ZENworks Configuration Managementはソフトウェアの配布に高い柔軟性を提供します。アプリケーションおよび個別ファイルの配布、デバイス上の既存のファイルへの単なる変更、デバイス上のアプリケーションのインストール、削除、およびロールバックを行うことができます。
ソフトウェアはバンドルを使用して配布されます。バンドルは、すべてのファイル、構成設定、インストール指示などから構成され、デバイス上のアプリケーションまたはファイルを展開および管理する必要があります。バンドルをデバイスに割り当てるとき、定義したスケジュール(配布、起動、および可用性)に従って、バンドルをデバイスにインストールして、実行することができます。
作成できるバンドルには4つのタイプがあります。
Linuxバンドル: Linuxデバイス上でアプリケーションを設定および管理できます。
Linux依存バンドル: ソフトウェアパッケージをLinuxデバイスで利用できるようにして、パッケージ依存性を解決します。
Macintoshバンドル: Macintoshデバイス上でアプリケーションを設定および管理できます。
「プレブート」バンドル: オペレーティングシステムがデバイスで起動する前に、管理対象および管理対象外デバイス上で一連のタスクを実行できます。
Windowsバンドル: Windowsデバイスでアプリケーションを設定および管理できます。
バンドルに含まれているソフトウェアは、ZENworksサーバリポジトリにアップロードされます。これにより、ZENworksサーバおよびZENworks Adaptive Agentが、他のネットワーク場所にアクセスする必要なくソフトウェアを配布することができます。
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ソフトウェアバンドルを作成するには、新しいバンドルの作成ウィザードを使用します。バンドルの作成の手助けに加えて、ウィザードでは、デバイスおよびユーザへの割り当てと配布、起動および可用性スケジュールの作成を行うことができます。
ZENworksコントロールセンターで、バンドルタブをクリックします。
[バンドル]パネルで、新規作成>バンドルの順にクリックして新しいバンドルの作成ウィザードを起動します。
プロンプトに従ってバンドルを作成します。
ウィザードの各ページでヘルプボタンをクリックすると、そのページの詳細情報が表示されます。
ウィザードを完了すると、バンドルが[バンドル]パネルに追加されます。バンドルをクリックすると、バンドルの詳細の表示および変更を行うことができます。
次のセクションの「バンドルの追加」に進みます。
zmanユーティリティでbundle-createコマンドを使用してソフトウェアバンドルを作成することもできます。詳細については、バンドルコマンド
(『ZENworks 11 SP4コマンドラインユーティリティリファレンス』)を参照してください。
バンドルの作成後、インストールしたいデバイスに割り当てる必要があります。デバイスまたはユーザに対して割り当てることができます。
[バンドル]パネルで、割り当てたいバンドルの横のチェックボックスをオンにして選択します。
アクション>デバイスへの割り当ての順にクリックします。
または
アクション>ユーザへの割り当ての順にクリックします。
プロンプトに従ってバンドルを割り当てます。
ウィザードの各ページで[ヘルプ]ボタンをクリックすると、そのページの詳細情報が表示されます。
ウィザードを完了すると、割り当てられたデバイスやユーザがバンドルの[関係]ページに追加されます。バンドルをクリックすると割り当てが表示されます。
zmanユーティリティでbundle-assignコマンドを使用してバンドルを割り当てることもできます。詳細については、バンドルコマンド
(『ZENworks 11 SP4コマンドラインユーティリティリファレンス』)を参照してください。
ソフトウェアの配布の詳細については、『ZENworks 11 SP4ソフトウェア配布リファレンス』を参照してください。