスはいったん停止してから、正しい順番で起動されます。ZENworksコントロールセンターの実行:
ネットワーク内の任意のデバイスのWebブラウザで、次のURLを使用してZENworksコントロールセンターを開きます。
https://DNS_name_or_IP_address_of_Primary_Server:port_number/zenworks
特定のサービスコマンドを使用したLinuxサービスのチェック:
サーバで次のコマンドを実行します。
/etc/init.d/novell-zenserver status
/etc/init.d/novell-zenloader status
サービスが実行されていない場合は、次のコマンドを実行してZENworksサービスを開始します。
/etc/init.d/novell-zenserver start
/etc/init.d/novell-zenloader start
設定コマンドを使用したLinuxサービスのチェック:
サーバで次のコマンドを実行します。
/opt/novell/zenworks/bin/novell-zenworks-configure ‑c SystemStatus
これによりすべてのZENworksサービスおよびその状態が一覧表示されます。
サービスを実行するには、次のコマンドを実行してください。
/opt/novell/zenworks/bin/novell-zenworks-configure ‑c Start
他のプライマリサーバをアップグレードするには、ステップ 2から繰り返します。
重要:管理ゾーン内にあるプライマリサーバすべてのアップグレードが完了するまで、これらのステップを繰り返します。システム更新によってZENworks Adaptive Agentsがアップグレードされたその他の管理対象デバイスは、まだアップグレードされていないプライマリサーバには接続できないようにしてください。
ZENworks Configuration Management 10.3.xおよびZENworks 11からZENworks 11 SP2にアップグレードする必要があるアップグレード情報を、インストールフローの順序に従って、次の表に示します。
表 2-1 アップグレード情報
アップグレード情報 |
説明 |
---|---|
使用許諾契約 |
使用許諾契約を受諾しない場合は、アップグレードプログラムが終了します。 |
ZENworks前提条件 |
必要な前提条件を満たしていない場合は、アップグレードを続行できません。満たされていない要件は、GUIに表示されるか、またはコマンドラインに一覧表示されます。詳細については、 .NET前提条件が満たされていない場合は、説明内の[ ]リンクをクリックしてZENworksにバンドルされているランタイムバージョンをインストールすることができます。.NET 3.5 SP1フレームワークとそのすべての最新アップデートをインストールしたか確認します。.NETのインストール後、ZENworksアップグレードが続行します。 |
Upgrade Type(アップグレードタイプ) |
管理ゾーンで最初にアップグレードするプライマリサーバの場合は[はい]、それ以外の場合は[いいえ]を選択します。 [はい]を選択すると、データベース詳細の入力を求められます。 または [いいえ]を選択した場合は、表 2-3, アップグレード情報 - 他のプライマリサーバのアップグレードで説明する手順を実行します。 |
Database Details(データベース詳細) |
データベース詳細を入力し、<Enter>を押します。 |
ゾーン管理者情報 |
管理ゾーン管理者のログイン名とパスワードを指定します。 前のステップで[いいえ]を選択した場合、デバイスは指定されたサーバとゾーン資格情報でデータベースへの接続を試みます。 |
ZENworksライセンス登録 |
Novell ZENworks 11 SP2製品を、アップグレードまたはインストールした後に、有効/無効にします。 メモ:ZENworks 11 SP2ライセンスキーは大文字と小文字が区別されます。アップグレードウィザードでライセンスキーを指定する際、個々の文字の大文字小文字の区別を変更しないでください。 このページは、ゾーンで初めてZENworks 11 SP2アップグレードプログラムを実行した場合またはZENworks 10.3.xのゾーンをアップグレードする場合にのみ表示されます。 メモ:ZENworks 10 Configuration Management SP3をZENworks 11 SP2にアップグレードする場合は、一覧表示された製品のライセンスがすべて表示されます。ただし、ZENworks 11をZENworks 11 SP2にアップグレードする場合は、Full Disk Encryptionのライセンス詳細のみが表示されます。 ZENworks 10 Configuration Management SP3からアップグレードされたZENworks 11 SP2製品の有効化 ZENworks 10 Configuration Management SP3からアップグレードしたZENworks 11 SP2製品を、ZENworks 10 Configuration Management SP3のライセンス状態に基づいて、有効にすることができます。
