44.2 SNMPトラップを使用するレポート機能のセットアップ

SNMPトラップを収集する管理コンソールがある場合は、Application Launcherを使用して管理コンソールにSNMPトラップを送信できます。

SNMPトラップを使用するレポート機能をセットアップするには、次の作業を実行します。

44.2.1 SNMPトラップターゲットポリシーの有効化

アプリケーション管理のイベントのレポート機能でSNMPトラップを使用できるようにするには、次の作業を実行してください。

  • ConsoleOneで、SLPのプロパティパッケージのSNMPトラップターゲットポリシーを有効にします。SNMPトラップターゲットポリシーは、トラップを表示する管理コンソールのIPアドレスを単に指定するだけです。SLPのプロパティパッケージにはSNMPトラップターゲットポリシーを1つしか含めることができません。SLPのプロパティパッケージをまだ作成していない、または現在のパッケージのSNMPトラップターゲットポリシーが他のデータベースに使用されている場合は、SLPのプロパティパッケージを新しく作成する必要があります。手順については、次で説明します。
  • SNMPトラップターゲットポリシーの適用対象になるユーザまたはワークステーションが配置されているコンテナとSLPのプロパティパッケージを関連付けます。この関連付けによって、ユーザまたはワークステーションに関するイベントのレポートを生成するときに、Application Launcherが使用するSNMPトラップターゲットが特定されます。

SNMPトラップターゲットポリシーを有効にして、コンテナと関連付けるには

  1. ConsoleOneで、使用するSLPのプロパティパッケージを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

    または

    SLPのプロパティパッケージがない場合は、新しいパッケージを作成するコンテナを右クリックし、[新規]>[ポリシーパッケージ]の順にクリックします。ポリシーパッケージウィザードに従って、SLPのプロパティパッケージを作成します。

    [一般ポリシー]ページ
  2. [一般]ページで、[使用可能]列のチェックボックスを選択し、[SNMPトラップターゲット]ポリシーを有効にします。

  3. リストからポリシーを選択し、[プロパティ]をクリックして、[SNMPトラップターゲット]リストを表示します。

    [SNMPトラップポリシー]ページ
  4. [追加]をクリックして[SNMPターゲット]ダイアログボックスを表示します。管理コンソールが実行されているワークステーションまたはサーバのIPアドレスを指定して[OK]をクリックすると、指定したIPアドレスがリストに追加されます。

  5. ステップ 4を繰り返して、さらにターゲットを追加します。

  6. ターゲットを追加し終わったら、[OK]をクリックして[一般]ページに戻ります。

  7. [関連付け]をクリックして[関連付け]ページを表示します。

    SLPのプロパティパッケージの[関連付け]ページ

    このページを使用して、SNMPトラップターゲットポリシーの適用対象になるユーザまたはワークステーションが配置されているコンテナとSLPのプロパティパッケージを関連付けます。ユーザオブジェクトおよびワークステーションオブジェクトが配置されているコンテナがペアレントコンテナに複数含まれている場合は、各コンテナを選択する代わりに、ペアレントコンテナを選択することができます。

  8. [追加]をクリックし、追加するコンテナを参照して選択します。[OK]をクリックして、選択したコンテナをリストに追加します。

  9. ステップ 8を繰り返して、さらにコンテナを追加します。

  10. コンテナを追加し終わったら、[OK]をクリックして情報を保存します。

44.2.2 SNMPトラップを使用したレポート機能を実現するためのアプリケーションオブジェクトの設定

SNMPトラップターゲットポリシーを有効にして、管理コンソールを実行させると、SNMPトラップレポート機能を使用できるようにアプリケーションオブジェクトを設定できます。イベントのレポート機能はアプリケーションごとに設定します。したがって、イベントのレポートを収集するアプリケーションと、収集しないアプリケーションを選択できます。

SNMPトラップレポート機能、データベースレポート機能、またはログファイルレポート機能を使用するためにアプリケーションを設定する方法については、セクション 44.5, レポート機能を使用するためのアプリケーションの設定を参照してください。