Application Launcherによって記録されたアプリケーションイベントに関する情報を確認するには、ZENworks Database Managementに含まれている定義済みレポートを使用するか、自分のデータベースツールを使用して独自のカスタムレポートを作成することができます。次の節ではそれらの手順について説明します。
ZENworks Desktop Managementには、定義済みのレポートが含まれており、成功したアプリケーションイベントと失敗したアプリケーションイベントを確認することができます。
定義済みのレポートを生成するには、次の手順を実行します。
デスクトップ管理データベースオブジェクトを右クリックし、
をクリックします。リストで、 カテゴリを展開し、必要なレポートを選択します。
をクリックします。
カスタムレポートを作成すると、定義済みレポートに含まれていない情報を検索したり、様々な形式のレポートを生成したりできます。次のサンプルは、ZENworksに同梱されているSybaseデータベースを使用する場合に、レポートの生成に使用できるSQLクエリを示しています。詳細については、データベースのテーブルおよびフィールドを参照してください。
次のクエリは、データベースに格納された成功イベント、失敗イベント、またはローグプロセス管理イベントのすべての情報フィールドを返します。イベントは、データベースに入力された順にソートされます。
SELECT * FROM T_SUCCESS
SELECT * FROM T_FAILURE
SELECT * FROM T_INFO
特定のフィールドでリストをソートするには、次の例のようにORDER BY field_nameを追加します。
SELECT * FROM T_SUCCESS ORDER BY zenWSTDN
SELECT * FROM T_FAILURE ORDER BY zenAppTDN
SELECT * FROM T_INFO ORDER BY zenUserTDN
有効なフィールド名は、データベースのテーブルおよびフィールドの表に一覧表示されています。
あるイベント(成功、失敗など)の特定のイベントタイプ(起動、配布など)のみを含めるには、次の例のようにWHERE zenEventType="event_type"を追加します。
SELECT * FROM T_SUCCESS WHERE zenEventType="Launch Success"
SELECT * FROM T_FAILURE WHERE zenEventType="Launch Failure"
SELECT * FROM T_INFO WHERE zenEventType="Process Terminated"
有効なイベントタイプは、データベースのテーブルおよびフィールドの表に一覧表示されています。
特定のフィールドのみを含めるには、次の例のように「*」をカンマで区切られたフィールドリストに置き換えます。
SELECT zenEventType,zenDateTime,zenUserTDN,zenAppTDN FROM T_SUCCESS WHERE zenEventType="Cache Success" ORDER BY zenUserTDN
データベースは次の3つのテーブルを含んでいます。
T_Success: 成功イベントに関する情報を格納します。
T_Failure: 失敗イベントに関する情報を格納します。
T_Info: ローグプロセス管理イベントに関する情報を格納します。ローグプロセス管理の詳細については、セクション 41.0, ローグプロセスの制御を参照してください。
各データベーステーブルには17個の情報フィールドが含まれています。次の表に、フィールドとそのフィールドを含むデータベーステーブルを一覧表示します。すべてのフィールドのデータ型はvarchar (256)です。
表 44-2 データベースのテーブルおよびフィールド