|
|
ZENworks 11 SP2 Endpoint Security Managementの有効化 次のいずれかの操作を行います。
ZENworks 11 SP2 Full Disk Encryptionの有効化 次のいずれかの操作を行います。
|
ZENworks診断センター |
ZENworks診断センターを使用して、データベースを検証します。詳細については、ZENworks診断センターの実行によるデータベースの検証を参照してください。 メモ:データベースの検証は、最初のプライマリサーバをZENworks 11 SP2にアップグレードする前に実行する必要があります。 それ以降のサーバのアップグレードでは、データベースを検証する必要はありません。 データベースを検証した後、 このオプションは、ZENworks診断センターを使用してZENworksデータベーススキーマが正しいことを検証したことを確認します。 |
アップグレード前の概要 |
概要には次のフィールドが表示されます。 ZENworksホームディレクトリ: アップグレードするZENworksソフトウェアがインストールされているプライマリサーバ上の場所が表示されます。 ゾーン名: このサーバが属する管理ゾーンの名前が表示されます。 データベースのアップグレード: ZENworksデータベースをアップグレードするかどうかを指定します。ステータスがプログラムによって自動的に確認され、アップグレードが必要かどうかチェックされます。 情報を変更するには、[ ]をクリックします。 |
アップグレードプロセス |
ハードウェアの能力によっては、アップグレードプロセスには数十分かかります。 組み込みSybaseを使用している場合、データベース内のデータ量によっては、アップグレードにかかる時間が長くなる可能性があります。 アップグレード中に、[Novellサポートにお問い合わせください。 ]をクリックしてアップグレードを停止できます。この場合、その時点までにアップグレードされた変更はファイル内にそのまま残ります。キャンセル後の操作の詳細については、 |
アップグレードエラー |
アップグレード中にエラーが発生した場合は、このページが表示されます。詳細については、次の場所にあるログファイルを参照してください。 Windowsの場合
Linuxの場合
エラーを解決して、アップグレードを再開する必要があります。 |
アップグレード後アクション |
アップグレードプログラムを終了する前に、 ZENworksシステムステータスユーティリティを実行して、ZENworksサービスのハートビートチェックを起動するように選択できます。結果はインストールログに転記されます。 |
サーバの再起動(Windowsの場合のみ) |
Windowsプライマリサーバでアップグレードが成功したら、すぐに再起動するか、後で再起動するか選択できます。
|
アップグレードの完了 |
次のアクションを含め、前に選択したアクションが実行されます。
|
ZENworks 11 SP1からZENworks 11 SP2にアップグレードする必要があるアップグレード情報を、インストールフローの順序に従って、次の表に示します。
表 2-2 アップグレード情報
アップグレード情報 |
説明 |
---|---|
使用許諾契約 |
使用許諾契約を受諾しない場合は、アップグレードプログラムが終了します。 |
ZENworks前提条件 |
必要な前提条件を満たしていない場合は、アップグレードを続行できません。満たされていない要件は、GUIに表示されるか、またはコマンドラインに一覧表示されます。詳細については、「 .NET前提条件が満たされていない場合は、説明内の[ ]リンクをクリックしてZENworksにバンドルされているランタイムバージョンをインストールすることができます。.NET 3.5 SP1フレームワークとそのすべての最新アップデートをインストールしたか確認します。.NETのインストール後、ZENworksアップグレードが続行します。 |
ゾーン管理者情報 |
管理ゾーン管理者のログイン名とパスワードを指定します。 前のステップで[いいえ]を選択した場合、デバイスは指定されたサーバとゾーン資格情報でデータベースへの接続を試みます。 |
ZENworksライセンス登録 |
Novell ZENworks 11 SP2製品を、アップグレードまたはインストールした後に、有効/無効にします。 メモ:ZENworks 11 SP2ライセンスキーは大文字と小文字が区別されます。アップグレードウィザードでライセンスキーを指定する際、個々の文字の大文字小文字の区別を変更しないでください。 このページは、ゾーン内で最初にZENworks 11 SP2アップグレードプログラムを実行するときにだけ表示されます。 |
|
ZENworks 11 SP2 Full Disk Encryptionの有効化 次のいずれかの操作を行います。
|
ZENworks診断センター |
ZENworks診断センターを使用して、データベースを検証します。詳細については、ZENworks診断センターの実行によるデータベースの検証を参照してください。 メモ:データベースの検証は、最初のプライマリサーバをZENworks 11 SP2にアップグレードする前に実行する必要があります。 それ以降のサーバのアップグレードでは、データベースを検証する必要はありません。 データベースを検証した後、 このオプションは、ZENworks診断センターを使用してZENworksデータベーススキーマが正しいことを検証したことを確認します。 |
アップグレード前の概要 |
概要には次のフィールドが表示されます。 ZENworksホームディレクトリ: アップグレードするZENworksソフトウェアがインストールされているプライマリサーバ上の場所が表示されます。 ゾーン名: このサーバが属する管理ゾーンの名前が表示されます。 データベースのアップグレード: ZENworksデータベースをアップグレードするかどうかを指定します。ステータスがプログラムによって自動的に確認され、アップグレードが必要かどうかチェックされます。 情報を変更するには、[ ]をクリックします。 |
アップグレードプロセス |
ハードウェアの能力によっては、アップグレードプロセスには数十分かかります。 組み込みSybaseを使用している場合、データベース内のデータ量によっては、アップグレードにかかる時間が長くなる可能性があります。 アップグレード中に、[Novellサポートにお問い合わせください。 ]をクリックしてアップグレードを停止できます。この場合、その時点までにアップグレードされた変更はファイル内にそのまま残ります。キャンセル後の操作の詳細については、 |
アップグレードエラー |
アップグレード中にエラーが発生した場合は、このページが表示されます。詳細については、次の場所にあるログファイルを参照してください。 Windowsの場合
Linuxの場合
エラーを解決して、アップグレードを再開する必要があります。 |
アップグレード後アクション |
アップグレードプログラムを終了する前に、 ZENworksシステムステータスユーティリティを実行して、ZENworksサービスのハートビートチェックを起動するように選択できます。結果はインストールログに転記されます。 |
サーバの再起動(Windowsの場合のみ) |
Windowsプライマリサーバでアップグレードが成功したら、すぐに再起動するか、後で再起動するか選択できます。
|
アップグレードの完了 |
次のアクションを含め、前に選択したアクションが実行されます。
|
表 2-3 アップグレード情報 - 他のプライマリサーバのアップグレード
インストール情報 |
説明 |
---|---|
Primary Server and Zone Credentials(プライマリサーバおよびゾーン資格情報) |
アップグレード済みのプライマリサーバおよびゾーン資格情報の詳細の入力を求められます。 |
ZENworks Database Details(ZENworksデータベース詳細) |
(条件付き)デバイスが、アップグレード済みのプライマリサーバ経由でデータベースに接続できない場合、データベースに直接接続するための詳細の入力を求められます。 メモ:この画面は、ZENworks 10 Configuration Management SP3またはZENworks 11からZENworks 11 SP2にアップグレードしている場合にのみ表示されます。 |
アップグレード前の概要 |
[アップグレード前の概要]ページが表示される前に、サーバ上のZENworksサービスは停止します。この時点でアップグレードをキャンセルした場合、手動でZENworksサービスを再開する必要があります。 概要には次のフィールドが表示されます。 ZENworksホームディレクトリ: アップグレードするZENworksソフトウェアがインストールされているプライマリサーバ上の場所が表示されます。 ゾーン名: このサーバが属する管理ゾーンの名前が表示されます。 データベースのアップグレード: ZENworksデータベースをアップグレードするかどうかを指定します。ステータスがプログラムによって自動的に確認され、アップグレードが必要かどうかチェックされます。 情報を変更するには、[ ]をクリックします。 |
アップグレードプロセス |
ハードウェアの能力によっては、アップグレードプロセスには数十分かかります。 |
アップグレードエラー |
アップグレード中にエラーが発生した場合は、このページが表示されます。詳細については、次の場所にあるログファイルを参照してください。 Windowsの場合
Linuxの場合
エラーを解決して、アップグレードを再開する必要があります。 |
アップグレード後アクション |
アップグレードプログラムを終了する前に、 ZENworksシステムステータスユーティリティを実行して、ZENworksサービスのハートビートチェックを起動するように選択できます。結果はインストールログに転記されます。 |
サーバの再起動(Windowsの場合のみ) |
Windowsプライマリサーバでアップグレードが成功したら、すぐに再起動するか、後で再起動するか選択できます。
|
アップグレードの完了 |
次のアクションを含め、前に選択したアクションが実行されます。
|
初めてプライマリサーバをZENworks 11 SP2にアップグレードする場合、データベースを検証する必要があります。それ以降のサーバのアップグレードでは、この手順を実行する必要はありません。
プライマリサーバのコンソールプロンプトから、次のコマンドを実行します。
Windowsの場合
cd to MEDIA_PATH/Common/tools/zdc
zdc_verifyDB.bat
Linuxの場合
cd to MEDIA_PATH/Common/tools/zdc
./zdc_verifyDB
ZENworks診断センターは、診断テストを実行し、レポートをHTML形式で生成します。レポートは、Windowsプライマリサーバの場合は%ZENWORKS_HOME%\logs\zdcreports\%SESSION%ディレクトリ、Linuxプライマリサーバの場合は/var/opt/novell/log/zenworks/zdcreportsディレクトリに、それぞれ保存されます。レポートを表示するには、index.html(reportディレクトリ)を開きます。
診断テストの詳細ログは、Windowsプライマリサーバの場合は%ZENWORKS_HOME%\logs\zdcreports\zdc_zen11_verify_%SESSION%.logディレクトリ、Linuxプライマリサーバの場合は/var/opt/novell/log/zenworks/zdcreportsディレクトリに、それぞれ保存されます。
外部Sybase、MS SQL、またはOracleなどの外部データベースを検証するには、次の手順を実行します。
プライマリサーバのコンソールプロンプトから、次のコマンドを実行します。
Windowsの場合
cd to MEDIA_PATH/Common/tools/zdc
zdc_verifyDB.bat -d check
Linuxの場合
cd to MEDIA_PATH/Common/tools/zdc
./zdc_verifyDB -d check
メモ:-d checkパラメータは、データベースをマシン間で移行する場合に限り使用してください。同じマシンでデータベースをアップグレードする場合は、-d checkパラメータを使用する必要はありません。
データベースのタイプを指定します。データベースタイプに対応する番号を入力します。
(1) Sybase
(2) MS-SQL
(3) Oracle
次のデータベース資格情報を指定します。
データベースサーバIP
ポート番号
データベースアクセスユーザ名
メモ:MS SQLデータベースを使用している場合、ログインに選択している認証タイプに応じた形式でユーザ名を入力します。
Windows認証: <名前>@<ドメイン>
SQL Server認証: <名前>
データベースアクセスパスワード
データベース名
(条件付き)データベースがSybaseである場合、組み込みSybaseデータベースかどうかの入力を求められます。該当する番号を入力します。
(1) はい
(2) いいえ
(条件付き)データベースが組み込みSybaseではない場合、データベースエンジン名を入力します。
ZDCは、診断テストを実行し、レポートをHTML形式で生成します。レポートは、Windowsプライマリサーバの場合は%ZENWORKS_HOME%\logs\zdcreports\%SESSION%ディレクトリ、Linuxプライマリサーバの場合は/var/opt/novell/log/zenworks/zdcreportsディレクトリに、それぞれ保存されます。レポートを表示するには、index.html(reportディレクトリ)を開きます。
診断テストの詳細ログは、Windowsプライマリサーバの場合は%ZENWORKS_HOME%\logs\zdcreports\zdc_zen11_verify_%SESSION%.logディレクトリ、Linuxプライマリサーバの場合は/var/opt/novell/log/zenworks/zdcreportsディレクトリに、それぞれ保存されます。
ZENworks Configuration Management 10.3.xからZENworks 11 SP2にアップグレードしたいプライマリサーバで、次の手順を実行します。
セクション 2.4, 前提条件で説明されているアップグレードの前提条件を満たしていることを確認します。
ZENworks 11 SP2アップグレードプログラムを起動してLinuxターミナルを開き、アップグレードメディアのルートをブラウズして、次のコマンドを入力します。
setup.sh --console
または
setup.sh -e
イントロダクションを確認してから、<Enter>を押して続行します。
ヒント:「back」と入力し、<Enter>を押すと、前のインストールオプションに戻って変更を行うことができます。
使用許諾契約に同意する場合は、「1」と入力して<Enter>を押します。
デフォルト言語は英語です。使用する言語に対応する番号を選択して続行します。
同意しない場合、アップグレードは終了します。
これがアップグレードするプライマリサーバである場合は「Yes」、それ以外の場合は「No」を入力し、<Enter>を押します。
(条件付き)前の画面で「Yes」を入力した場合、データベース詳細の入力を求められます。データベース詳細を入力し、<Enter>を押します。 ステップ8に進みます。
(条件付き)前の画面で「No」を入力した場合、アップグレード済みのプライマリサーバの詳細およびゾーン資格情報の入力を求められます。 要求された詳細を入力し、<Enter>を押します。
(条件付き)デバイスがプライマリサーバに接続できた場合、ステップ14に進みます。
(条件付き)デバイスがプライマリサーバに接続できない場合、データベース詳細の入力を求められます。詳細を入力し、ステップ14に進みます。
[
]行で、<Enter>を押してデフォルト(Administrator)をそのまま使用するか、または管理者名を指定して<Enter>を押します。管理者のパスワードを指定して<Enter>を押します。
デバイスがデータベースサーバに接続できた場合、ステップ11に進みます。接続できなかった場合、データベース詳細の入力を求められます。データベース詳細を入力し、<Enter>を押します。
ZENworks診断センターを実行し、データベースを検証します。詳細については、ZENworks診断センターの実行によるデータベースの検証を参照してください。
メモ:データベースの検証は、最初のプライマリサーバをZENworks 11 SP2にアップグレードする前に実行する必要があります。 それ以降のサーバのアップグレードでは、データベースを検証する必要はありません。
ZENworksデータベーススキーマが正しいことを、ZENworks診断センターを使用して検証したと確認します。
確認しないと、アップグレードを続行できません。
(最初のプライマリサーバのアップグレードまたはアップグレードするゾーンがZENworks 10.3.x)アップグレード用に取得したライセンスキーを1つ指定するたびに<Enter>を押します。
メモ:ZENworks 11 SP2ライセンスキーは大文字と小文字が区別されます。ライセンスキーを指定する際、個々の文字の大文字小文字の区別を変更しないでください。
ライセンスキーを指定しない場合は、単に<Enter>を押して続行します。
他のすべてのプライマリサーバでZENworksサービスを停止し、次に<Enter>を押してローカルサーバのサービスを停止します。
アップグレードの準備をする際、管理ゾーン内にあるすべてのプライマリサーバのサービスを前もって停止しておく必要があります。アップグレードプログラムを開始する前にこれらのサービスを手動で停止した場合でも、1を選択すれば、すべてのサービスを確実に停止できます。
アップグレード中は、データベースサービスを除くZENworksサービスは一切実行できません。
アップグレード前の概要を確認し、<Enter>を押して続行します。
管理ゾーン内にある他のプライマリサーバをアップグレードする場合は、このステップで<Enter>を押すとアップグレードが開始します。
[
]と表示されたら、<Enter>を押して続行します。エラーが表示された場合、/var/opt/novell/log/zenworksまたは/var/opt/novell/log/zenworks/systemupdate/<更新GUID>にあるインストールログを参照してください。
次の操作を実行して、ZENworks 11 SP2が実行されていることを確認します。
特定のサービスコマンドを使用したLinuxサービスのチェック サーバで次のコマンドを実行します。
/etc/init.d/novell-zenserver status
/etc/init.d/novell-zenloader status
サービスが実行されていない場合は、次のコマンドを実行してZENworksサービスを開始します。
/etc/init.d/novell-zenserver start
/etc/init.d/novell-zenloader start
設定コマンドを使用してLinuxサービスをチェックする サーバで次のコマンドを実行します。
/opt/novell/zenworks/bin/novell-zenworks-configure ‑c SystemStatus
これによりすべてのZENworksサービスおよびその状態が一覧表示されます。
サービスを実行するには、次のコマンドを実行してください。
/opt/novell/zenworks/bin/novell-zenworks-configure ‑c Start
ZENworksコントロールセンターの実行 ネットワーク内の任意のデバイスのWebブラウザで、次のURLを使用してZENworksコントロールセンターを開きます。
https://DNS_name_or_IP_address_of_Primary_Server/zenworks
これは、ZENworksをインストールした直後のサーバか、管理対象ワークステーションから実行できます。
他のプライマリサーバをアップグレードするには、ステップ 2から繰り返します。
アップグレード後のタスクについては、「インストール後のタスク
」(『ZENworks 11 SP2インストールガイド』)を参照してください。